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縦型洗濯機と比較したドラム式洗濯機のメリット・デメリット計18選|選び方は?

2020 10.21この記事はPRを含みます

目次

ドラム式洗濯機とは

洗濯機を新たに購入する場合、ドラム式洗濯機にするか縦型洗濯機にするか考えなければいけません。ドラム式洗濯機は縦型洗濯機とは違い、洗濯槽が斜めに傾いていたり、横向きになっていたりする洗濯機です。

洗濯槽の配置が違うので、縦型洗濯機が水をかくはんすることで発生する水流によるもみ洗いなのに対し、ドラム式洗濯機はドラムを回転させ衣類を持ち上げ落として洗うたたき洗いが基本と、洗い方にも違いがあります。

縦型洗濯機と比較したドラム式洗濯機のメリット10個

洗濯機は毎日使うものですが、頻繁に買い換えるものではありません。買った後に後悔しないためには、ドラム式洗濯機を買うことでどんなメリットを得られるのかということを知る必要があります。

ここからは、縦型洗濯機と比較したドラム式洗濯機のメリット10個を紹介していきます。ドラム式洗濯機のメリットを理解し、洗濯機を選ぶ時の参考材料としてください。

ドラム式洗濯機のメリット1:電気代が安い

ドラム式洗濯機の1つ目のメリットは、衣類を乾燥させるのにかかる電気代が安いことです。

ドラム式洗濯機はヒートポンプ式という空気中にある熱を利用して衣類を乾燥させる方式を取っているのに対し、縦型洗濯機はヒーター式という温風を発生させ衣類を乾燥させる方式を取っています。

もともと空気中にある熱を利用して効率よく乾燥させるヒートポンプ式の方が、省電力で電気代を安く抑えることができます。

ドラム式洗濯機のメリット2:節水性が高い

ドラム式洗濯機の2つ目のメリットは、節水性が高いことです。縦型洗濯機は衣類を水に浸け、水流でもみ洗いするので水をたくさん必要とするのに対して、ドラム式洗濯機はたたき洗いで、衣類をすべて水に浸ける必要がなく、水量が縦型洗濯機よりも少なくて済みます。

どれぐらいの水量で洗濯することができるのかというと、縦型洗濯機と比較すると水量は約1/2で済みます。縦型よりもドラム式の方が水道代を節約することができます。

ドラム式洗濯機のメリット3:優しく洗える

ドラム式洗濯機の3つ目のメリットは、衣類を優しく洗えることです。縦型洗濯機は衣類全部を水に浸けもみ洗いします。衣類同士が何度も擦れるので、洗濯を繰り返すことで生地が傷んでしまいます。

ドラム式洗濯機はたたき洗いで衣類同士が擦れることが少なく、縦型洗濯機よりも衣類を優しく洗うことができます。そのため、おしゃれ着も安心して洗うことができるでしょう。

ドラム式洗濯機のメリット4:乾燥時間が短い

ドラム式洗濯機の4つ目のメリットは、乾燥時間が短いことです。上述した通り、ドラム式洗濯機では空気中にある熱を利用して乾燥させるヒートポンプ式を採用しており効率よく乾燥させることができます。

また、乾燥中もドラムが回り衣類が上から下へと落ちることで縦型洗濯機よりも空気に多く触れることができます。ヒートポンプ式かつ空気にたくさん触れる仕組みをしており短時間で乾燥させることができます。

ドラム式洗濯機のメリット5:乾燥の仕上がり

ドラム式洗濯機の5つ目のメリットは、乾燥の仕上がりです。衣類を外干しするとカラッと乾燥させることができますが、タオルなどはごわつきが気になってしまいます。

ドラム式洗濯機の乾燥機能を利用すると、衣類の間にしっかりと風を行き渡らせながら乾燥させることができるので、ふっくらとした仕上がりになります。外干しせずに洗濯から乾燥まで、1セットで使うと衣類をふっくら仕上げることができます。

ドラム式洗濯機のメリット6:衣類が絡みにくい

ドラム式洗濯機の6つ目のメリットは、衣類が絡みにくいことです。縦型洗濯機は洗濯槽に水を溜め衣類を洗うので、衣類同士が絡まりシワや伸びの原因になります。衣類が絡まることで乾燥にも時間がかかってしまいます。

ドラム式洗濯機は衣類を持ちあげて落として洗うたたき洗いなので衣類が絡みにくいです。衣類が絡みにくい仕組みをしているのでシワや伸びを防ぐことができ、乾燥も短い時間で済みます。

ドラム式洗濯機のメリット7:ダニ対策に効果的

ドラム式洗濯機の7つ目のメリットは、ダニ対策に効果的ということです。普通に洗濯しただけではすべてのダニを死滅させることができませんし、ダニの死骸を落としきることもできません。

ドラム式洗濯機の中には衣類にあらかじめ温風を当て高温にすることで、ダニを死滅させたり動きを抑制したりしてから洗い落とすダニ対策コースを搭載した機種もあり、洗濯と一緒にダニ対策をすることができます。

ドラム式洗濯機のメリット8:外干しや部屋干しがいらない

ドラム式洗濯機の8つ目のメリットは、外干しや部屋干しがいらないことです。ドラム式洗濯機の乾燥機能を利用することで、洗濯物を完全に乾燥させることができます。そのため、干す作業を省くことができます。

花粉の時期に外干しできずに部屋干しして生乾きの臭いに悩ませられたり、雨で干すことができず洗濯物を溜め込むことが少なくなるでしょう。洗濯を朝にする必要もないので、時間に左右されず家事のストレスを減らすことができます。

ドラム式洗濯機のメリット9:衣類が取り出しやすい

ドラム式洗濯機の9つ目のメリットは、衣類が取り出しやすいことです。縦型洗濯機は取り出し口が天辺に設置されているので、衣類を持ちあげて取り出さなければなりません。力が弱い人や背が低い人には大きな負担です。

一方、ドラム式洗濯機は取り出し口が縦型洗濯機よりも低い側面に設置されているので、背が低い人でも力が弱い人でも無理なく重い衣類を取り出すことができます。洗濯槽の中が見やすいので取り忘れも防げます。

ドラム式洗濯機のメリット10:大物洗いが快適

ドラム式洗濯機の10個目のメリットは、大物洗いが快適ということです。縦型洗濯機でも毛布など大物を洗うことができますが、完全に乾燥させることは難しく、外に干したりコインランドリーに持っていったりする手間がかかるでしょう。

ドラム式洗濯機であれば大物洗いコースを搭載している機種もあり、洗濯から乾燥まですることができます。完全に乾燥させ、ふわっとした仕上がりにすることも可能です。

縦型洗濯機と比較したドラム式洗濯機のデメリット8個

ドラム式洗濯機は縦型洗濯機と比較したときにメリットに感じられる部分もあれば、デメリットに感じられる部分もあります。縦型洗濯機にするかドラム式洗濯機にするか考える場合、デメリットもよく理解しておかなければなりません。

ここからは、縦型洗濯機と比較したドラム式洗濯機のデメリットを8個紹介していきます。

ドラム式洗濯機のデメリット1:乾燥容量が少ない

ドラム式洗濯機の1つ目のデメリットは、乾燥容量が少ないことです。例えば、洗濯容量が10kgのドラム式洗濯機で10kgの洗濯物を乾燥させることができるわけではありません。洗濯容量と乾燥容量には差があり、洗濯容量よりも乾燥容量の方が少なくなります。

洗濯容量いっぱいで洗濯したら干すものと乾燥機にかけるものを分けたり、はじめから乾燥容量に合わせた量だけを洗濯するようにしなければなりません。

ドラム式洗濯機のデメリット2:衣類の途中投入ができない

ドラム式洗濯機の2つ目のデメリットは、衣類の途中投入ができないことです。洗濯物の取り出し口が側面にありドアを途中で開けてしまうと水がこぼれてしまうので、水位が一定以上だとドアを開けることができないようになっています。

ドアを途中で開けることができないので、衣類の途中投入ができません。衣類の入れ忘れがあったら最初から洗い直すしかないので縦型洗濯機よりも不便に感じてしまうこともあります。

ドラム式洗濯機のデメリット3:日常的に手入れが必要

ドラム式洗濯機の3つ目のデメリットは、日常的に手入れが必要ということです。縦型洗濯機もお手入れする必要がありますが、ドラム式洗濯機は縦型洗濯機にはないパーツをお手入れしなければなりません。

特に乾燥機能を日常的に使う場合には、排気フィルターや糸くずフィルターにたまるホコリを取り、水洗いし乾燥させる必要があります。作業自体は簡単でも縦型洗濯機ではしなくていい作業ですので負担に感じる方もいるでしょう。

ドラム式洗濯機のデメリット4:洗濯時の騒音

ドラム式洗濯機の4つ目のデメリットは、洗濯時の騒音です。洗いやすすぎの音は縦型洗濯機と大きな差はありませんが、脱水や乾燥中の音が大きくなる傾向にあります。集合住宅では洗濯機の音でトラブルになることも考えられます。

静音性の高い機種も出てきていますし、防振・防音ゴムなどで振動が伝わらないようにする対策はできますが、集合住宅で使用する場合には洗濯機を回す時間に注意が必要でしょう。

ドラム式洗濯機のデメリット5:本体価格が高め

ドラム式洗濯機の5つ目のデメリットは、本体価格が高めということです。ドラム式洗濯機の中には最低限の機能だけを搭載させることで価格を抑えたものもありますが、それでも縦型洗濯機より本体価格が高い傾向にあります。

縦型洗濯機よりもドラム式洗濯機の方がランニングコストが安いですが、本体価格は2倍以上の差が出ることもあり、トータルで損をしてしまうことも考えられます。

ドラム式洗濯機のデメリット6:洗浄能力

ドラム式洗濯機の6つ目のデメリットは、洗浄能力です。縦型洗濯機は水を溜め衣類同士をごしごし擦り合わせながら洗うので泥汚れなども落とすことができます。

ドラム式洗濯機は衣類を上から下へと落として洗うたたき洗いで、衣類を傷めず優しく洗うことができますが、縦型洗濯機ほどの洗浄力を期待することはできません。

ドラム式洗濯機のデメリット7:大きくて重量がある

ドラム式洗濯機の7つ目のデメリットは、大きくて重量があることです。ドラム式洗濯機はコンパクトなサイズのものもありますが、縦型洗濯機よりもサイズが大きく重量が重いものがほとんどです。

設置するスペースがあり衣類の出し入れが無理なくできるのか、設置する床は重量に耐えられるのかということはもちろんのこと、搬入するための動線を確保できるのかを購入前に確認しておく必要があります。

ドラム式洗濯機のデメリット8:衣類の色移り

ドラム式洗濯機の8つ目のデメリットは、衣類の色移りです。縦型洗濯機に比べ水量が約1/2と少ない水で洗うため、色柄物と白い衣類を一緒に洗うと色移りや黒ずみが出てしまう可能性があります。

色柄物と白い衣類を分けたり、使用する洗剤や柔軟剤の適正量を守るなど、縦型洗濯機よりも色移りに気を配らなければいけません。

ドラム式洗濯機の選び方のポイント4選

最後に、ドラム式洗濯機の選び方のポイント4選を紹介していきます。ドラム式洗濯機にするか縦型洗濯機にするか選ぶ場合には、汚れ度合い・設置スペース・乾燥機能の活用・花粉症対策の4つのポイントを見ていく必要があります。

ドラム式洗濯機の選び方1:汚れ度合い

ドラム式洗濯機の1つ目の選び方は、汚れ度合いです。ドラム式洗濯機も以前より汚れ落ちが良くなっていますし通常の汚れは問題なく落とすことができますが、縦型洗濯機の方がゴシゴシ洗うので洗浄力が高いと言えます。

泥遊びをする小さなお子さんやスポーツをする人がいる家庭は、ドラム式洗濯機の洗浄力では物足りないと感じてしまうでしょう。

ドラム式洗濯機の選び方2:設置スペース

ドラム式洗濯機の2つ目の選び方は、設置スペースです。賃貸住宅には、水漏れを防ぐために洗濯防水パンというものが設置されていて、その上に載せることができるサイズの洗濯機でなくては設置することができません。

ドラム式洗濯機の方が縦型洗濯機よりも大きい傾向にあり、防水パンに収まらない可能性が高いです。そのため、設置するスペースがあることを確認してから選ぶようにしましょう。

ドラム式洗濯機の選び方3:乾燥機能の活用

ドラム式洗濯機の3つ目の選び方は、乾燥機能の活用です。縦型洗濯機にも乾燥機能が付いている機種はありますが、ドラム式洗濯機よりも乾燥に時間がかかり電気代もかかってしまいます。

洗濯から乾燥までの工程を一度に済ませたい、乾燥機能を積極的に利用したい、と考えているなら、ヒートポンプ式のドラム式洗濯機を選ぶ方がいいでしょう。逆に乾燥機能を使わないなら縦型洗濯機でも十分と言えます。

ドラム式洗濯機の選び方4:花粉症対策

ドラム式洗濯機の4つ目の選び方は、花粉症対策です。花粉が気になる時期は外干しができず部屋干しという選択になりますが、湿気や臭いが気になります。乾燥機能付きのドラム式洗濯機なら花粉が気になる時期も安心して洗濯することができます。

またドラム式洗濯機の中には衣類についた花粉を落とすことができる機能を備えた機種もあります。花粉症対策を考えている人は、花粉コースを備えた機種を検討してみると良いでしょう。

ドラム式洗濯機の購入を検討してみよう

今回は、縦型洗濯機と比較したドラム式洗濯機のメリット・デメリットを紹介しました。ドラム式洗濯機は節水や節電、家事の時短を期待することができるものの、縦型洗濯機よりも本体価格が高く、スペースを取ってしまうなどの問題点もあります。

ドラム式洗濯機の購入は、メリットだけでなくデメリットも理解したうえで検討するようにしましょう。

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