【電化製品別】光熱費の電気代節約術16選と水道・ガス代節約術8選
2020 10.21この記事はPRを含みます
光熱費は家族の人数によりかかる費用が違う?
光熱費は、光=電気、熱=ガス、の料金を表現しています。また、生活に必要不可欠な固定支出として水道費も入ります。
家族の人数が違えば支払う水道・光熱費もどんどん上がっていくのでしょうか。ここからは、一人暮らし・二人世帯・三人世帯の光熱費について解説していきます。
一人暮らしの場合
初めての一人暮らしだと月の光熱費がいくらになるか予測がつかない方も多いのではないでしょうか。また、予測がつかないと中々一人暮らしに踏み出せません。
地域で基本料金が違いますが、約7,000円~約13,000円が光熱費の平均値となっています。(2020年8月時点)電気代は季節によって使用量が変わるので料金は大きく上下し、プロパンガスだと都市ガスの3倍以上かかることもあります。
二人世帯の場合
2人暮らしになると、単純計算で倍の光熱費がかかると予想される方も多いのではないでしょうか。しかし、一緒に暮らしている人の生活リズムによっては平均光熱費が違ってきます。
二人暮らしの平均光熱費は約15,000円~約20,000円といわれています。(2020年8月時点)
三人世帯の場合
三人世帯の場合について解説します。
三人世帯の平均光熱費は約14,000円~約20,000円です。(2020年8月時点)料金を見れば、二人暮らしと差はないように感じますが、人数が多い分、三人世帯の方が一人分の光熱費代はお得になります。
【電化製品別】光熱費の電気代節約術16選
光熱費を節約するなら、まずは電気代から、すなわち電化製品からと考える方は多いのではないでしょうか。今や、私たちの暮らしには電化製品は必要不可欠なものになっています。
今回は、エアコン・LEDライト・洗濯機・食洗器・テレビ・炊飯器の6種類16つの節約術をピックアップしていきます。
光熱費の電気代節約術についてご興味がある方は、参考にしてください。
エアコンの節約術
夏場や冬場等と大変お世話になるのがエアコンです。最近では、加湿機能がついていたり空気清浄機機能がついていたり自動で風量や風向きを調整してくれたりと、何かと便利になっています。
節約術の種類も他の電化製品と比べてお手軽なものが4つあります。
光熱費の節約術1:節電に最適な夏と冬の設定温度にする
光熱費の節約術の1つ目として、節電に最適な夏と冬の設定温度にすることが挙げられます。
夏の冷房時の設定温度を1℃高くすると、約13%の消費電力削減になると言われています。また、環境省では夏の室内温度の目安を28℃、冬の室内温度の目安20℃を推奨しています。
体感温度を下げたいとき、上げたいときは室内の除湿、加湿をすると体感温度を変動させることができます。ご紹介した温度は目安にすぎませんので、環境や体調等を考慮して、無理のない範囲で設定温度を調節してください。
光熱費の節約術2:扇風機と併用する
光熱費の節約術の2つ目として、扇風機と併用することが挙げられます。
エアコンを運転しても室内温度が下がらないとき、エアコンの設定温度を下げる前に扇風機やサーキュレーターを使用してみてはいかがでしょうか。
扇風機やサーキュレーターで部屋の空気を循環させてあげれば、偏っていた冷たい空気を部屋全体に循環することができます。また、エアコンの風向きを水平にして冷たい風がゆっくり降りてくるようにし、扇風機やサーキュレーターは天井に向かって動かすと効果的です。
光熱費の節約術3:フィルターを定期的に清掃する
光熱費の節約術の3つ目として、フィルターを定期的に清掃することが挙げられます。
フィルターは目詰まりするとエアコンの冷暖房効果が下がってしまいます。そのため、2週間に1度はフィルターの掃除を心がけましょう。そうすることで、冷房時で約4%、暖房時で約6%の消費電力削減に繋がるといわれています。
最近では、運転後にフィルター掃除をしてくれる機能の付いたエアコンもあります。忙しくて掃除できない、面倒だ、と思う方はそういう機能の付いたエアコンを購入することも良いでしょう。
光熱費の節約術4:室外機は日陰に設置する
光熱費の節約術の4つ目として、室外機を日陰に設置することが挙げられます。
直射日光が室外機に当たると室外機が高温になり、稼働効率が悪化します。エアコンに負担がかかって壊れやすくなることもあるため、室外機は日陰に設置するようにしましょう。
また、室外機の風通しも稼働効率を左右します。室外機は部屋の熱を外へ捨てる役割もあり、その際に風通しが悪いと電気を多く使ってしまいます。特に吹き出し口の周りや、吹き出し口周辺に物を置きすぎないよう整理整頓をしておく必要があります。
LEDライトの節約術
ここからは、LEDライトの節約術について解説していきます。LEDライトは他の照明器具よりもずっと長持ちすることはご存知でしょうか。
LEDライトの節約術についてご興味がある方は、参考にしてください。
光熱費の節約術5:蛍光灯や白熱灯をLEDに変えること
LEDは、蛍光灯や白熱灯より長持ちするだけではなく、電気代もLEDの方がずっとお得になります。蛍光灯の約1/2の値段に、白熱灯に関しては約1/6の値段に抑えることができるといわれています。
また、購入コスト面でもお得になっています。購入価格はLEDライトが一番高いのですが、長持ちするためトータルで考えた際は節約できるのではないでしょうか。
洗濯機の節約術
洗濯機にも節約術があります。お風呂のお湯を洗濯機に使い回すことをやっている方もいらっしゃるのでないでしょうか。
こちらではそれ以外の、電気代の節約術を紹介していきます。
光熱費の節約術6:電気代を抑えたい場合はドラム式にする
光熱費の節約術の6つ目として、電気代を抑えたい場合はドラム式にすることが挙げられます。
洗濯機には縦式とドラム式がありますが、省エネ性能で言えばドラム式に軍配が上がるのではないでしょうか。購入金額はドラム式の方が高いですが、対応年数が長いともいわれています。
縦式より汚れが落ちないことがドラム式のデメリットになりますが、洗剤を多めに使う、水量を多くする、稼働時間を多くする、洗濯機の清掃等の対策で解消します。
光熱費の節約術7:洗濯物が良く乾く季節では乾燥機能を使用しない
光熱費の節約術の7つ目として、洗濯物が良く乾く季節では乾燥機能を使用しないことが挙げられます。
乾燥機能を使えば、必然的に電気代がかかります。洗濯機の性能にもよりますが、縦型なら約35~60円、ドラム式なら約25~50円が一回の使用でかかるといわれています。(2020年8月時点)
食洗機の節約術
ここからは食洗機の節約術について解説していきます。食洗器は電気代の他に水道代やガス代もかかるため、節約の余地は沢山あるのではないでしょうか。
食洗機の節約術についてご興味がある方は、参考にしてください。
光熱費の節約術8:手洗いよりも食器洗い乾燥機でまとめ洗いをする
食器洗い乾燥機の主要コストは電気代です。水道代とガス代は手洗いよりも食器洗い乾燥機を使った方が約8,000円の節約になることもあります。
しかし、一人暮らしなど1回で洗う食器が少ない場合は、食器洗い乾燥機より手洗いの方が節約になることもあります。自分のライフスタイルや、洗う食器の量で上手に使い分けましょう。
光熱費の節約術9:電気の契約しているプランを確認する
契約している電気会社を変えるのではなく、電気を契約しているプランを確認することも節約術の1つです。
昼間と夜間で電気代が違う会社もあり、場合によっては、3倍近く値段が違うところもあるようです。今すぐ契約プランをチェックして、割安な時間にまとめ洗いをされるのはいかがでしょうか。
契約しているプランに時間帯割引がない場合は、プラン変更や契約会社変更を検討することも必要になってきます。
冷蔵庫の節約術
日常生活で欠かせない電化製品の1つに冷蔵庫があります。こちらでは冷蔵庫での節約術を3つ、紹介していきます。
冷蔵庫はこまめな節約が効果を発揮するといわれていますので、実践していきましょう。
光熱費の節約術10:冷蔵庫の扉の開閉時間を減らすこと
冷蔵庫の扉の開閉時間が長かったり開閉回数が多かったりすると、冷蔵庫内の温度が上昇し、冷蔵庫を冷やす為の電気代がかかってしまいます。
取り出す食材を決めておいたり、必ず定位置に置いたり、冷蔵庫の開閉時間の短縮や開閉回数を減らす工夫が必要です。また、冷蔵庫内にカーテンをかけて冷気を逃がさない方法もあります。
光熱費の節約術11:風通しのよい場所に設置する
冷蔵庫と壁や棚などの間にスペースがなかったり、冷蔵庫周りに物を置きすぎの状態だと、冷蔵庫の放熱が上手くできずに無駄に消費電力が上がる可能性があります。
冷蔵庫の周り5~10cm程度開けておくと、放熱スペースを確保することができるといわれています。
光熱費の節約術12:設定温度を季節ごとに調節する
冷蔵庫は、季節に合わせた適正温度にするだけで節約効果があるといわれています。購入時の設定温度では無駄に電力を消費している可能性があるため注意しましょう。
目安としては、冷蔵庫1~5℃、冷凍室-18~-22℃、野菜室3~7℃程度だといわれています。アバウトな温度設定しかできない冷蔵庫の場合には厳密に設定することは難しいでしょう。そういう場合は、冬は弱に設定して、夏は中にするだけでも効果的ではないでしょうか。
テレビの節約術
ここからは、テレビの節約術について解説していきます。一見すると、テレビには節約できる箇所がないようにも感じられるかもしれません。
テレビの節約術についてご興味がある方は、参考にしてください。
光熱費の節約術13:高速起動モードは使用しない
通常よりも電力を消費していそうな高速起動モードは不要時はOFFにしましょう。
高速起動モードは使用時だけではなく、待機時にも電力を多く消費してしまうことがあります。また、最近の家電では省エネモードがついている場合が多くありますので、そちらも活用していきましょう。
光熱費の節約術14:予約録画機能は必要最小限に
光熱費の節約術として、予約録画機能は必要最小限にすることが挙げられます。
予約録画機能の場合は、待機電力が消費されてしまいます。そのため、やむを得ない場合を除いては使用しないほうが節約につながります。
炊飯器の節約術
ここからは、炊飯器の節約術について解説していきます。
炊飯器には、マイコン式とIH式という2種類の加熱方法があります。さらに、IH式にも通常のIH式と圧力IH式があるのはご存知でしょうか。節約術と併せて、ご家庭の炊飯器がどのような加熱方法なのかも確認してみてください。
光熱費の節約術15:タイマーを活用しよう
タイマー予約をしている時間でも待機電力を消費しています。マイコン式とIH式を比べてみると、IH式の方が若干待機電力による料金が高くなります。
何もしないで待機電力を消費するより、食べる時間に炊き上がるようセットして待機電力を消費した方が得策ではないでしょうか。
光熱費の節約術16:保温せずに小分けにして冷凍保存する
炊飯しているときと同じくらい電力を消費するのが保温です。炊飯は約1時間ほどで終了しますが、保温は切らないとずっと続いてしまいます。
1日に複数回炊くよりも、一度にたくさん炊いて、使い切らなかった分を冷凍保存しておく方が電気代は安く済みます。
光熱費の水道・ガス代節約術8選
電気代の節約術について解説してきましたが、光熱費は電気代だけではありません。光熱費を節約するにあたり、水道代とガス代も節約対象になり、それらの節約術もあります。
こちらからは、水道代及びガス代の節約術を紹介していきます。
浴槽の節約術
水道代を多く消費する場所と言えば、浴槽を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。そのため、残った湯船のお湯を翌日の洗濯に使い回す、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
お湯を使い回す節約術以外にも様々な節約術が存在しています。こちらでは、湯船にお湯を張ったりする際のガス代の節約術と、水道代の節約術を1つずつ紹介していきます。
光熱費の節約術1:湯船のお湯を使って体を流す
光熱費の節約術として、湯船のお湯を使って体を流すことが挙げられます。
湯船にお湯を張り、そのお湯で体や頭を洗った後に湯船につかると、シャワーの水道代がなくなり、節約になります。一人暮らしの場合、問題なく取り入れられるでしょう。
しかし、複数人で暮らしている場合、後から入る人の湯量や前に入った人の残り湯だということが気になる人も多いのではないでしょうか。湯船の湯を使った後に仕上げにシャワーを使う、節約術を実施するのは最後に入った人限定にするとかの対策で対応しましょう。
光熱費の節約術2:節水シャワーヘッドを取り付ける
光熱費の節約術として、節水シャワーヘッドを取り付けることが挙げられます。
一見する水道代のみに該当するように見えますが、実はガス代にもかかわってきます。穴を小さくする等の水量を抑える工夫がされた節水シャワーヘッドを装着することで、水道代のみならずガス代も節約してくれます。
節水シャワーヘッドの購入金額は、約1000円~約5000円と幅広くあります。初期投資にお金をかけて節約の助けにするアイテムとして活用してみてはいかがでしょうか。
トイレの節約術
ここからは、トイレの節約術について解説していきます。節水する余地がないように見えるトイレですが、節約術は存在しています。
トイレの節約術についてご興味がある方は、参考にしてください。
光熱費の節約術3:水量を使い分ける
1回のトイレで水を流す量は、「大」の方は約8ℓで「小」の方が約6ℓといわれています。
水道料金を1ℓ0.24円と仮定し、1ヶ月30日換算で計算すると1回分だと差額は0.48円程度ですが、1ヶ月で14.4円の差が出ます。さらに使う人数が増えるほど差額は開いていきます。
全て「大」で流さずに、「大」と「小」を使い分けましょう。
光熱費の節約術4:節水グッズを取り入れる
節水グッズは、ネット通販等で手に入り、お手頃価格な物が揃っています。1度取り付ければ長期的に使用できるのも魅力的です。
なお、メーカー専用商品や取り付け不可のトイレがありますので、ご購入の際は商品説明や自宅のトイレをご確認ください。
ガス代の節約術
ガス代の節約と聞いて、最初に思い浮かぶのはコンロという方も多いのではないでしょうか。しかし、ガスコンロの節約術にはどのようなものがあるのでしょうか。
こちらでは、ガスコンロを始めとしたガス代の節約術に解説していきますので参考にしてください。
光熱費の節約術5:物件を選ぶときは都市ガスの物件を選ぶ
都市ガスとプロパンガスの料金設定の違いを見ればその理由が分かります。プロパンガスの料金は基本料金と従量料金の2つから成り立ち、価格相場は地域によって大きく差が出ます。一方都市ガスの場合、基本料金と1ヵ月の使用量によって段階的に変わります。
料金変動が大きいプロパンガスより、一定価格が定められている都市ガスの物件を選んだ方が良いでしょう。
光熱費の節約術6:断熱材を使う
断熱材には大きく分けて繊維系断熱材と発泡プラスチック系断熱材があります。そこから各4種類ずつ枝分かれしますが、各々の断熱材はメリットやデメリットが全く違います。
快適に過ごす為、自宅を守る為の断熱材ですので良く調べて最適なものを選びましょう。
光熱費の節約術7:こまめにガスコンロ周りを掃除する
ガスコンロは使い方や気配りで節約できます。その中の1つに、こまめにガスコンロ周りを掃除するというのが挙げられます。
ガスバーナーの穴に埃や汚れが付着して詰まると、火力が弱まり熱効率が悪化し、それを補おうとガスが多く消費されてしまいます。酷い汚れが付着した後だと、すでにガス代が多く消費されていたり、掃除する気がなくなってしまったりと悪循環に陥ることもあります。
こまめに掃除をして、ガス代の節約とモチベーション維持をしていきましょう。
光熱費の節約術8:野菜の下茹では電子レンジを活用する
ガスコンロと電子レンジは、どちらが使用料金が少ないだろうと気になったことはないでしょうか。実は、ガスコンロより電子レンジの方が割安な場合が多いです。
例えば、野菜の下茹で等の調理の場合は、約5円程度の差で電子レンジが割安です。毎日約5円の差が開くので、年間で約1825円差が開きます。
上手に使い分けて調理中の節約を目指しましょう。
簡単に使える!光熱費の管理アプリ3選
ここまで光熱費の節約術についてご紹介してきました。節約術を覚えたのに、何となくの節約では勿体ないです。節約術を実施して一目で効果がわかるようにしたいと思われる方も多いのではないでしょうか。
月の明細書を取っておいてデータ化するのもいいですが、便利なアプリがあるので、紙の明細書を取っておいたり各会社ごとにあるアプリで毎回確認する手間は省きましょう。
こちらでは、そんな便利なアプリを3つ、ご紹介します。
光熱費の管理アプリ1:水道光熱費グラフ
簡単に使える光熱費の管理アプリに水道光熱費グラフがあります。
家計簿や資料等を図や絵で参照したいという方には、「水道光熱費グラフ」がオススメです。このアプリでは、光熱費にかかる全般の水道電気ガス灯油の4つの項目を入力するだけで、簡単に比較することができます。
数字で表示されるわけではなく、棒グラフや円グラフ等となって表示してくれるので、一目でわかりやすく比較することができます。
光熱費の管理アプリ2:おカネレコ
簡単に使える光熱費の管理アプリにおカネレコがあります。
「おカネレコ」は、水道光熱費のみならず、買い物のレシートなども記録できる家計簿アプリです。お店からもらうレシートを読み取って自動的にデータ換算してくれるアプリです。最短2秒で記録終了できるのも嬉しいポイントではないでしょうか。
面倒な登録情報も一切いらず、すぐに始めることができます。有料版になってしまいますが、パソコンをよく使用する人向けにExcelに出力できる機能もあります。
光熱費の管理アプリ3:enervo
簡単に使える光熱費の管理アプリにenervoがあります。
「enervo(エネル簿)」とは、光熱費をダイエットに見立てて、自分でその効果を確かめることができるアプリです。毎月の光熱費を簡単にインターネットに保存して、いつでも確認することができます。
データをインターネットに保存しているので、自分のデータのみでなく、全ユーザーの光熱費とも比較することができます。リアルな光熱費の平均を割り出すことができ、節約目標が作りやすいというのも特徴です。
光熱費の節約術を実践しよう
様々な光熱費の節約術と便利なアプリをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。光熱費の節約術はどれも簡単で、すぐ手を付けられそうなものばかりです。
アプリの方も、簡単に光熱費をまとめられて一目でわかるようにできる便利なアプリがあります。この機会に、自宅の光熱費を見直して無駄を省いてみてはいかがでしょうか。