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電気ケトルの電気代は?湯沸かし方法別の電気代と電気ケトルのメリット3つを解説

2020 10.21この記事はPRを含みます

電気ケトルとは

電気ケトルとは、電気を使って熱を発生させてお湯を沸かす家電製品です。そのほとんどが容量1リットル以下のもので、使いたい分だけ沸かして使用します。電気ポットや、やかんで沸かすよりも短時間で、手軽に利用できる点が特徴です。

電気ケトルはお湯が沸いたら自動的に通電が切れる仕組みなので、保温機能は付いていません。しかし、沸かしていたのを忘れて事故につながるといった心配は少ないでしょう。

電気ケトルの電気代

象印の「電気ケトル/CK-AX08、CK-AX10」は、湯沸かし時の消費電力は1,300Wとなっています。ほかの電気ケトルでも、一般的な消費電力は約1,300Wです。

つまり、仮に0.5リットル沸かしたとすると、電気代は約1円です。1日に3回沸かす場合、1ヶ月の電気代は1日約3円×30日=約90円となります。

ケトルの電気代
象印 電気ケトル/CK-AX08、CK-AX10

容量によっても電気代が変わる

電気ケトルの電気代は、沸かすお湯の容量やメーカーによって変わります。お湯の容量が増えれば増える程、電気代は高くなります。

しかし、少量を何度も沸かすよりは、一度に沸かす方が電気代は安くて経済的です。保温ができないことを考慮しながら、すぐに使う分だけをまとめて沸かすほうが効率的と言えます。

また、各メーカーから多種多様の電気ケトルが販売されており、電気代や沸かす速度にも違いがあります。どのくらいの頻度で、どのくらいの容量を使いたいのかを考えて、自身に合った電気ケトルを選ぶことが大切です。

電気ケトルを使用するメリット3つ

電気ケトルはコンパクトで手軽に使えて、一人暮らしの人はもちろん、多くの家庭で重宝されています。電気ケトルを使用するメリットとは、どのようなものなのでしょうか。

これから紹介する3つのメリットを知れば、電気ケトルが多くの人に使用されている理由を知ることができるでしょう。

電気ケトルを使用するメリット1:少量でも沸かせる

たとえばコーヒー1杯分、カップラーメン1個分などの少量のお湯を沸かしたいとき、電気ケトルが最適です。使いたい分だけサッと水を入れてスイッチを押すだけで、お湯を簡単に沸かすことができます。

また、料理の最中に少量のお湯が必要なこともあるでしょう。そんなときも、電気ケトルを使えば面倒な手間なくお湯を用意できます。さらに、料理中にコンロが一つ使えなくなる心配もありません。

電気ケトルを使用するメリット2:どこでも使える

電気ケトルはコンセントがあればどこでもお湯を沸かすことができるので、テーブルの上で使用することも可能です。コンパクトで軽量なので、キッチン以外の部屋に持って行ってティータイムを楽しむこともできます。

さらに、コンセントがあれば外でも使えるので、庭でバーベキューをするときなどにも役立つでしょう。アウトドア用の小さい容量のものも販売されており、使用できる場面はどんどん増えてきています。

電気ケトルを使用するメリット3:早く沸かせる

沸かすお湯の量やメーカーにもよりますが、電気ケトルは大体1~3分あればお湯を沸かすことができます。忙しい朝や、急な来客時などに重宝されるメリットです。

また、やかんで沸かすときのように、常に目を見張っている必要もありません。朝起きてスイッチを入れ、身支度をしている間にお湯を沸かすことも可能です。電気ケトルの使用は、生活の時短にもつながると言えます。

【方法別】お湯を沸かすときの電気代2つ

お湯を沸かす方法は、電気ケトル以外には電気ポットとやかんが一般的です。電気ポットとやかんの特徴、それぞれの電気代を知って、電気ケトルと比較してみましょう。自分の生活スタイルや場面によって、使用するものを変えることも大切です。

電気ポットの場合

電気ポットは、電気ケトルと同様に電気を使うので、一見似ているようですが、性能や特徴は大きく異なります。電気ケトルが普及する前までは、この電気ポットが多く使われていました。ここでは、電気ポットの特徴と電気代の目安を紹介します。

電気ポットの特徴

電気ポットの主な特徴は、保温機能が付いていて容量が大きい点です。電気ケトルにはない保温機能は、大きなメリットではないでしょうか。容量は2リットル前後のものが多く、3リットル以上のものも販売されています。

その分電気ポット本体は大きくて重量があり、持ち運びには適していません。さらに温度調節機能や、魔法瓶機能が付いているものもあります。保温のためには常に電力を消費しますが、これらの機能をうまく使うと節約が可能です。

電気ポットの電気代

電気ポットは、お湯を沸かす電気代と保温にかかる電気代の合計になります。

象印の「マイコン沸とうVE電気まほうびん優湯生」は、1日に湯沸かし2回、再沸騰1回で容量2.2リットルの場合、1日当たりの消費電力は0.46kWh、年間電気代が約4,500円です。1日に換算すると約12円、1ヶ月で約360円の電気代がかかります。

保温温度や再沸騰回数で変わるので、用途に合わせて工夫して使用することがポイントです。

象印 マイコン沸とうVE電気まほうびん 優湯生

やかんを使う場合

やかんを使ってお湯を沸かす場合は、コンロに火をかけて沸騰させます。スイッチを押すだけの電気ケトルや電気ポットに比べると、やや手間がかかる方法です。

現代ではやかんを持っていない人も多いでしょうが、電気ケトルや電気ポットにはないメリットも多数あります。

やかんの特徴

やかんには、容量やデザインなど豊富な種類があります。お湯が沸いたら知らせてくれる笛吹タイプや、コーヒーを淹れる際に便利な注ぎ口が細くくびれているタイプも人気です。

さらに、どんな素材で作られているかで特徴が異なります。たとえばホーロー製品は保温性に優れており、銅製品は熱伝導が高いので早くお湯を沸かすことができます。

そしてお手入れのしやすさも、大きなメリットです。使用後に食器と一緒に洗えば、清潔さを保つことができます。

やかんのガス代

やかんに保温機能はないため、電気ケトルと同様に沸かすときにかかる費用のみです。ここではガスで沸かしたときのガス代を紹介します。

一般的に1リットルのお湯をやかんで沸かしたときのガス代は、約2円です。電気ケトルとほぼ変わらない費用で、お湯を沸かすことができます。

しかしプロパンガスだと、その1.5倍~2倍になってしまいます。さらに、やかんは沸かしすぎた分だけガス代が高くなるので、注意が必要です。

電気ケトルの電気代は?―電気ポット、やかんとの比較―

電気ケトルの電気代を節約するコツ

最後に、電気ケトルの電気代を節約するコツを紹介します。電気ケトルは普通に使っても電気代は安いですが、少しの工夫でさらに節約することができます。簡単な方法なので、ぜひ実践してみてください。

定期的なお手入れを心掛ける

電気ケトルは何度も使っていると、電気ケトルの底に水垢が溜まってきます。水垢によって熱伝導が悪くなることで、お湯を沸かす速度が遅くなり、電気代が高くなるのです。

電気ケトルの水垢を取るには市販の洗浄グッズも便利ですが、クエン酸を使用するのがおすすめです。電気ケトルに満水まで水を入れて、クエン酸を約大さじ1杯入れます。沸騰後1~2時間放置して、水で何度かすすぐと完了です。

毎日使用するのであれば、1ヶ月に1回お手入れするといいでしょう。

使う分だけ沸かす

電気ケトルは沸かす量が多ければ多い程、電気代は高くなります。保温機能が付いていないので、余分に沸かした分は温度が冷めてしまいます。つまり、その分の電気代が無駄になってしまうのです。お湯を沸かす前に、どれだけの量が必要なのか考えて使用することが大切です。

また、商品によって沸かせる最低量が決まっているので、自分のライフスタイルに合ったものを購入するよう注意しましょう。

電気ケトルの電気代を把握しよう

電気ケトルは使いたい分だけを、素早く手軽に沸かすことができます。電気代も安く、工夫次第でさらに費用を抑えることができます。

電気ケトル以外に電気ポットや、やかんにもそれぞれ特徴があるので、自分に合ったものを選ぶことが大切です。電気ケトルの電気代やメリットを把握した上で、場面ごとに使い分けるとさらに有効的となるでしょう。

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