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投資と貯金のバランスは重要?投資のポイント3つとよくある失敗を紹介!

2020 10.21この記事はPRを含みます

投資と貯金のバランスは重要?

投資をしてお金が減る可能性があるなら、すべて貯金しておいた方が良いと考える方もいらっしゃるでしょう。貯金しておけば金額自体が減ることはありませんが、お金の価値が下がる可能性があります。

そして投資は、金額が減る可能性もあれば増える可能性もあります。どちらか一方に全資産を費やすのではなく、投資と貯金のバランスを考えて資産のやりくりをしましょう。

これから投資と貯金のバランスについてご紹介します。

決まった割合はない

投資と貯蓄のバランスは大事だと先述しましたが、全資産の何%を貯金に回すべきなどの決まった割合はありません。

進学など近い将来使う予定があるお金や、急な出費のためのお金は貯金に回し、老後の資金や当面使う予定のないお金を投資に回すと良いでしょう。

また、子供の有無、自身の年齢、年収などを基準に自分なりに投資と貯金の割合を決めると良いとされています。

投資する際のポイント3つ

投資はギャンブルだと考える人も多いでしょう。しかし、しっかり勉強し世界の動きや日本情勢を見ればギャンブルでないことがわかります。

貯金していればお金を減らすことはありませんが価値が下がる可能性があり、投資はお金が減る可能性はありますが、増やすことを目的としています。

これから、投資をする際のお金に対しての考え方のポイントを3つご紹介します。

投資する際のポイント1:お金を目的別に分ける

投資は将来のことを考えて長期的かつ計画的にお金を増やしていく方法です。そのため、目先の利益を考えて投資をするとギャンブルになってしまいます。

まず投資をする前に、自身の資産を目的別に分別し考えることが大切です。投資をすれば儲かると考え、使う予定のある資産まで投資に回してしまっては上手な資産運用はできません。それこそ本当のギャンブルになってしまうでしょう。これからお金の分別と役割をご紹介します。

手元のお金

手元のお金とはすぐに使うお金のことです。

生活費はすぐに使う予定のあるお金なので、投資に回すことはおすすめしません。生活費は毎月だいたい同額なので、1カ月でどの程度手元に置いておけばよいか見積もりやすいでしょう。

もしも手元のお金を投資に回してしまい、万が一失敗してしまった場合は取り返しのつかないことになりますので、手元のお金はしっかり確保するようにしましょう。

投資するお金

近い将来、特に使う見込みのないお金を投資するお金や老後資産と考えます。これを余裕資産といいます。

投資は株式投資など元本保証のない投資が多くあるので、万が一無くなっても良い金額を投資するお金と考えましょう。

貯金するお金

貯金するお金とは、すぐに使うお金ではありませんが、1,2年後に使用する予定のお金です。結婚資金や教育費用などのほかに、緊急時のために備えているお金もこちらに該当します。

人によって使用する用途が決まっているお金と用途の決まってないお金の割合は変わってくるでしょう。

用途が決まっている分のお金は投資に回さないことをおすすめします。また、用途が決まっていない備えている分のお金もリスクの高い投資には使わず、安全に運用できるものに使うようにすると良いでしょう。

投資する際のポイント2:お金のバランスを考える

生活費や緊急時のお金を多く取りすぎると投資に充てる資金が少なくなり、将来の金銭的不安になります。反対に投資するお金が多すぎると、生活がままならなくなる可能性があります。

そのため、投資や貯金など、それぞれのお金のバランスを考えることが大切です。

生活費は半年分程度の金額を保有しておくとよいでしょう。それ以外の余剰金で投資信託や株式投資をし、お金を増やしていくと将来的に安心です。

投資する際のポイント3:投資する目的を持つ

アメリカでは投資の目的が退職後のためという傾向にあり、日本では特に目的は決まっていない人が多いようです。また、日本では労働以外でお金儲けすることは良くないこととする風潮があり、その証拠に義務教育ではお金に関する授業は一切ありません。

投資が成功する上での重要なカギは明確な目的を持ち計画的に資産運用することです。そのため、投資を始める時に投資目的を設定することをおすすめします。

【金額別】おすすめの投資方法3つ

投資には少額のものから高額のものまで金額の違いにより、さまざまな方法があります。金額別の投資の特徴や、それぞれのおすすめポイントを交えながら3つの投資方法をご紹介していきます。自身に合った方法を探してみましょう。

おすすめの投資方法1:1000万円以上

投資に充てるお金が1000万円以上ある場合は、リスク回避のために分散投資をおすすめします。どの商品を購入するかは個人や専門家に相談して決めましょう。

そして、投資の割合ですがバランスとしては5割は投資信託、3割が株式投資、残り2割を債券投資のように分散するといいでしょう。

また、投資信託に関して言えば海外商品は国内商品よりもリターンが期待できるため、海外商品の導入もおすすめです。

おすすめの投資方法2:1000万円未満100万円以上

1000万円未満100万円以上の場合は個別の株式がおすすめです。国内の個別株式は一般的に10万単位の金額が必要となるので、投資に100万以上を充てられるお金がある方が良いでしょう。

また投資信託より、高配当な銘柄を狙えることや利回りを上げることができる点がポイントです。ほかにも、株式には株主優待をもらえる銘柄もあるため、優待制度をお得に使えるメリットもあります。

おすすめの投資方法3:100万円未満

100万円未満の少額投資の場合は投資信託をおすすめします。100万円未満ですと優良株を多く購入できないため、投資信託に投資を行うと良いでしょう。

投資信託は株、債券、不動産の入ったバランス型ファンドです。大きくリターンがあるわけではありませんが、株が上がらなくても債権の金利が少しでも入ったり、その逆があったりとリスクが低いものになるでしょう。

投資でよくある失敗3つ

初めて投資をする上で失敗はつきものです。特に短期で収益を出そうとするとなおさらです。

株式投資の場合、短期で収益を出すためには買い時と売り時を的確に判断する必要があります。底値と呼ばれる一番低い時に買い、上がらないだろうというところまで高値がついた時に売れば短期で収益が得られるでしょう。しかし、結果はあとになってみないとわからないものです。

これから投資でよくある失敗を3つご紹介します。

投資でよくある失敗1:税金のことを考えていない

株式投資を行った時には売却益と配当金に税金が掛かり、税率はそれぞれ20.135%です。投資信託の場合は保有、換金、償還した時に生じる利益に対して税金が掛かり、税率はそれぞれ20.135%が課税されます。そのため、課税後にマイナスになってしまう可能性もあります。

特別分配金は非課税など一部例外もありますが、投資で得た収益には税金が掛かることがあることを覚えておきましょう。また、投資で所得が出た場合は確定申告を行います。行わないと脱税になるので注意が必要です。

国税庁

投資でよくある失敗2:集中投資してしまう

投資先を1つに絞ってしまうこともよくある失敗のひとつです。このリスクを回避するために分散投資という投資方法があります。

投資先を1つに絞った場合は、マイナスになる可能性が高くかなりのリスクを背負うことになります。分散投資の場合、すべての投資先で損が出ない限り、大きなマイナスになることはないでしょう。また、マイナスをプラスでカバーすることもできます。

分散投資をしてリスクを上手に回避していきましょう。

投資でよくある失敗3:全額投資する

初めての投資で収益を出すことができると、収益を得られると思い込みがちです。自身の資産バランスを無視し、手元に置くお金や貯金に回すお金を考えずに全額投資することも良くある失敗の1つです。

全額投資して大きな収益を得たい気持ちはわかりますが、投資は必ず収益を得られるわけではありません。リターンがあるものはリスクもあります。資産バランスをしっかり考えた上で投資をしましょう。

投資と貯金のバランスを考えよう

銀行に貯金しておけば金利でお金がどんどん増える時代は大昔の話です。少子高齢化で年金に頼ることもできない、将来安心して暮らせるだけのお給料額ではないのが昨今です。国や会社に頼れないのなら自分で何とかするしかありません。

お金を増やす目的の投資も大切ですが、お金を貯める貯金も大切です。そして、もちろん毎日を豊かに暮らすことも重要です。割合をどうするか投資と貯金のバランスをしっかり考えましょう。

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