貯金がない人の特徴6つ紹介!貯金がない人はどれくらいいるの?
2020 10.21この記事はPRを含みます
貯金がない人はどれくらいいる?
貯金は必要だとわかっていても、なかなか貯金ができない、またはする余裕がない、といった人もいるのではないでしょうか。
金融広報中央委員会が2019年に公表した「家計の金融行動に関する世論調査」を見てみると、金融資産を保有していない人の割合は、単身世帯で38%、2人以上の世帯では23.6%となっています。
貯金がない人の特徴6つ
収入や家庭の事情など、人それぞれに違いがあり、それによって毎月の貯金額も異なりますが、貯金がない人には共通した特徴があるといえます。
以下にその特徴を6つまとめてみましたので、見ていきましょう。
貯金がない人の特徴1:リボ払いや分割払い
貯金がない人の特徴として、リボ払いや分割払いを多用しているといった点があげられます。
1ヶ月に払う金額が微々たるものでも積み重なると、意外と大きな金額になってしまいます。また、利息や手数料によって、使用した金額以上を支払っていることもあるのです。
一見便利なシステムに思えますが、あまりに多用していると、返済に追われて貯金する余裕がなくなってしまうので注意が必要です。
貯金がない人の特徴2:支出の内容を知らない
何にどれだけお金を支払っているのか把握していないことも、貯金ができない人の特徴といえます。
支出の内容を把握できていなければ、1カ月に使える金額がわからず、つい使いすぎて赤字になり貯金ができないことがあります。
家計簿をつけて、支出の内容や予算などについてしっかりと管理できることが理想的ですが、それはハードルが高いと感じる人は、まず週単位で予算を決めてその中でやりくりしてみるとよいでしょう。
貯金がない人の特徴3:無駄遣いが多い
細かい出費や無駄遣いが多いのも、貯金ができない人の特徴です。
毎日コーヒーをテイクアウトしたり、小腹が空いたからとついコンビニでお菓子を買ったりといった細かな出費や無駄遣いが積み重なると、意外と大きな出費になってしまいます。
コーヒーのテイクアウトや、コンビニを利用するのを数日に1回にしてみる、お金を使わない日を意図的に作るなど、少しずつ無駄遣いを減らしてみましょう。
貯金がない人の特徴4:固定費が高い
家賃や住宅ローン、光熱費、通信費など、毎月必ず出ていくお金であるからこそ、固定費が高ければ生活が圧迫され、貯金にまわす余裕がなくなる事態に陥りがちです。
スマートフォンの契約を大手キャリアから格安SIMに変更して通信費を削減したり、電力やガス会社を切り替えて光熱費を節約したりするなど、さまざまな方法があるので、自分にあった方法で固定費を見直してみましょう。
貯金がない人の特徴5:楽観視している
「なんとかなる」とポジティブに考えていくことは精神的には良いことだといえますが、お金に関わることに過度な楽観視は禁物といえます。
貯金がないのに「そのときになればなんとかなる」と楽観視して浪費していると、突然事故にあってしまったとき、大病をしてしまったとき、災害が起こって被災してしまったときなど、万が一のときに身動きが取れなくなる可能性があります。
貯金がない人の特徴6:計画を立てていない
貯金するためには、自分や家族の将来を想像し、具体的に計画を立てていくことが大切です。
2019年の「家計の金融行動に関する世論調査」を見てみると、貯金がない人は、将来についての計画をあまり考えていないといった傾向が読み取れます。
毎日の生活が忙しく余裕がないと、将来について考えることは難しいでしょう。ですが、人生計画を立て、どのような生活を送りたいのかを想像して貯金を始めれば、途中で挫折しづらくなるでしょう。
上手に貯金するコツ6つ
貯金できない人の特徴に、思い当たることがあった人もいるのではないでしょうか。
ここからは、上手に貯金をしていくコツをまとめてみました。ひとつからでも、まずは試してみることで少しずつ貯金ができるようになっていくでしょう。
上手に貯金するコツ1:先取り貯金
あらかじめ給料から先取りして貯金することで、毎月確実にお金が貯まっていきます。
先取り貯金には、積立(定期)貯蓄口座や、勤務先によりますが財形貯蓄制度などがあります。これらを利用すれば、決まった日に自動で口座に移し替えてくれるので、自分で手続きをすることなく、毎月確実に貯金をすることができます。
毎月残ったお金で貯金するのは難しいと感じる人は、利用を検討してみてください。
上手に貯金するコツ2:計画を立てる
漠然と将来のために貯金すると決めてみても、なかなかモチベーションを維持するのは難しいものです。
「○歳までに1,000万円貯める」など具体的な目標を決めて、毎月いくら貯金するのか、ボーナスの月はいくら貯金するのかなど、細かく計画をたててみることが、貯金するための第一歩といえます。
上手に貯金するコツ3:収入を増やす
単純に収入を増やせば、手元に残るお金が多くなり、その分貯金に回すことができます。
昇進やキャリアアップなどで収入が増えることもありますが、すぐには難しいと感じる場合は、クラウドソーシングなどの副業を始めてみましょう。また、大金を稼ぐことはできませんが、アンケートの回答や商品を試して感想を書きポイントを稼ぐポイ活などもおすすめです。
状況によっては、転職することも視野に入れてみるのも良いでしょう。
上手に貯金するコツ4:生活費を減らす
基本的なことですが、生活費を見直して減らせるところを減らすことで、浮いたお金を貯金にまわせるようになります。
家計簿をつけて、食費、娯楽費、交通費などを目に見える状態にすることで、何に浪費しているのか、どこを減らせるのかを理解しやすくなります。
あまり切り詰めすぎても貯金は続きません。メリハリをつけて使うときは使い、我慢するべきところは我慢するのが、無理なく貯金を続けるコツといえるでしょう。
上手に貯金するコツ5:固定費を減らす
毎月かならず掛かる固定費は、見直すことで簡単に支出を抑えることができるようになります。
スマートフォンの契約を大手キャリアから格安SIMに変える、電気・ガス会社を見直して安いところと契約するなど、見直せるところは見直して、浮いたお金をしっかりと貯金していきましょう。
上手に貯金するコツ6:必要な貯金額を知る
目標金額を貯めるために、自分が月にどれだけ貯金しなければならないかを知ることで、より貯金しやすくなるでしょう。
漠然と貯めていくのではなく、明確な目標をもって貯金していく方がモチベーションも続きやすいです。
貯金が安心できる場面6つ
それでは、貯金があることで一体どのような安心できる場面があるのか考えてみましょう。
「貯金があってよかった」と安心できる場面を具体的にイメージすることで、そのときに備えて貯金する意欲が湧いてくるでしょう。
貯金が安心できる場面1:引っ越し
就職や転職で実家を出ることになったり、引っ越すことになったりしたとき、貯金があると安心できます。
引っ越すときには引っ越し代だけではなく、敷金礼金など、何かとお金がかかります。貯金で余裕があるのならば、引っ越しに合わせて家具を新調して、気分を一新したりすることもできるでしょう。
貯金が安心できる場面2:転職
転職をするならば、貯金があるのとないとでは大きく変わってくるでしょう。
雇用保険に入っているならば、退職して失業中の場合は給付金を受け取ることができますが、自己都合で退職した場合は給付制限があり、受け取るまでに3ヶ月掛かってしまいます。そんなとき、貯金があれば、当面の生活費にあてることができます。
やむを得ない場合を除き、転職を考える際は、数カ月分の生活費を貯金してからにしましょう。
貯金が安心できる場面3:災害
災害によって、就職先が失われてしまったり、収入に影響が出てしまったりした場合でも、貯金があれば安心して過ごすことができます。
日本は震災や水害など、自然災害が起きやすい国であり、毎年のようにどこかで災害が起こっています。いつどこで起きるかわからず、いつ自分が被災者になってしまうのかもわかりません。もしものときに備えておくに越したことはありません。
貯金が安心できる場面4:入院や手術
事故などで、入院や手術が必要になってしまった場合、貯金があれば安心できるでしょう。
入院しなければならない、手術しなければならないというのは、精神的な不安も大きくなります。また、入院や手術には大きな出費が伴うことが多いため、貯金があれば、ひとまずお金の心配をしなくても良くなります。
また、入院などによって長く仕事を休まなければならず、収入に影響が出る場合も考えられます。そんなときも、貯金があれば安心できるでしょう。
貯金が安心できる場面5:結婚
結婚するときも、貯金があれば何かと安心することができるでしょう。
思い描いている理想の結婚式をあげることや、憧れの場所へ新婚旅行に行きたいと考えている場合、お金は必ず必要になります。貯金があれば、出来る範囲で妥協せず、選択肢を増やすことができるでしょう。
貯金が安心できる場面6:出産
妊娠や出産する場合でも、貯金があれば、安心して過ごせるでしょう。
出産の際は、給付金や助成金制度などもありますが、実際に給付されるまでには時間がかかることも多いです。また、給付金などでは足りずに、持ち出しになることも考えられます。
手元に貯金があれば、不安になりがちな妊娠生活も、落ち着いて過ごすことができるでしょう。
計画的に貯金しよう
貯金を続けていくのは大変なことですが、貯金があることで自分の人生の選択肢も増えたり、いざというときの安心を得たりすることができます。
少しずつでも、できるところからコツコツと貯金して、まずは1ヶ月分の生活費を目標に、貯金をはじめてみましょう。