アーリーリタイアをするための貯金のコツ3つ|アーリーリタイアとは?
2021 03.12この記事はPRを含みます
アーリーリタイアとはなに?
自分の手で経済的な余裕を作り、仕事に縛られずに生きる事をFIRE(Financial Independence, Retire Early)と呼びます。
アメリカでブームとなったFIREが日本でも話題となり、アーリーリタイアを目指す個人投資家が増加しつつあります。
アーリーリタイアをする=仕事を辞めるという事は安定した収入を得られなくなります。今回はアーリーリタイアする為の貯金のコツ3つをご紹介します。
アーリーリタイアをする際の必要貯金額は?
総務省統計局の調査結果では、2019年の全国平均消費支出は1カ月293,379円で単純計算すると、1年に平均で約3,520,548円必要になります。
40歳でアーリーリタイアし公的年金受給開始を最大75歳まで伸ばすと35年になり、一年間に必要な金額3,520,548円×35年=123,219,180円となります。
つまり約1億2千万円の貯金が必要です。
アーリーリタイアをする利点4つ
アーリーリタイアは、仕事を辞めて自由な時間を過ごす中でアルバイトなどで収入を得ながら生活するセミリタイアとは違い、早期優遇退職制度で退職金を受け取り、貯金、資産、退職金のみで生活することを言います。
必要な貯金額が考えているよりも多くてアーリーリタイア出来ないと考えている方もいらっしゃいますが、アーリーリタイアには魅力的なメリットがあります。
これからアーリーリタイアのメリットを4つご紹介します。
アーリーリタイアをする利点1:ストレスフリー
仕事で感じるストレスには計り知れないものがあります。ストレスの原因は上司や同僚、取引先との人間関係が大半で、その他通勤のストレスややりたい仕事が出来ないストレスなど様々です。
アーリーリタイアをすると会社や仕事で感じるストレスから解放されます。また鬱などの精神的な問題が起こる心配もなくなる事がアーリーリタイアのメリットの1つです。
アーリーリタイアをする利点2:生活習慣の改善
仕事をしていると忙しく夜遅くに帰宅します。疲れているのでとにかく早く休みたいと考え、ゆっくり食事をする時間が惜しくて外食や中食で済ませてしまいます。ゆっくりお風呂に浸かる事も出来ませんし、ゆっくりと眠る事も出来ないのではないでしょうか。
アーリーリタイアをすると時間に余裕がありますので早寝早起きや食事、入浴や睡眠など、生活習慣が改善され健康な身体に近づきます。
アーリーリタイアをする利点3:自由な時間が持てる
アーリーリタイアをすると、今まで仕事をしていた時間を好きな事をする時間に充てる事が出来るようになります。
例えば趣味の釣りに行ったり、ゆっくり音楽を聴いたり、子供と遊ぶ時間も十分確保出来ます。家庭菜園で野菜を作ったり、料理に打ち込んだりと新しい趣味が出来るかもしれません。
アーリーリタイアをした人達は、本来仕事をしていた時間を趣味などをして有意義に使っています。
アーリーリタイアをする利点4:仕事のことを考えなくていい
働いているとつい明日の仕事の事や来週行う業務などを考えてしまいます。そのことによって気が滅入ってしまう方も少なくありません。
仕事の事を考えてしまうと、折角その日の仕事が終わって家に帰ってきてもゆっくり疲れを癒すどころか頭も心も疲れてしまいます。
頭も体も緊張状態が続き、疲労回復する前にまた出勤という流れが普通になってしまいます。
仕事の事を考えなくていいのもアーリーリタイアのメリットです。
アーリーリタイアをするための貯金のコツ3つ
アーリーリタイアをする為に資金準備するには働いて、会社からもらうお給料をコツコツ貯めていくだけではなかなか難しいものがあります。
宝くじの1等を当てて1億を手に入れられれば簡単ですが、そう上手くはいきません。ギャンブルはせずにしっかり堅実に貯めていきましょう。
これからアーリーリタイアをする為の貯金のコツとしてマイホーム購入、積立貯金、資産運用の3つをご紹介します。
貯金のコツ1:マイホーム購入
アーリーリタイアをする前にマイホームを購入しておきましょう。
賃貸住宅に住んでいた場合、万が一病気になって長期入院になり家賃が払えなくなったら最悪の場合ホームレス生活になってしまいます。家族がいるならば最も避けなければいけない事態です。
アーリーリタイアをする前には住居を確保しておくと大変安心です。更に、居住地を移したい時には賃貸物件にすることも出来るかもしれません。
貯金のコツ2:積立貯金
現在30歳でアーリーリタイアを40歳でしたいと考えた時、1億2千万円を10年間で貯めるのに1年で1,200万円貯金する必要があります。ですが30歳で年収1,200万円以上のサラリーマンはそう多くはいないでしょう。
一般的に月収の30%を貯金にまわすと良いと言われています。普通預金よりも僅かですが金利の高い積立貯金をしましょう。
貯金だけでは足りない分は別の方法を併用してお金を貯めましょう。
貯金のコツ3:資金運用
投資信託や不動産投資をして資金運用をしましょう。
投資信託は自分の資金を使ってプロに運用してもらう金融商品です。投資の知識が乏しくてもプロにお任せすれば良いのがメリットですが元本保証がないのでリスクもあります。
不動産投資は住宅だけでなく駐車場などで収入を得る事です。初期投資は高額ですが成功すれば不労所得を得続けられます。
アーリーリタイア準備には貯金も大切ですが資金運用が鍵となるでしょう。
アーリーリタイアした際に必要になるお金6つ
アーリーリタイアをしても支払わなければいけないお金があります。働いている時に比べれば税金など支払う金額は少なくなりますが、全くなくなるわけではありません。
アーリーリタイアの為に折角貯めたお金が税金で減ってしまうのは辛いですが、どんな支出項目があるのか、何にどれくらいかかるのか把握する事で趣味などの好きな事に使えるお金が計算しやすくなります。
アーリーリタイアした際に必要なお金6つをご紹介します。
アーリーリタイアした際に必要になるお金1:年金
企業で働いていないからと言って年金支払い義務がなくなるわけではありません。
サラリーマンをしている時は厚生年金を支払っていますが、自営業や20歳以上の学生、無職の場合は国民年金を支払う義務があります。
国民年金の支払金額は令和2年度現在で月16,540円です。まとめて支払うと少し減額されますが、年間で約20万円弱の支出です。
アーリーリタイアする際は年金を支払う事を覚えておきましょう。
アーリーリタイアした際に必要になるお金2:生活費
1カ月の全国平均支出から趣味、娯楽費、諸雑費を引いた生活費は約20万円です。
使えるものはそのまま利用し、なるべく新しいものを購入しない様にした上で切り詰めた生活をしなければ生活費を大幅に減少させることは難しいでしょう。
移動は自転車にし、衣類は流行よりも機能性を重視し、外食は控えるなど工夫をして生活すれば生活費を安く抑える事が出来ます。
アーリーリタイアした際に必要になるお金3:税金
持ち家や不動産を所有している場合は固定資産税が課税されます。アーリーリタイアをする際は税金の事も考えなければいけません。
税金額は所有する土地や建物の評価額で変わるのでいくらとは言えませんが、通常不動産鑑定士や税理士に依頼すると評価額を算出するのに何万円かかかるようです。
今は大体の評価額を計算してくれるアプリもありますので参考にしてみてください。
アーリーリタイアした際に必要になるお金4:保険料
企業で働いている人が病院に行くと3割負担で受診することが出来ます。これは健康保険料を納めているからです。
企業で働いている時は会社が半分負担してくれる社会保険が、アーリーリタイアをすると全額負担の国民健康保険に変わります。金額は加入者の収入や年齢によって違います。
アーリーリタイアをする前に自分のリタイア後の保険料を算定しておく必要があります。
アーリーリタイアした際に必要になるお金5:趣味
アーリーリタイアをしたのに節約の為に旅行に全く行かず、趣味を全て楽しめないのならアーリーリタイアした意味がなくなってしまいます。
アーリーリタイアする前に低予算で楽しめる趣味を見つけておきましょう。例えばジョギングや地域のスポーツサークルなどです。家庭菜園は育てたものを食べる事が出来るので食費も節約できます。地域の図書館を利用して読書をしてみるのもおすすめです。
必要経費はなるべく抑えましょう。
アーリーリタイアした際に必要になるお金6:その他
どんなに気を付けていても不測の事態は起きるものです。
例えば不慮の事故で入院が必要になってしまったり、こちらが加害者になってしまう場合もあります。保険で賄えれば良いのですが補償内容に入っていない場合もあります。火災などの災害も忘れてはいけません。
様々な状況に対応できる資金が必要です。アーリーリタイアをする際はギリギリの資金で実行する事は避けた方が良いでしょう。
アーリーリタイアをする際にはしっかり貯金しよう!
アーリーリタイアをして会社の煩わしい人間関係や様々なしがらみから解放されればより良い人生が送れます。
しかしそれにはお金が必要不可欠です。自給自足をすると言っても電気、水道、ガスがなくては生きてはいけません。
アーリーリタイアをする前にリタイア後に必要な金額をしっかり計算し、貯金をしっかりして豊かなアーリーリタイア後の生活を謳歌しましょう。