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ウォシュレットの電気代を抑えるコツ9つ|電気代の平均金額も紹介!

2020 10.21この記事はPRを含みます

ウォシュレットの電気代ってどのくらいなのか?

ウォシュレットは水を出す機能と温水にする機能があるため、もちろん使う際には電気を使用していますので、その際の電気代について述べていきます。

それに、ウォシュレットはとても便利ですが、ウォシュレットの運用費を抑えたいという方も多いでしょう。なので、少しの工夫で電気代を抑えることができるコツも紹介していきます。

ウォシュレットについてまず知っていこう

温水洗浄便座であるTOTOのウォシュレットの初代が発売されたのは、1980年のことです。内閣府が2018年にまとめた消費動向調査では、約80%の普及率と報告されています。

温水洗浄便座はTOTOが高いシェアを誇り、様々な他社製品も含め、ウォシュレットと呼ばれていますが、ウォシュレットと登録商標しているのはTOTOなのです。

今や日本人にとって、ウォシュレットは生活にはなくてはならない存在といえるでしょう

ウォシュレットは「貯湯式」「瞬間式」の2種類

ウォシュレットには「貯湯式」と「瞬間式」とがあります。

貯湯式は、タンクの中の水をヒーターで温めて、保温しておくタイプです。瞬間式に比べると、製品はかなり低価格ですが、電気代は高くなります。また続けて使用すると湯切れをすることがあります。

瞬間式は、洗浄する時に瞬間的に湯を沸かすタイプです。製品の価格は高くなりますが、必要なときに湯を沸かすので湯切れの心配はなく、電気代も安くなります。

両方の違いと特徴を知って、商品選びに活かしてください。

ウォシュレットの電気代の平均金額

貯湯式と瞬間式のどちらを選ぶかにより、電気代に大きな差が生まれます。その原因は、水を温水にする時の消費電力の違いです。貯湯式は湯を沸かして保温するための電力、瞬間式は短時間で湯を沸かすための電力なので、掛かる費用に違いがあるのです。

ここでは、それぞれのウォシュレットが、どの程度電力を使用しているかを見ていきます。

「貯湯式」の電気代

一般的な家庭の平均年間消費電力は238kwhとされています。全国家庭電気製品公正取引協議会で定められている新電力料金目安単価の27円で試算してみますと、6,426円が1年間の電気代と言われています。

そこで「貯湯式」の節電機能を使用した場合、消費電力が168kwhとなり、年間電気代は4,536円となります。

全国家庭電気製品公正取引協議会
省エネ性能カタログ

「瞬間式」の電気代

一般的な家庭の平均年間消費電力は114kwhとされています。全国家庭電気製品公正取引協議会で定められている新電力料金目安単価の27円で試算してみますと、3,078円が1年間の電気代と言われています。

そこで「瞬間式」の節電機能を使用した場合、消費電力が88kwhとなり、年間電気代は2,376円となります。

全国家庭電気校正取引協議会
省エネ性能カタログ

ウォシュレットの電気代を抑えるコツ9つ

エアコンや冷蔵庫に気を取られがちな電気代ですが、ウォシュレットの消費電力も決して少なくはありません。

ウォシュレットの消費電力が高くなる理由はいろいろあります。ここではウォシュレットの節電方法を紹介していきます。

ウォシュレットの消費電力のほとんどは、洗浄水を温水にする機能と、便座を暖めるための暖房機能に使われています。この2つの機能を無駄のないよう適切に使えば、電気代は節約が可能となるでしょう。

電気代を抑えるコツ1:使わない時期は電源を切る

ウォシュレットの電源を入れたままにしている方も多いでしょう。こまめに電源を切ったり、使わないときにはコンセントを抜くことで、待機電力を削減できます。

長期間家を空けるときには、コンセントを抜いて出かけるのが効果的です。

電気代を抑えるコツ2:使わない時間帯は節約モードを活用

ほとんどのウォシュレットには節約モードが搭載されてることが多いです。

節約モードとは電力の使用を抑えるモードで、トイレを使わないときには便座温度を下げたり、ヒーターをオフにできるなどができる機能です。

外出時はもちろんですが、就寝前には節約モードにしておくことで、効果的に電気代を抑えることができるでしょう。

電気代を抑えるコツ3:便座の温度を低めに設定

ウォシュレットには便座を温める機能が搭載されています。便座の温度を低めに設定することで消費電力を削減できます。

貯湯式の場合、便座の設定温度を一段階下げた(中→弱)ときには、年間で710円の節約になると報告されています。

資源エネルギー庁 「温水洗浄便座」

電気代を抑えるコツ4:温度設定を都度調整する

ウォシュレットは、便座と水を温めることに多くの電気を消費しています。温度設定を都度調節することで、電気代を節約できます。温度設定を、冬のように寒い季節には「中」、春秋のように暖かい季節には「弱」にして、夏には切ることをおすすめします。

また貯湯式の場合、水の設定温度を一段階下げた(中→弱)ときには、年間で370円の節約になると報告されています。

資源エネルギー庁「温水洗浄便座」

電気代を抑えるコツ5:暑い時期は暖房機能をオフ

便座の暖房機能は、暑い季節にはオフにしましょう。

一年間温度設定をそのままにしている方が、とても多くいらっしゃいます。必要な時期だけ使うようにすると、かなりの節電が期待できます。

電気代を抑えるコツ6:使わないときはトイレのフタを閉じる

ウォシュレットには便座を温める機能を搭載しています。便座のフタを開けておくと、余分な電気を消費してしまいます。

また、貯湯式のウォシュレットでは、フタを閉めた場合と開けっ放しの場合の比較で、年間で940円の節約になると報告されています。

資源エネルギー庁「温水洗浄便座」

電気代を抑えるコツ7:電力会社の見直し

電気代を抑えるのには日々の節電が大切ですが、電力会社を見直すこともよいでしょう。

電気料金比較サイトなどで、電気代のシミュレーションができます。電力会社の変更で年間平均1万円安くなったというアンケート結果もありますので、電力会社を見直し、ウォシュレットを快適に使いましょう。

電気代を抑えるコツ8:ノズルの汚れをこまめに掃除

ウォシュレットのノズル部分に汚れが付着すると、シャワー排出のさいに負荷がかかり、余分な電力を消費することがあります。

ノズルの汚れをこまめに掃除することで、節電の効果が期待できます。

また、こまめに掃除することで、ウォシュレット本体を衛生的に保ち、長持ちさせることが可能となるでしょう。

電気代を抑えるコツ9:高性能な新機種に変える

ウォシュレットはデザイン、性能と共に日々進化しています。古い機種のウォシュレットを使用している場合には、高性能な新機種への買い替えを検討しましょう。

2007年の機種と2017年の最新機種を比べた場合、貯湯式で19%、瞬間式で10%の省エネになると報告されています。

省エネカタログ

ウォシュレットとトイレットペーパーはどちらが安上がり?

「トイレットペーパーの方が安い」「節電したい」などの理由から、ウォシュレットの使用を控えている方もいらっしゃいます。ウォシュレットとトイレットペーパーはどちらが安上がりなのでしょうか。

一般的な4人家族の、1カ月のトイレットペーパー使用量は16ロールと言われています。1ロールの相場を25円前後で計算すると、4人家族の場合は1年間で4,800円となりますが、瞬間式のウォシュレットでしたら、トイレットペーパーを使用するよりも安くなります。

なので、瞬間式のウォシュレットを使用し、水道代を含めても経済的といえるでしょう。

トイレットペーパー使用量

ウォシュレットの電気代が高いときは修理や買い替えを検討すべき?

ウォシュレットは機種によって、電気代が2倍以上の違いがあります。最新の省エネモデルのウォシュレットであれば、年間電気代は約1,800円と抑えることができるでしょう。

またウォシュレットの一般的な寿命とされているのは7~10年と言われてます。古い機種の場合、故障してもメーカーに部品が無い場合もあります。

5年に1度は専門業者に点検依頼するといいでしょう。複数の不具合が見られたときには、買い替えも検討しましょう。

省エネカタログ

ウォシュレットの電気代を抑えるコツを試して節約しよう

ウォシュレットは、私たちの生活に欠かせない存在となっています。しかし気になるのは電気代です。

上記で紹介したように、節電の方法はいろいろあり、少しの工夫で簡単に節電は可能と言えるでしょう。

掃除をしたり、電源をオフにしたりと、ちょっと意識するだけで大きな節電につながりますので、節電方法を活用し日常生活をより良く過ごしてみてください。

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