つみたてNISAの平均利回りとは?NISAと選択に迷ったときの選び方や注意点を紹介!
2023 10.9この記事はPRを含みます
つみたてNISAとは?
つみたてNISAとは、少額からの長期・積立・分散を支援する積立投資専用の「少額投資非課税制度」のことを言います。
NISA口座で運営した利益は税金がかかりません。また投資運営となると難しい知識や損益に対するリスクも大きいですが、一般の人も安心して資産を形成できるようにできた制度が「つみたてNISA」なのです。
つみたてNISAの平均利回り3つ
平均利回りとは、一定の投資期間で投資した元本が1年あたり平均でどのくらい収益を上げたのか示す指標のことです。
つみたてNISAは非課税期間中の値上り益や分配金が非課税になるのでリターンが大きい程、非課税効果は重大です。平均利回りが大きくなる分、変わってきます。
ただし、平均利回りのデータは、あくまでも「過去のデータ」です。それでは、3つの平均利回りをご紹介します。
つみたてNISAの平均利回り1:株式型投資信託
株式型投資信託とは、株式を組入れて運用できる投資信託です。投資信託の利回りは、運用成績を表すトータルリターンで見ます。
利回りは債券より株式、国内より海外が高い傾向があると言われていますが、リスクもあります。つみたてNISAの日本の株式で運用する「国内株式型」が安全・安心です。
また国内の株式市場の情報が一番に入ることや、手数料の低額さが利点でもあります。
つみたてNISAの平均利回り2:バランス型投資信託
バランス型投資信託とは、1つに偏ることなく、複数の資産や市場へ投資する投資信託のことです。バランス型は指標が複数あり、どのように組み合わせるかは、運用会社次第です。
一般的にファンドによって債券、株式重視、ターゲットイヤーなどタイプが異なるため明確な平均は出ていませんが、バランス型の利回りは株式型のみのファンドに比べて低くなります。さらに、株式比率が低いのでリスクも低く抑えられます。
つみたてNISAの平均利回り3:インデックス型
つみたてNISAの対象商品のほとんどは、インデックス型投資信託です。インデックス型とは、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)と同じ値動きに構成された投資信託です。
特定の株式指数に連動して、国内、先進国、新興国、全世界と幅広く分散投資ができるのが、つみたてNISAの特徴です。
国内、海外の場合の平均利回りをご紹介します。
国内の場合
国内のインデックスは、東証株価指数(TOPIX)、日経平均株価の指数に連動しています。
TOPIXは大手銀行株や不動産、建築関係の内需関連株の影響を受けやすく、日経平均株価は、輸出関連、ハイテクなど1単元の株価水準が高い株の影響を受けやすい傾向があります。
ここ数年の平均利回りのデータでは、TOPIXより日経平均株価の方が、やや高い傾向が見受けられます。
海外の場合
海外主要指標は、先進国や新興国に投資する「全世界型」、アジアや南アメリカに投資する「新興国型」、アメリカや欧州に投資する「先進国」、アメリカに投資する「米国型」と、分類されます。
これらの分類別の平均利回りデータによると新興国の市場は伸び悩み、米国の市場の動きが大きくなっています。
しかし、とりわけ米国型が良いとは限りません。どの地域が値上りするかは、プロでも見極めが難しいところです。
NISAとつみたてNISAで選択に迷ったときの選び方8選
NISAには「つみたてNISA」と「一般のNISA」がありますが、つみたてNISAと一般NISAの同時開設はできません。
そうなると、2つのNISAについてよく調べておく必要があります。それぞれメリットもあればデメリットもあります。
つみたてNISAと一般のNISAで迷った場合のために選び方8選ご紹介します。迷った際にぜひ参考にしてみてください。
NISAとつみたてNISAの選び方1:投資できる資金
NISAとつみたてNISAは、年間の積立可能額と累積積立可能額が大きく違います。
NISAは年間120万円まで投資元本を拠出できて、5年間で5つの枠を同時に持てます。よって投資元本の拠出上限は600万円になります。
つみたてNISAは年間40万円投資元本を拠出できます。
NISAとつみたてNISAの選び方2:非課税枠の有効期限
NISAは2014~2023年の期間内で投資した年から5年目の年末までが非課税投資期間です。5年の間で利益確定しても全額非課税となります。
ただし、NISA口座は受渡日ベースのため、特定日が年内でも受渡日が翌年になると前年の非課税投資枠を使い切れ得ないこともあるので年末の取引は要注意です。
つみたてNISAは2018~2023年で20年間、非課税投資を継続できます。NISA同様、利益確定したら非課税投資は終了です。
NISAとつみたてNISAの選び方3:分散投資で運用したい場合
分散投資とは、1つの資産で集中して投資していると、価格変動などで大きな負債を抱えてしまう恐れがあるので複数の投資商品を組み合わせリスクを抑える事です。
投資するなら「分散投資」した方が良いでしょう。
つみたてNISAの場合は、世界中に投資する分散投資型がオススメです。投資信託1本で世界中や複数投資できる商品を選ぶと良いでしょう。NISAもバランスファンドがおすすめです。
NISAとつみたてNISAの選び方4:購入したい投資信託があるか
投資信託を購入する際、信託報酬(手数料)の低いものから選びましょう。
つみたてNISA購入に、指定インデックス投資信託、アクティブ運用投資信託、ETF(上場株式投資信託)の3種類で計183本あり、信託報酬の低い自分に合ったファンドを選びます。
NISAは、NISA口座を損失した場合、損益通算ができないので「運用損失が出にくい」投資信託を選ぶ方が安心です。損益通算とは、赤字の所得を他の所得から差し引くことです。
NISAとつみたてNISAの選び方5:利回りを比較する
株式投資が対象商品のNISA(一般NISA) は、NISA口座で購入すると配当金など非課税で得られます。
NISAで国内を代表する大型企業5社の平均配当利回りは6%です。
国内外、全世界の投資信託で20年間コツコツと運用するつみたてNISAの平均利回り、国内株式、先進国、新興国、米国、全世界のアセットクラス平均利回りは約1.43%~3.84%となります。
NISAとつみたてNISAの選び方6:リスクを比較する
NISAは、非課税投資枠1年間に120万円も5年間の有効、つみたてNISAは1年間に40万円ですが20年間有効期間があります。
投資資金を多くお持ちの方は、国内外幅広く投資できるのがNISAです。有効期限が5年と限られています。また、コツコツと投資するならつみたてNISAがおすすめですが、国が定めた条件をクリアした投資信託しか選ぶことができません。
手数料が高すぎたり、不安定な運用をしている投資信託を買ってしまうことを考えれば、安心して購入できるのは、つみたてNISAとも言えるでしょう。
NISAとつみたてNISAの選び方7:手数料を比較する
NISAとつみたてNISAは、「開設時や運用管理費用」の手数料は、かかりません。
しかし、運用するファンドごとの信託報酬などの手数料は、かかってきます。つみたてNISAの場合、信託報酬0.1%~1%を越えるものまであり、毎年手数料を払うことになります。
一般NISA同様、同じような内容のファンドでも信託報酬の低いものから検討した方が良いでしょう。
NISAとつみたてNISAの選び方8:投資信託が初めての場合
NISAとつみたてNISAは最初の投資信託選びが重要になります。
投資信託が初めての場合は、人気のある純資産額の高いファンドを選ぶと良いでしょう。運用成果の悪いファンドや資金が集まらないファンドは、繰上償還となり途中で強制的に運用が打ち切りとなることがあります。
つみたてNISAをするときの注意点とは?
運用益が20年も非課税で初心者にも資産運用がしやすいつみたてNISAですが、気を付ける注意点がいくつかあります。
つみたてNISAのメリット・デメリットを理解することが、資産運用に重要な事です。のちに慌てることのないよう、抑えておくべき注意点を2つご紹介いたします。
元本割れをする可能性
つみたてNISAを購入するときの注意点は、元本割れする可能性があるということです。
20年後、運用益がマイナスの場合、つまり元本割れしているという事態もあり得ます。こうならないためにも常日頃、つみたてNISAの運用用状況は確認し、運用が思わしくなかった場合の対策やリバランスなどをして立て直します。
平均利回りは過去の実績
過去の実績に基づく平均利回りのデータは、将来の保証をするものではないこと、対象期間を変えていくと利回りの数字が全く違ってくるということに気を付けて、参考にするようにしましょう。
つみたてNISAの対象商品の平均利回りデータ等は、あくまでも過去の実績に基づいた成績のものであり、預金金利保証されている収益ではありません。期間も半年、3年、5年、10年では違った結果になるため注意しましょう。
つみたてNISAや利回りへの理解を深めよう
若い方が老後のためにと長期運用で考える場合は、つみたてNISAがおすすめです。
つみたてNISAで、月いくら投資して20年運用したら、どのくらいの額になるのか、利回りを含めて計算してみると、およその金額が出てきます。
また、銀行や投資のサイトなどでも計算方法等が出ているので参考にしてみてください。
尚、2024年以降、NISAが見直され、非課税対象および非課税投資枠が変わる予定です。
つみたてNISAについて以下のリンク先にまとめていますので、興味がある方はご参照ください。
つみたてNISAのおすすめの銘柄6つ|選ぶ時のポイントや金融機関を紹介
NISA口座をお持ちでない方は、まずは開設してみてはいかがでしょうか。
主要なネット証券(口座数上位5社)としては以下の5社があります。
・楽天証券
・松井証券
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