カンボジアに不動産投資する前に知っておきたい魅力とリスク各5つ
2020 10.21この記事はPRを含みます
カンボジアの基本情報
カンボジアはインドシナ半島の南西寄りにあり、成田空港から直行便で6時間程度の距離にあります。面積は日本の半分程度と少し小さい島で、タイ・ベトナム・ラオスと国境を接していない内陸国です。
国民の9割はクメール人のため、公用語はクメール語ですが、発展途上のカンボジアでは英語力が近年強化されています。英語力を鍛えることで、収入も上がってくると言われています。
カンボジアに不動産投資する5つの魅力
カンボジアでは、外国人が土地を所有することを認めてはいません。しかし、建物の2階以上ならば購入することができます。
カンボジアの不動産投資の対象であるコンドミニアムの5つの魅力について、説明します。
カンボジアに不動産投資する魅力1:経済成長率の高さ
カンボジアに不動産投資する魅力は、まず最近では平均7%という経済成長率の高さです。
2020年の実質経済成長率は7%台を維持するとの見通しが発表されており、不動産投資家はカンボジアの成長余力に大いに魅力を感じています。
経済成長が続くカンボジアは日本企業や海外企業の進出も活発で、特に首都プノンペンは不動産投資が盛んです。
カンボジアに不動産投資する魅力2:米ドル流通国
カンボジアは実質米ドルが流通しているので、米ドル決済ができ安定した投資ができるのは大きな魅力です。また、カンボジアは米ドル決済が可能な東南アジアで唯一の国です。
家賃収入や売却益などを米ドル建てででき、それをそのまま世界中に持ち出すことができるメリットがあります。投資で得た利益も米ドルで受け取ることができ、通貨変動に左右されず、安定して利益を上げることができるので安心です。
カンボジアに不動産投資する魅力3:<平均年齢が若い>
世界でも高いとされている日本の平均年齢45.9歳に比べ、カンボジアの平均年齢は24.4歳と言われています。
また、労働人口は2070年まで増加が予想され、総人口も2080年まで増加すると予想されています。
カンボジアに不動産投資する魅力4:<一等地でも価格が安い>
東南アジアの不動産投資は、安く購入することができるので大変人気です。
しかし、タイやフィリピン、マレーシアでは近年、一等地での不動産価格が高騰しています。以前は1,000万円程度で購入できていたものが、近年では3,000万円程度まで価格が上昇しています。
一方でカンボジアの首都プノンペンでは、まだ1,000万円程度で不動産を購入することができるようです。
カンボジアに不動産投資する魅力5:<非居住者でも口座開設ができる>
カンボジアでは、非居住者でも銀行口座を開設できるのも魅力のひとつでしょう。東南アジアの他の国では、非居住者では銀行口座の開設ができないような規制をしているのが現状です。
現在、カンボジアでは非居住者でも銀行口座開設は可能となっています。しかし最近は厳しくなっている傾向にあり、今後開設できなくなる可能性もあるので、口座開設したいと考えている方は、現地で信頼できる会社に聞いて開設することをお勧めします。
カンボジアに不動産投資する際の5つのリスク
下記では、カンボジア不動産投資をする際の5つのリスクについて紹介します。
投資は全て自己責任であり、失敗しても誰もとがめることができません。投資する際には、メリットとデメリットをよく理解してから、行動をおこすことが大事です。
事前にわかっているリスクは避け、失敗しないように気をつけましょう。
カンボジアに不動産投資する際のリスク1:土地所有権が不明確
カンボジアでは、内戦により土地所有権利書や登記書が失われ、土地所有権が不明確な物件が多いため土地所有に関わる手続きや契約には注意が必要です。
カンボジアでは、外国人の土地所有は禁じられており、集合住宅の2階以上ならば所有できるとなっています。外国人向けのコンドミニアムは高い家賃設定になっており、投資利回りは良いようですが、詐欺なども発生しており、第三者の専門家に相談して確認することも必要です。
カンボジアに不動産投資する際のリスク2:プレビルド方式
プレビルド方式とは、建設の着工前に購入し、工事進捗状況に合わせて、分割払いすることを指します。着工前に設定された低めの金額で購入し、完成に伴って値段が上がってきたら、売却することで利益を得る方法です。
ただ、このプレビルド方式の懸念材料としては、建設中に入居者が集まらないなど、売れなかった場合には、途中で建設作業を頓挫されることがあります。
こういった発展途上国では、建物の建設途中で放置されている風景を見ることができます。これは、売れなかったために途中で建設作業を頓挫された結果なので、立地条件などよく考慮してからの購入が必要です。
カンボジアに不動産投資する際のリスク3:詐欺
2011年から、約2000件以上のカンボジア投資に関連した詐欺が報告されています。
大手の証券社員を装って、国内の高齢者などにパンフレットを送付し、カンボジア不動産の代理購入を促すものです。代理購入してくれたら、高値で買い取るという噓をつき、お金をだまし取っています。
ターゲットにされやすいのは、やはり高齢者や不動産知識のない方が大半です。
このように、カンボジアに限らず、東南アジアの不動産投資をする際には、このような危険もあるため、きちんと知識をつけたり、購入前に現地を実際に確認するなど、よく考えてから購入しましょう。
カンボジアに不動産投資する際のリスク4:入居者がなかなかつかない
海外投資をする日本人は、投資した物件の運営をすべて委託できることを望んでいます。しかし、現状として丸投げをして、利益を生むことができる会社はほぼないです。
生産年齢人口の増加や、経済成長に伴う住宅需要の増加が期待できるカンボジアでの不動産投資は安定かと思われますが、入居者がなかなかつかないといったケースも多くみられるため、購入する際は、よく考えましょう。
カンボジアに不動産投資する際のリスク5:現地の管理会社に任せきり
カンボジアでの不動産投資をする際、気を付けなければいけないこととして、建物についてのことを現地の管理会社に任せきりにしてしまうことです。
カンボジアでは、数年しか経っていないのにも関わらず、劣化が激しい物件が多く見られます。これは、現地の管理会社にメンテナンスを任せきりにして、自分で確認しないことが原因としてあげられます。
これを防ぐために、ある程度現地の管理会社と物件の状態報告やメンテナンスをお願いするなどコミュニケーションを取ることが、人気物件としての価値を持続できます。
カンボジアで不動産投資に人気のエリア5選
下記ではカンボジアで不動産投資に人気の5つのエリアを紹介します。カンボジアの不動産を所有するにあたり規制がさほど厳しくなく、進出しやすい環境にあると言えます。
また送金規制がないので利益を日本に送金することも自由にでき、投資しやすいというのが大きなメリットです。
1:ボンケンコンエリア
ボンケンコンエリアはカンボジアの首都プノンペンの中心地にあり、不動産投資に人気のエリアです。
ボンケンコンエリアでは、ここ数年の間に外国人向けのアパートやコンドミニアムの建設が増えて、外国人や現地の富裕層が多く住んでいます。
外国人向けのレストランやカフェ、クリニック、美容院はもちろんですが、日本食レストランや日系クリニック、日系美容院等もあり、生活するためには不自由を感じないほど充実してきています。
2:ダイヤモンドアイランド
ダイヤモンドアイランドは、四方が水や絶景に囲まれており、カンボジアの未来都市へと変貌を遂げる新興開発エリアで、不動産投資に人気のエリアです。
現在開発中ではありますが、遊園地やゴルフ練習場、イベントスペース等がすでに完成しており、これから大型のコンドミニアムも多数建設される予定です。
このエリアは街並みがパリをイメージして造られていて、国内外から多くの投資を集めており、今特に注目されているエリアとなっています。
3:プノンペン西部
プノンペン西部は、都心部と日系企業が多く参入している経済特区の中間に位置しており、不動産投資に人気のエリアです。
開発中ではありますが、スーパーマーケットをはじめ、ホテル、ショッピングモール、映画館やボーリング場などのアミューズメントパークなどが建設される予定です。
都心部まで車で30分から1時間程度の距離にあり、今なら不動産価格も都心部の半額程度で購入できるので、これから注目が高まるでしょう。
4:チョロイチャンバー
チョロイチャンバーは、東西にメコン川とトンレサップ川を臨める、自然豊かな環境が魅力の地域で、不動産投資に人気のエリアです。
数年前までは特に何もない地域でしたが、カンボジア政府によって都市開発が進められ、住宅街、商業施設、病院や公共施設などを建設し整備しました。
その後、民間企業が進出してきて外国人向けのスーパーマーケットやレストラン、カフェなど建設が進み、外国人居住者も増えてきていて、これからさらに活性化するでしょう。
5:トンレバサック
トンレバサックは日本大使館を含む、各国の大使館が立ち並び、現地の富裕層が多く居住している地域で、不動産投資に人気のエリアです。
現時点では、外国人が居住する可能性は低く、投資用に物件を購入する場合は、現地富裕層への賃貸物件となるので、考慮して購入する必要があります。
外国の企業の進出が増えており、日本企業もイオンや和民、100円ショップのダイソー、牛丼の吉野家、旅行代理店のHISなども進出しています。
カンボジアへの不動産投資は魅力的だがリスクもある
カンボジアは現在経済成長率も高く、発展しているので不動産投資は魅力的ですが、これまで述べたようなリスクもあります。
外国の不動産を買うとなると、様々なリスクを理解した上で管理していかなければなりません。そのためには、現地に詳しいエージェントや不動産仲介業者が必要不可欠です。
日本人スタッフが対応してくれる日系の仲介業者を選ぶことができれば、その後のいろいろな相談もしやすく安心して購入できるでしょう。