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土地の売却時に相場を知る6つの方法|売却するためのポイントも解説!

2020 10.21この記事はPRを含みます

土地の相場とは

土地の相場はわかりにくいと感じる人も多いのではないでしょうか。

土地は場所によって個別性が高く、まったく同じ土地はありません。そのため土地の相場もわかりにくく、土地を購入する時にも土地の価格が適正なのか、判断が難しいかもしれません。

土地の価格相場は、立地条件や周辺環境、都市計画の内容、敷地の形状、道路条件などの違いによっても変わるでしょう。また、過去に土地の取引があればその価格事例も参考されることがあります。

土地を売却するために相場は必要?

土地を売却する場合は、相場を調べましょう。

土地を売却する場合、相場より少しでも高く売却したいと思うのではないでしょうか。そのため、まずは売却したい土地にどの程度の値段がつくのかを調べて、土地に見合った価格を知りましょう。

また、インターネットでも土地の相場を調べることができます。だいたいの土地の相場がわかったら、必要な書類を集めたり土地の売買を依頼したりする不動産会社などを探しましょう。

土地の売却時に相場を知る6つの方法

土地の売却時に相場を調べるには、6つの方法があります。

土地をスムーズに売却したい場合は、売却したい土地の相場をチェックしましょう。どんなによい土地でも相場に見合っていなければ、購入希望者は現れないかもしれません。

土地の相場を調べるには6つの方法があります。ここでは土地の売却時に相場を知る方法をご紹介しますので、土地の売却を検討している場合はぜひ参考にしてみてください。

方法1:実勢価格を調べる

実勢価格とは、過去に実際に取引が成立した価格のことです。

実勢価格は実際に取引が成立している価格であるため、不動産の相場を知りたい場合にも役立ちます。土地の売り手と買い手の間で、需要と供給が釣り合う価格だといえるのではないでしょうか。

取引が行われた場合には、その取引金額が実勢価格となり、取引がない場合には、周辺の取引事例や公的データから推定することになるでしょう。実勢価格は国土交通省の「不動産取引価格情報検索」で調べられます。

不動産取引価格情報検索|国土交通省

地域や種類で取引価格は大きく変わる

実勢価格は地域や種類によっても大きく変わります。

実勢価格は過去に実際に取引が行われた価格ですが、地域や周辺の環境、土地の形状などによっても金額は異なります。たとえば小さい土地やいびつな土地など、建物が建てにくければ価値は下がるでしょう。

それでも購入希望者が現れたら、相場通りの価格で売却可能ですが、現れなければ価格を下げて購入希望者を募ることになるかもしれません。そのため、実勢価格どおりの金額で土地が売却できるとは限りません。

方法2:路線価を調べる

路線価を参考に土地の相場を知りましょう。

路線価とは、その道路に面している土地の評価額を表すもので、国税庁の「財産評価基準書 路線価図・評価倍率表」が参考になります。不動産会社が土地を査定するときもこの路線価はチェックしていることが多いでしょう。

路線価図には1平米あたりの単価が千円単位で表示されており、土地の相場の目安は「路線価÷0.8」で計算が可能だといわれています。路線価は国税庁のホームページで調べてみましょう。

財産評価基準書路線価図・評価倍率表|国税庁

方法3:路線価がついていない土地は倍率方式を使う

路線価が決められていない場所もあります。

路線価図には市街地の主要な道路の路線価が設定されていますが、行き止まりの私道など、路線価が設定されていない場所もあります。そのため、路線価がついていない土地の場合は倍率方式を使うとよいでしょう。

倍率方式は「固定資産税評価額×評価倍率」で計算することができます。固定資産税評価額は固定資産税を支払う際に基準となる評価額のことです。

土地家屋の評価|国税庁

方法4:固定資産税評価額を調べる

固定資産税評価額を参考にすることもできます。

固定資産税評価額を参考にすることで、自分や家族が所有している土地の相場を調べることができます。

不動産には毎年固定資産税や都市計画税が課税されるため、名称は異なる可能性がありますが、市区町村から送付される「固定資産税納税通知書」に添付されている「課税明細書」に固定資産税評価額も記載されているでしょう。

土地の相場の目安は「固定資産税評価額÷0.7」といわれています。

販売用土地の時価評価の基準(案)|総務省

方法5:地価公示価格を調べる

地価公示価格を参考にすることもできます。

地価公示の公表地点は全国にあります。国土交通省の「地価公示都道府県地価調査」で住所検索をすると、地図上で地価公示の公表地点が確認できます。

地価公示は毎年国土交通省が発表している土地の正常な価格のため、適正な地価の参考になるでしょう。売却したい土地の場所の近くの値段をチェックしてみてはいかがでしょうか。

国土交通省地価公示・都道府県地価調査

方法6:基準地価を調べる

基準地価を参考にすることもできます。

基準地価は都道府県が調べる適正価格で、毎年9月下旬に発表しています。7月1日時点の全国2万か所以上の基準地を対象に、1か所につき1人以上の不動産鑑定士が評価します。

基準地価は地価公示価格と同じく不動産鑑定士が鑑定した土地の正常な価格のため、土地の売買時の目安になるでしょう。

土地を売却するためのポイント5つ

土地を売却するためには5つのポイントがあります。

土地を売却するときには、いくつかの重要なポイントを押さえるとスムーズな売却が可能になります。ここでは土地を売却するためのポイントを5つご紹介しますので、土地を売却する際の参考にしてみてください。

ポイント1:余裕をもった価格を決める

土地を売却するためには、余裕のある価格を決めましょう。

土地は思っていたような金額でそのまま売れるとは限りません。そのため、最終的に最初に設定した金額より値下がりしても問題ないように、余裕を持った価格設定を行うのがおすすめでしょう。

ポイント2:価格交渉をされるのは一般的

土地を売却するためには、価格交渉を想定しておくようにしましょう。

売り手としては希望金額で売却したいですが、値引きには一切応じないといった頑固な姿勢では、購入希望者は離れていってしまう可能性があります。そのため、最初から価格交渉を受ける前提で考えて、柔軟な姿勢を見せることが重要でしょう。

ポイント3:損をしない最低の価格を見極める

土地を売却するためには、損をしない最低ラインを見極めておきましょう。

土地の売り出し価格を考えるときは、どうしても希望金額を重視してしまいがちです。もちろんできるだけ高く売れることに越したことはありませんが、重要なのは必要な手元資金が残るような最低ラインの価格を設定し、それよりも高く売却することです。

そのため、土地の売却を行う場合、希望最低価格をきちんと設定しておきましょう。

ポイント4:信頼出来る不動産会社を探す

土地を売却するためには、信頼できる不動産会社を見つけましょう。

不動産会社選びは土地売却を成功させるポイントです。よい不動産会社を見つけるためには、大手だからといった単純な理由では決めず、担当営業のレベルを見極める必要があります。

また、レベルの高い営業を見極めるには、「疑問点に丁寧に応えてくれる」「地域を把握し、査定結果の理由を説明してくれる」「デメリットを伝えてくれる」といった点に注目するとよいのではないでしょうか。

ポイント5:時期によって土地の相場が変わることもある

土地を売却するためには、売り時を見極めましょう。

土地は売り出しのタイミングによって、売却価格が数百万円単位で変わる場合もあります。そのため、売り出し時期を見極めるのは重要です。

ただし、不動産相場には波があり、相場の変わり目を見極めるのは簡単なことではありません。そのため、底値やピークを見極めるのではなく、相場が上昇もしくは下降のどちらかにある程度固まった段階で、取引を行うようにするのがベターです。

土地の相場を知り上手に土地を売却しよう

スムーズに土地の売却を行いましょう。

土地は大きな財産ですが、価格がはっきりと決まっているものではなく、さまざまな条件により相場は異なります。また、売却の際もコツを掴んで手続きを行わなければ、思っていたような金額で売れないこともあります。

ぜひこの記事でご紹介したような土地の相場の調べ方や土地の売り方を参考に、スムーズな土地売却を実現させてみてはいかがでしょうか。

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