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株のトレードで損切り貧乏になる原因3つ|対処法とチャート分析も紹介

2020 10.21この記事はPRを含みます

損切り貧乏とは?

「損切り貧乏」という言葉をご存知でしょうか。

株をやっていると必ず株価が上がるわけではなく、下がり続けてしまい損切りしなければならないことも多いです。そして、そんな損切りを繰り返すことで損失が膨らみ、資金を失くしてしまうことを損切り貧乏と言います。

ここでは損切貧乏が起こる原因や、その場合どう対処するかについてご紹介していきます。損切は自分の資金を守る手段でもあるので、損切りの考え方をよく確認してみましょう。

損切り(ロスカット)

損切り(ロスカット)とは、株価の上下で株の損失が膨らむ場合、損失をできるだけ少なくするため株を処分することです。

損切りは、株の損失を確定することになります。しかし、株をする上では上手に損切りをすることが利益を上げるポイントにもなるのです。

株価の上下を完璧に予想するのは難しく、どんなに上手に売買をしても損失を被ることは避けられないでしょう。

原因を分析しうまく立ち回る

損切りをうまく行い、自己資金の損失をできるだけ少なくするのは重要です。しかし、損切り貧乏となってしまっては元も子もありません。

そのため損切り貧乏にならないようにするには、まずは原因を分析することが必要です。

そこで、ここでは損切り貧乏になる原因についてご紹介します。原因を知れば対処することも可能です。以下の原因と対処法をしっかりと確認しましょう。

損切り貧乏が起こる原因3つ

損切り貧乏は、何が原因で起こるのでしょうか。

例えば、初心者の場合は株価が下落しても損切りがなかなかできずに放置し、そしてそのまま損失が拡大し、結局は塩漬け銘柄となるパターンが多いです。そのため、損切りができるようになることは、自己資金を守るために重要です。

ここでは、損切り貧乏が起こる原因を3つご紹介します。

損切り貧乏が起こる原因1:株トレードの知識不足

損切り貧乏が起こる原因に、株トレードの知識不足があります。初心者の場合は株の知識が乏しいにもかかわらず、いきなりエントリーして、相場状況もよく確認しないことがあります。

株トレードの知識がなく、損切りのタイミングが来てもそのまま持ち続けて、結局かなりの損失が出たところで損切りをするということになりがちです。株はある程度の知識をつけてから始めるようにしましょう。

損切り貧乏が起こる原因2:許容リスク設定がされていない

損切り貧乏が起こる原因に、許容リスク設定がされていないということがあります。

どの程度のリスクを許容できるのかを事前に決めておかないと、相場における値動きがそれほどでもない場合でも損切りを繰り返すことになり、損失を増大させてしまいます。

相場にはゆらぎ(値幅)といわれる動きがあるので、そのゆらぎで損切りをしてしまっては、いつまで経っても利益を上げることができないでしょう。

損切り貧乏が起こる原因3:心理的な要因

損切り貧乏が起こる原因に、心理的な要因があります。心理的な要因とは、損切りしなければ大きな損を出してしまうと考え、本来なら許容して良いくらいの損失でも損切りしてしまうというような場合です。

株式投資では売買に手数料がかかるため、マイナスから入るのが通常で、買った場合もすぐに上がるのではなく一旦下がってから上がることがあります。一時的なマイナスに耐えられず、すぐに売ってしまえば利益を上げることは難しくなります。

損切り貧乏にならないための対処法4つ

損切り貧乏になる原因を、お分かりいただけたでしょうか。

ここでは、損切貧乏にならないための対処法についてご紹介します。損切りそのものは、自己資金を守る手段であり、株式投資で生き残るためにも必要なことです。

しかし、一歩間違えば、いつの間にか損切りのし過ぎで資金がなくなるということも考えられます。株式投資で生き残るためにも、以下の損切り貧乏にならないための対処法をしっかりと確認しましょう。

損切り貧乏にならないための対処法1:ロスカットを許容する

損切り貧乏にならないための対処法に、ロスカットを許容するということがあります。ロスカットは株式のトレードにはつきものですので、自分が保有する株式が損失を被ったとしてもルールに従ってきちんとロスカットをするようにしましょう。

その際、損切りルールをあらかじめ決めておくと、ルールにのっとって損切りできるので思い切りがつきやすくなりますし、株価に一喜一憂せずにすみます。

損切り貧乏にならないための対処法2:値動きを研究する

損切り貧乏にならないための対処法に、値動きを研究するということがあります。

損切りの行為は、上手にすれば問題はありません。そのため、損切り貧乏になるということは、損切りすべきときでないのに損切りする、または損切りのタイミングを逃して後で損切りしてしまうということでしょう。

株の値動きを研究して、トレード技術を磨くことができれば自分の判断に自信が持てるようになり、安定した利益を出すことができるようになるでしょう。

損切り貧乏にならないための対処法3:トータルで利益を出す

損切り貧乏にならないための対処法に、トータルで利益を出すということがあります。1つの銘柄でロスカットを出したとしても、他の銘柄で利益を上げて、トータルでプラスとなれば、損切り貧乏にはなりません。

トレーダーは利益確定と損切りを繰り返していますので、結局はトータルでプラスかマイナスかの判断になっていきます。

損切り貧乏にならないための対処法4:経験値を積みメンタルを鍛える

損切り貧乏にならないための対処法に、経験値を積んでメンタルを鍛えるということがあります。損切り貧乏の理由として、自分のトレード技術に自信がないために、早くに損切りしてしまうということがありました。

これは、メンタルが弱いことが原因の1つとされており、損切り貧乏にならないためには、経験を積んでトレード技術を磨き、メンタルを鍛えることで防ぐことができるでしょう。メンタルは、経験によって補強することが可能だということです。

損切り貧乏にならないためのチャート分析方法3つ

損切り貧乏にならないためには、チャート分析をしっかりと行い、できるだけ負けない、そして利益を上げることができるトレード技術を身につける必要があります。

例えば、テクニカル分析ができれば、初心者でも比較的簡単にトレードで利益を上げることが可能です。ここでは、損切り貧乏にならないためのチャート分析方法を3つご紹介します。

チャート分析方法1:テクニカル分析

テクニカル分析は、初心者でも利益を出しやすいとされています。しかし、使う指標の種類が多く存在し、それらの使用方法をしっかりと理解しないと見当違いのトレードとなり、逆に損を拡大させる恐れがあります。

そのため、テクニカル分析はその内容をしっかりと理解する必要があります。ここではテクニカル分析として、トレンド系、オシレーター系、移動平均線、ローソク足チャートの4種類についてご紹介します。

トレンド系

トレンド系とは、現在のトレンドが上昇なのか下降なのか、その勢いについてなどを分析する方法です。

トレンド発生時は利益を上げやすいため、トレンド系指標のサインによって売買すると、初心者でも利益を上げやすいでしょう。ただし、そのトレンドが始まったばかりか終わりに近いかの見極めが必要になります。

オシレーター系

オシレーター系のテクニカル分析は、価格の水準は関係なく相場として現在買われすぎか売られすぎかの分析方法です。長期的なものよりも、短期の売買に適した分析方法です。

オシレーター系のテクニカル分析は価格下の別枠に表示され、一定範囲内で振り子のような動きとなっています。オシレーター系はRSIというテクニカル指標で表され、0~100で動き、70を超えれば売りシグナル、30を下回れば買いシグナルと言われています。

移動平均線

移動平均線とは、トレンド系の指標の1つで、ローソク足といわれる価格の動きをなめらかにし、トレンドや売買のタイミングを発見しやすくするものになります。

移動平均線は、5日移動平均線、25日移動平均線など日数ごとに表示されます。移動平均線の有名な売買サインとして「ゴールデンクロス」は買いのサインで、「デッドクロス」は売りのサインになります。

ローソク足チャート

ローソク足チャートとは相場で一定期間の始値、高値、安値、終値を使い1本の棒状の足を作ったもので、このローソク足を並べていくことにより相場の状況を把握できるようにしたチャートです。

ローソク足チャートは江戸時代に生まれ、現在は海外でも利用されています。ローソク足チャートの相場分析として主なものに、陽線(買い)、陰線(売り)、十字線(引き分け)、上髭、下髭、太陽線(買い)、大陰線(売り)などがあります。

チャート分析方法2:ファンダメンタルズ分析

チャート分析方法には、ファンダメンタルズ分析があります。ファンダメンタルズ分析とは、決算書や財務諸表などの業績をもとに企業の本質的な価値を分析する手法です。

テクニカル分析が短期的な株価を分析するのに対して、ファンダメンタルズ分析は中長期的な投資の場合に使用する分析方法です。そのため、テクニカル分析は投機に向いている分析方法で、ファンダメンタルズ分析は投資に向いている分析方法ということが言えるでしょう。

チャート分析方法3:ヒストリカルボラティリティ

チャート分析方法に、ヒストリカルボラティリティがあります。ヒストリカルボラティリティとは、変動やぶれの意味を持ち、相場が大きく動く曲面ではボラティリティが高いと表現し、逆に小さいときにはボラティリティが低いと表現します。

ボラティリティが低い場合は三角持ち合い的相場形成を意味し、それが続けばどちらかに相場が動くと予想されます。

損切り貧乏にならないためにトレードの基本をしっかり押さえよう

損切り貧乏は、相場の値動きを知らないことや、損切りラインを決めておかなかったために僅かな値動きで損切りを繰り返した場合などに起こることが多いです。

損切りは本来であれば、大切な自己資金を守るためのものです。そのため、損切り貧乏にならないためにもトレードの基本をしっかりと押さえるようにしましょう。

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