炊飯器の電気代についての4つの詳細を解説!電気代を節約する方法は?
2020 10.21この記事はPRを含みます
炊飯器の電気代は気にするべき?
普通の家庭で毎日使われている炊飯器の電気代は、節約できるか気にしている方も多いでしょう。実は炊飯器の電気代は使い方でかなり変わってきます。
もちろん電気炊飯器の加熱方式の違いで、電気代に違いは出ますが、同じ炊飯器でも炊き方や保温の仕方などでも電気代に差が出てしまいます。
炊飯器の炊き方での違い以外にも、通常の家電で節電するために行われる待機電力のカットも炊飯器の電気代節約に有効です。
炊飯器の電気代についての詳細4つ
炊飯器の電気代について詳しく紹介します。まず炊飯器は加熱方式でマイコン方式とIH方式の二つに分かれます。さらにIH方式は非加圧式と加圧式に分かれます。その炊飯器の種類ごとに電気代が多少違ってきます。
さらに、同じ炊飯器でも容量の大きさにより電気代が変わりますし、炊飯器の使い方によっても年間に消費する電気代が変わってきます。最近は節電できるエコ炊きモード付の炊飯器も販売されています。
炊飯器の電気代についての詳細1:加熱方式別の電気代
炊飯器の電気代は炊飯器の加熱方式別に電気代が異なってきます。炊飯器は加熱方式によってタイプが分かれています。
加熱方式により炊飯器はマイコン式とIH方式に分かれますが、マイコン式は窯の底のヒーターで加熱して炊飯し、IH方式は電磁力によって窯全体を加熱して炊飯します。
さらにIH方式の炊飯器は、圧力タイプと非圧力タイプの炊飯器に分かれていて、炊き上げるのに必要な電気代と保温に要する電気代が異なります。
IH式の場合
IH式の炊飯器は、炊飯の窯の全体を電磁力によって電子レンジのような加熱を行いますので、直接加熱するよりも若干電気代が安くすむ傾向があります。
大手通販サイトの売り上げ上位機種で5.5合炊きのタイプの炊飯器の場合は、非加圧式のIH式の炊飯器の1回の炊飯に要する電気代は約3.9円となっています。また、非加圧式のIH炊飯器の炊きあがり後に、1時間保温した場合の電気代は約0.4円になっています。
マイコン式の場合
マイコン式の炊飯器は、炊飯の窯の下からヒーターにより加熱して炊飯しますので、IH方式の炊飯器に比べて若干電気代がかかる傾向があります。
大手通販サイトの売り上げ上位機種で5.5合炊きのタイプの炊飯器の場合は、マイコン式の炊飯器の1回の炊飯に要する電気代は約4.3円と、IH方式の炊飯器に比べて若干高くなっています。
マイコン式炊飯器の炊きあがり後に、1時間保温した場合の電気代は約0.5円になっています。
圧力IH式の場合
圧力IH式の炊飯器は、炊飯の窯の全体を電磁力によって電子レンジのような加熱を行いますので、直接加熱するよりも若干電気代が安くすむ傾向があります。
大手通販サイトの売り上げ上位機種で5.5合炊きのタイプの炊飯器の場合は、加圧式のIH式の炊飯器の1回の炊飯に要する電気代は約3.6円となっています。
加圧式のIH炊飯器の炊きあがり後に、1時間保温した場合の電気代は非加圧式のIH方式の炊飯器と同じ約0.4円になっています。
炊飯器の電気代についての詳細2:一度に炊く量と電気代の関係
炊飯器の電気代についての詳細を調べると、一度に炊く量の多少と電気代の関係はあまりありません。
同じ炊飯器であれば最大量を炊いても、半分の量を炊いても消費される電気代はあまり変わらないことになります。
電気炊飯器は炊飯時に電気を消費し、炊飯量に左右されないことは、炊く回数が多くなると電気代がかさむことになりますので、節電のためにはまとめて最大量を炊く方が節電になります。
炊飯器の電気代についての詳細3:容量の大きさによる電気代の差
炊飯器の電気代は、炊飯器の容量が大きくなるにしたがって電気代がかかっていく傾向があります。これは一度に炊く量のことではなく、その炊飯器の容量が大きいほど1回の炊飯にかかる電気使用量が多くなり、結果として電気代が高くなるということです。
同じタイガー魔法瓶製炊飯器で単価27円として炊飯時の電気代を出すと、3合炊きの炊飯器では2.55円ですが、5.5合炊きは4.86円かかり、容量が多くなると電気代がかさむことになります。
炊飯器の電気代についての詳細4:エコ炊きモード付きの炊飯器に買い換える
炊飯器の電気代ですが安く済ますためには、エコ炊きモード付きの炊飯器に買い換える方法もあります。
炊飯器の種類によってはエコ炊きモードを備えている炊飯器がありますが、このモードは炊飯時間と消費電力量がプログラミングしてあり、炊き上げ時の加熱を制御して、省エネしながら炊き上げるモードで、約1円程度安く炊き上げられます。
ただ、火力を抑えて炊くために、やや硬めの仕上がりになってしまいます。
炊飯器の電気代を節約する方法4つ
炊飯器の電気代を節約する方法を4つ紹介します。一つの方法は早炊きはなるべく使わないことになります。そして炊き上げ後に保温機能は使わないで、すぐに炊飯器のスイッチを切ってしまい保温せずに冷凍保温してしまうことです。
また、炊飯方法からすると小分けして炊飯しないで、まとめて炊いた方が電気代を節約できます。そしてスイッチ付きのコンセントを使うなどして、待機電力をカットすることも節電になります。
炊飯器の電気代を節約する方法1:早炊きはなるべく使わない
炊飯器の電気代を節約する方法のひとつが、早炊きモードはなるべく使わないことです。
短い時間で炊き上げることで電気を節約できるのではなく、強力な加熱を行うことで炊き上げる時間の方を節約するための機能ですから、電気の使用量が増えてしまい電気代は通常モードより高くなるといわれています。
節電では逆効果なうえに、通常モードの方が温度調整を細かくできるために美味しく炊き上げられるとされています。
炊飯器の電気代を節約する方法2:保温機能は使わない
炊飯器の電気代を節約する方法として、炊きあがり後に保温機能は使わないことがあります。保温するためには電気を使いますので、保温時間が長いほど電気代がかさむことになってしまいます。
しかも、保温を続けると炊き上げたご飯から水分が蒸発してしまい、黄ばんで硬くなり美味しさも失われてしまいます。炊き上げたご飯は次で紹介するように、冷凍してレンジで温めた方が美味しく食べられます。
保温の代わりに冷凍保存しよう
炊飯器の保温機能を使うと電気代がかかってしまうので、保温の代わりに冷凍保存をおすすめします。早く冷ました方がご飯は乾かずにおいしい状態を保てますので、冷ます際には小分けして急いで冷まします。
1色ずつ保存して食べるときにレンジで温めなおすと、レンジ加熱なら1食あたり約0.5円しか掛かりませんので電気代を節約できまし、炊飯器の保温に比べてご飯が劣化しないので美味しさも保てます。
炊飯器の電気代を節約する方法3:まとめて炊こう
炊飯器の電気代を節約する方法には、少しずつ炊いて食べていくよりもまとめて炊く方法があります。炊飯器は炊く量を変えても電気代はさほど変わりませんので、1日に食べる量を一度に炊いてしまうか、最大容量で炊き上げた方が電気代を安くできます。
まとめ炊きはまず試してみて、慣れてきたら常に行うようにしてください。もちろん炊き上げたご飯は炊飯器で保温せずに、小分けして冷凍し、食べるときにレンジで温めてください。
炊飯器の電気代を節約する方法4:使わないときはコンセントを抜こう
炊飯器の電気代を節約する方法には、テレビなどと同じように使わないときはコンセントを抜いてしまい待機電力を節電する方法も有効です。
待機電力自体はさほど大きな電力ではないのですが、積み重なってくると節電効果が大きくなりますし、他の電気器具でも行うことで効果が大きくなります。
しかも、待機電力を節電するように意識することで、節電意識も高まりますので是非行うようにしてください。
スイッチ付きの電源タップが便利
待機電力を節電する際には、いちいちコンセントを抜くよりも、スイッチ付きの電源タップを使う方が便利です。電源タップの差込口ごとにスイッチがつけられたタイプのものを使えばいちいちコンセントを抜かずにすみます。
スイッチ付きの電源タップの中には電源ランプまでついていて、スイッチが入っているか一目でわかるものがありますので、さらに便利に使えておすすめです。
節約におすすめのエコ炊飯器3つ
節約におすすめのエコ炊飯器を3種類紹介いたします。国内の有名メーカーのもので、それぞれ特徴を持っている炊飯器になっています。
これから炊飯器を買おうとしている方や、古くなって買い替えを考えている方は是非参考にしてみてください。
おすすめのエコ炊飯器1:IH炊飯炊飯ジャー「STAN.」
おすすめのエコ炊飯器には象印マホービン株式会社製のIH炊飯ジャーがあります。この炊飯器シリーズの象印「STAN.」(5.5合) NW-SA10は、1回あたりの炊飯時消費電力175Whと抑えられた電力使用量になっています。
この炊飯器は、機能性や使いやすさ、そしてシンプルなデザイン性も持っているおすすめの製品です。IHの強火炊きでお米のうまみを引き出してくれます。炊き方はふつう・やわらかめ・かための3コースが選べます。
おすすめのエコ炊飯器2:大火力おどり炊き搭載 HX9シリーズ「SR-HX109」
おすすめのエコ炊飯器のひとつが、パナソニック株式会社製の大火力おどり炊き搭載HX9シリーズです。このシリーズのSR-HX109は、5.5合炊きで、1回の炊飯で158Whの電力を使用します。
このシリーズの特徴は、コンパクトなボディで味わい豊かなご飯が炊けるとしています。大火力を使った高速で交互に滞留させ、そして強力な泡の熱対流でおどり炊きをさせることで、お米一粒一粒を均一に加熱するようになっています。
おすすめのエコ炊飯器3:炊きたてシリーズ「JPC-G100WA」
おすすめのエコ炊飯器のひとつにタイガー魔法瓶株式会社製の炊きたてシリーズがあり5.5合炊きが中心です。炊き立てシリーズの炊飯器の特徴は、内釜で本土鍋内釜を使っていることです。
土鍋内釜を使うことで、かまどを使い土鍋で炊くのと同じく、お米一粒一粒をふっくらと炊き上げたおいしいご飯に仕上げることが出来ます。
土鍋内釜は価格が高めで、割れやすい点を持ってはいますが、おいしく炊き上げるには最適です。
炊飯器の電気代を把握しておこう
炊飯器の電気代は、炊飯時と保温時の2つかかります。炊飯時の電気代は炊飯器の加熱方式に大きな差はなく、炊飯器の容量が増すと高くなる傾向があります。それ以上に大きく電気代が変わるのが、小分けに炊飯することで、まとめて炊飯すると節電になります。
炊飯器は保温すると時間ごとに電気を使いますし、炊いたご飯もおいしくなくなりますから、まとめて炊いて小分けして、レンジで必要な分を温めて食べることをおすすめします。