洗濯機の電気代を節約する方法9選|縦型とドラム式洗濯機の種類別特徴4つ
2020 10.21この記事はPRを含みます
洗濯機の電気代は年間いくらかかっている?
電気代の節約で気になるのが、ほぼ毎日使う洗濯機です。家庭や洗濯機の機械などにもよりますが、毎日使った場合の電気代は年間で約5,800円~21,000円くらいだと言われています。
例えば、縦型洗濯機の場合、洗濯機容量11kgでは1回の洗濯にかかる金額は約2.97円だとして、毎日使用する場合は2.97×365=1084円くらいになります。
それほど高くないように見えますが、洗濯には「水」がいります。地域によりますが、洗濯に使われる水道代は1回に付き、約18円くらいだと言われていて、毎日使用すると18×365=6,570円となります。
洗濯機の種類によって電気代は変わる?
洗濯機の種類によって電気代は変わります。縦型よりもドラム型の方が電気代も水道代も安いです。
例えば、容量11kgの縦型の場合は1回で約2.97円に対して、ドラム型は同容量でも1回の洗濯でかかる金額は約1.75円だと言われています。
純粋に電気代だけで見ると、ドラム型の方がお得ですが、縦型とドラム型では目的とするものが違います。縦型は家族が多い洗濯向き、ドラム型は1人暮らしに便利な乾燥向きです。
洗濯機の電気代を節約する方法9選
では、実際に洗濯機の電気代を節約する方法を9つ紹介していきます。電気代の仕組みがわかれば後は洗濯機の使用方法を気をつけるだけで、電気代を節約できます。
電気代の節約を意識することで、水道代も一緒に節約できます。ただし、節約ばかりに気を取られては失敗することもあるので注意が必要です。
これから洗濯機の電気代を節約する方法を紹介していきます。
洗濯機の電気代を節約する方法1:乾燥機能を使わない
乾燥機能を使わないことで電気代を節約できます。
外で干せる環境なら、乾燥機能は使用しないことで節電できます。ただこれは「縦型容量11kgヒート乾燥タイプ」の洗濯機の場合にかぎります。
乾燥機能にはタイプがあってドラム型ヒートポンプ乾燥タイプの洗濯機の場合は約半額なので節電料は少ないです。
洗濯機の電気代を節約する方法2:できるだけまとめ洗いをする
できるだけまとめ洗いをすることで、電気代を節約することができます。洗濯機を使えば、それだけ電気代と水道代がかかります。
毎日洗濯するのではなく、洗濯物が溜まってきてから洗濯するようにすれば、電気代は節約できます。ただし、まとめて洗う場合は詰め込みすぎに注意が必要です。
洗濯機の電気代を節約する方法3:重たい洗濯物を下に入れる
重たい洗濯物を下に入れることで電気代を節約できます。これは重いものと軽いものでは消費電力の差が少し違ってくるからです。
洗濯機は重いものを回すとき、より回転させるために電力を多く使います。つまり洗濯機にいれる順番は重いものから軽いもので入れると回転効率が良くなり、電気代の節約になります。
洗濯機の電気代を節約する方法4:時短コースを使う
時短コースを使うことで電気代を節約できます。最近の洗濯機は標準コースや時短コースなどを選ぶことができる機能が備わっています。
機種にもよりますが、時短コースだと標準コースに比べて約半分の時間で洗濯できます。 つまり電気代も半分ということです。
ただし、時短コースは洗濯物の量を大幅に減らすことが前提条件であります。そのため、まとめ洗いなどではこの方法は使えないので注意しておきましょう。
洗濯機の電気代を節約する方法5:乾燥機能を使う場合は脱水時間を長くする
乾燥機能は、かなり電気代がかかるので、できる限り乾くまでの時間を減らすことで電気代を節約できます。乾燥機能は使う時間を短めにするのが節約のコツです。
そのため、脱水をいつもより長めにすると乾燥も早くなります。ただし、5分以上の脱水は意味をなさないうえ、生地が傷む原因となるため、3分程度にしておきましょう。
洗濯機の電気代を節約する方法6:天日干しをする場合は脱水時間を短くする
天日干しをする場合は脱水時間を短くすることで電気代を節約できます。洗濯機の脱水機能は5分が限界です。天日干しの場合は基本は3分で、シワをつけたくない衣類の場合は1分を目安にするといいでしょう。
ただし、冬場は天日干しだと1日干しても衣類が乾かない場合があります。その場合は乾燥機能を短めに使うなど工夫しましょう。
洗濯機の電気代を節約する方法7:乾燥が必要なものだけ乾燥させる
乾燥機能は必要なものだけに使用することで電気代を節約できます。乾燥機能を使用する場合は、洗濯物すべてに使う必要はありません。
たとえ外に干せなくても、室内干しで十分なものや少しだけ乾燥させればいいもの、そもそも乾燥機自体がNGなものに分けることができます。
洗濯物の仕分けが面倒という手間はありますが、節約を気にする場合は、まず乾燥機能が必要なものかを仕分けしてから使用しましょう。
洗濯機の電気代を節約する方法8:使わない時はコンセントを抜いておく
使わないときはコンセントを抜いておくのも電気代の節約になります。コンセントを挿したままにすると、待機電力として電気代を消費し続けます。
そのため、長い間使わないならコンセントは抜いておくと節電となります。ただし、再びコンセントを挿して使用するとき、起動時の消費電力は大きくなります。
そのため、頻繁に使う場合はかえって電気代が高くなる、また故障の原因になることもあるので注意しましょう。
洗濯機の電気代を節約する方法9:より新しい洗濯機に買い替える
洗濯機は新しいものに買い換えることで電気代を節約できます。電化製品は新しくなるほど節電効果が上がっています。
これは消費電力の差で、新しい洗濯機の方がより省エネ設計になっているからです。ただし、新しい洗濯機は高額なので環境にあったものを選びましょう。
【種類別】洗濯機の特徴4つ
ここからは洗濯機の種類別の特徴を4つ紹介していきます。洗濯機は大まかに分けると4つの種類に分けられます。
例えば、洗濯機1つを選ぶのに1人で使うか、家族で使うかでも選ぶ基準が違ってきます。
まずはどのように使用するか、使う頻度はどれくらいかをまとめておいて、その上で自宅にあったものを選ぶことをおすすめします。
洗濯機の特徴1:縦型乾燥機能なしの洗濯機
縦型洗濯機乾燥機能なしタイプの電気代は1回約2.3円です。
縦型洗濯機の特徴は乾燥機能付きと乾燥機能なしタイプが選べるところです。また、ドラム型や乾燥機能付きに比べるとコスパもよく、ひどい汚れもしっかり落ちます。
洗濯物同士を擦り合わせる揉み洗いでドロ汚れもしっかり落ちるので、比較的こまめに洗濯する方におすすめです。
洗濯機の特徴2:縦型ヒーター乾燥タイプの洗濯機
縦型洗濯機乾燥機能付きタイプの電気代は約50円です。
縦型洗濯機乾燥機能付きの特徴は洗濯機能では汚れが落ちやすいこと、ドラム式に比べるとコスパが良いことが挙げられます。
また、乾燥機能にはヒートタイプと簡易乾燥タイプがあり、簡易タイプは1時間使用で約3円と格安ですが、完全には乾きません。
洗濯機の特徴3:ドラム式ヒーター乾燥タイプの洗濯機
ドラム式ヒーター乾燥タイプの電気代は洗濯のみだと約1.8円、乾燥機能を使用で約49円になります。
ドラム式は縦型に比べてかなり節水できるのが特徴です。また、ドラム式は乾燥機能が標準装備のため、1人暮らしや共働き家庭の人などにおすすめです。
ドラム式はかなり高額ですが、電気代や水道代は圧倒的にドラム式が有利である特徴があります。
洗濯機の特徴4:ドラム式ヒートポンプタイプの洗濯機
ドラム式ヒートポンプタイプの電気代は乾燥機能までの使用で約18円です。
ドラム式のヒータータイプとの違いはヒーターはドライヤーで乾かしているようなもの、ヒートポンプは除湿機で乾かしているようなものです。
低温で乾かすので、生地が傷みにくいのが特徴です。1人暮らしの人や共働き世帯におすすめです。
洗濯機の電気代を節約しよう
洗濯機は乾燥機能を使うことで、電気代が上がることが多いです。
乾燥機能を使わず、なるべく天日干しすること、重いものを下に置くこと、洗濯物の量によって洗濯回数を調整するなど工夫を試して電気代を節約しましょう。