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トイレの床をタイルに張替えてリフォーム|床タイルの種類5つ

2020 10.21この記事はPRを含みます

トイレの床のタイルの選び方

所有している不動産物件を、より魅力的にするための投資として、トイレの床を機能面とデザイン面の両方で人気がでている、タイルにリフォームしてみてはいかがでしょうか。

タイルといっても、実は素材によりさまざまなタイプのタイルがあり、それぞれに長所・短所があります。タイルの種類ごとに、特徴とおすすめの用途を解説します。

所有物件のトイレリフォームを検討中の方は、床のタイル選びの参考にしてください。

トイレの床をタイルに張替えてリフォームする

トイレの床をリフォームするのにメジャーな素材には、タイルのほかに、クッションフロア・フロアタイル・フローリングが挙げられます。

複数あるトイレの床の素材の中で、人気があるのがタイルです。なぜタイルに人気があつまるのか、どのような理由でタイルが選ばれるのか、タイルに張替えるメリット・デメリットを詳しく解説します。

タイルに張替えるメリット

タイル素材は、耐久性があり、耐水性にも優れているため、頻繁に水拭き掃除が必要なトイレの床に適しているといえます。

また、カラーやデザインが豊富なので、シンプルなデザイン、モダンなデザインなど、その物件の雰囲気に合わせて選ぶことが可能です。大理石調のタイルを使えば、ホテルのようなラグジュアリー空間に作り上げることもできるでしょう。

高級感は、クッションフロアやフロアタイルには出せない、タイルの強みといえるのではないでしょうか。

タイルに張替えるデメリット

トイレの床をタイルに張替えるデメリットのひとつに、タイルの目地に汚れが付着することが挙げられます。

タイルの目地は白いため、ちょっとした汚れが目立ちやすく、水拭き掃除だけでは取りづらいため、清潔感が損なわれてしまうかもしれません。もうひとつ挙げるとすると、タイルの床は冬季に冷たくなりやすいです。

トイレの床タイルの上手な選び方3つ

タイルにはメリットだけでなく、デメリットもあることがわかりましたが、実際に選ぶ時には、どのような点に注意すればよいのでしょうか。

トイレリフォームで、床をタイルにする際、たくさんある床タイル素材のどのような点に注目し、何を基準に選ぶとよいのか解説します。

リフォームでトイレの床材選びをするときの参考にしてみてはいかがでしょうか。

選び方1:吸水性の低さ

トイレの床材としてのタイルを選ぶ時、注目してもらいたいのは「吸水性」です。吸水性は文字通り、水分を吸収しやすいかどうかを表す指標です。トイレの床材として使用する場合は、吸水性の低い物を選ぶのがポイントとなります。

タイルの中にも、素焼きのテラコッタやレンガなどは吸水性が高いため、トイレの床には向いていないといえるでしょう。また、吸水性が高いと、水分と一緒に汚れや臭いがしみこんでしまうため、注意してください。

選び方2:タイルの表面の形状

次にチェックしてもらいたいのは、タイルの表面の形状です。一般家庭では、トイレ掃除は使い捨ての、トイレ用掃除ペーパーで水拭きすることが多いのではないでしょうか。

水拭きを前提とするのであれば、タイルの表面は凹凸のない、さらさら・つるつるしていて、釉(うわ)薬が塗られている素材がおすすめでしょう。

一方、店舗などモップで掃除するようなトイレであれば、釉薬が塗られていないタイプのタイルの方が滑りづらいのでおすすめです。

選び方3:掃除のしやすさ

タイル選びで注目してもらいたいポイントの最後は、タイルの表面の形状とも重なりますが、掃除のしやすさです。

トイレは建物の中でも汚れやすく、掃除をしないことで不衛生になりやすい場所です。トイレを常にきれいに、清潔に保つためには、掃除がしやすい床にしておくことが大切でしょう。

家庭用のトイレであれば、凹凸やざらつきがなく、釉薬が塗られて水拭きがしやすい素材がおすすめです。

トイレの床タイルの種類5つ

トイレの床素材として使われているタイルの種類について、代表的な、せっ器質タイル・磁器質タイル・陶器質タイル・フロアタイル・セラミックタイルの5つを紹介します。

それぞれのタイルについて、トイレの床タイルとしておすすめの点と、導入するときに気を付けてほしい点を解説します。数多くあるトイレの床タイルの中から、タイル選びをする際の参考にしてください。

種類1:せっ器質タイル

せっ器質タイルは、吸水性が低く、どのような気候にも対応できる便利なタイルでしょう。自然な焼きむらが独特の雰囲気をかもし出しているので、一般的には釉薬なしで使われることも多いです。

せっ器質タイルは、吸水性が低い点が、トイレの床材に適しているといえます。掃除のしやすさを考えると、釉薬を塗って、表面がつるつるしているタイルの方がメンテナンスしやすいでしょう。

種類2:磁器質タイル

磁器質タイルは、石英、長石、粘土などを焼成して作られており、吸水性が低く、ほとんど水を吸わないタイルです。耐凍害性や耐摩耗性に優れているので、屋外での利用にも向いているといえるでしょう。

磁器質タイルは、圧倒的な吸水性の低さと、耐久力がトイレの床材に適しているといえます。

また、磁器質タイルはモザイク柄にも使われるので、デザイン性の高いトイレの床にしたい場合もおすすめでしょう。

種類3:陶器質タイル

陶器質タイルは、陶土や石灰などの原料を焼成して作られるタイルです。ほかのタイルと比べると吸水性が高いでしょう。硬さ・強さは、磁器質タイルよりも弱いため、一般的に外装より内装として用いられることが多いです。

陶器質タイルは、トイレの床材に必要な吸水性の低さがないため、トイレの床材としてはおすすめできないかもしれません。もし、陶器質タイルを使う場合は、釉薬を塗ったタイプのタイルを使うようにするのがベターです。

種類4:フロアタイル

フロアタイルは、名称にタイルと付いていますが、タイル状に加工された塩化ビニル樹脂の床材です。フロアタイルは種類が豊富で、タイル調・フローリング調・大理石を模したものなどがあり、本物のタイルの代わりに使われることも多いでしょう。

フロアタイルは、ほかのタイルと比べて張替えやすいため、工事が短時間で済む点がメリットです。また、本物のタイルより価格が安い点も、選ばれる理由ではないでしょうか。

種類5:セラミックタイル

セラミックタイルは、従来のタイルの課題であった目地の汚れを解決する、新しいトイレの床材といえます。

大型のセラミックタイルを利用することで目地が少なくなり、陶器なので水や汚れがしみにくく、掃除も水拭きのみで簡単にできるでしょう。

トイレのリフォームにかかる費用の勘定科目

トイレのリフォームにかかる費用は、全面改装と老朽化による一部改修で異なります。

全面改装の場合は固定資産となります。壁や床の改修費用は、建物勘定に計上され、区分・耐用年数・償却方法は既存の建物に従います。また、便器や洗面台の改修費用は、建物付属設備に該当するので、15年で減価償却することになるでしょう。

ただし、壁面やタイルの老朽化により、従来と同様のものに交換する工事であれば、全額が修繕費として計上が可能です。

耐用年数(建物/建物附属設備)|国税庁
修繕費|国税庁

戸建てリノベーションとの工事内容の違い

マンションやアパートで入居者が退去したあと、元の状態に戻すときに行うのは「リフォーム」です。リフォームとは、故障や老朽化箇所を修繕することをいいます。

リフォームと同じくよく使われる言葉に「リノベーション」があります。リノベーションとは、建物に大規模な工事を加え、建物の性能をアップさせ、建物の価値を高めることをいいます。

トイレの床の張り替えは、老朽化箇所の修繕ですので「リフォーム」です。

トイレの床をおしゃれにリフォームして他の賃貸物件と差をつけよう

アパートやマンションの建物自体が多少古くても、内装や水廻りがきれいにリフォームされている物件は、入居者の目には魅力的に映るでしょう。

トイレの床タイルは、ほかの素材と比べると価格は高いかもしれませんが、素人が張替えても高級感や清潔感が伝わるのではないでしょうか。

また、色やデザインも豊富にそろっているので、所有している物件の雰囲気にあった、素敵なトイレの床タイルを見つけてください。

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