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【納期5月18日】賃貸物件でもカビは壁紙から細部まで?大家の対処法5つと点検ポイント5つ

2020 10.21この記事はPRを含みます

なぜ賃貸のカビ部屋は避けられるのか?

大家さんには空室を埋めることが求められ、収入源に大きく関わってきます。空き部屋が埋まらない理由は様々ですが、カビの生えている賃貸は入居者が決まらない場合が多くなっています。

次に、カビが生えている賃貸に入居者が集まらない理由を紹介します。避けられてしまっている理由を把握することで対策や対応することができます。カビが生えている賃貸を所持している人は参考にしてみてください。

カビがもたらす健康被害

カビによる健康被害を懸念することで入居を断られることが最も多い理由となっています。カビの生えている賃貸は見た目が悪いだけではなく、健康を損ねてしまう可能性があります。

カビは胞子で繁殖するため、知らない間に吸い込んでしまうことも少なくありません。カビの胞子を吸い込んでしまうと喘息などの症状を起こすリスクがあります。そのため、抵抗力が低い人からは避けられます。

壁紙のカビは衣服や家具にも広がる

壁紙のカビは衣服などにも生えてしまうリスクがあります。頻繁に着用する衣服であれば洗濯する機会も多いため、カビが衣服に付着することはありませんが、長期間収納する衣服の場合はカビが繁殖してしまいます。

また、衣服だけではなく、家具などにもカビが繁殖してしまうことがあります。特に、木材の家具はカビが繁殖しやすいです。タンスや食器棚が壁紙と密着しており、通気性が悪いとカビが繁殖しやすくなります。

壁紙のカビは恐ろしくマイナス印象

壁紙にカビが生えている賃貸は恐ろしく印象が悪く、ほぼ入居者が決まりません。上記でも紹介した理由が避けられる理由ですが、見た目も悪く物件を見学した第一印象は最悪といっても過言ではありません。

第一印象が悪くなってしまうとそこから挽回することは非常に難しく、契約までたどり着くことも稀です。そのため、壁紙にカビが生えてしまっているのであれば、即座に対策することをおすすめします。

「換気をすれば大丈夫」は入居希望者に響かない

カビの生えた賃貸を見学する際に「換気すれば大丈夫」と説明しても逆効果になる可能性があります。カビは定期的に換気をすることで繁殖を抑えることは可能ですが、すでに壁紙にカビが生えてしまっていると「換気以前の問題」と思われることが多いです。

また、換気するだけではカビを除去することはできず、最悪のところ繁殖し続ける場合もあります。大家さんとしての人望を失ってしまう言動でもあるため、注意しましょう。

賃貸物件にカビが生えていた場合の対処法5つ

賃貸している部屋の壁紙などにカビが生えてしまっていることも少なくありません。特に、水回りなどにカビが生えてしまうことも多くなっており、定期的に掃除や換気を行う必要があります。

しかし、抱えている物件数が多い場合やカビが生えやすい季節はどうしてもカビが生えてしまいます。次に、賃貸の壁紙などにカビが生えてしまっている時の対応策を紹介します。対応をしっかり行うことでトラブルを回避できます。

対処法1:まずは入居者募集を停止

壁紙などにカビが生えてしまっている賃貸がある場合、即座に入居者希望を停止することをおすすめします。

大家さんの中には、空き部屋を早く埋めるためにカビが生えている賃貸も入居者希望の状態にすることがあります。しかし、上記でも紹介したように入居者から避けられる物件であるため、カビをなくして入居者希望を再開すると効率が良いです。

次に、入居者希望の停止をする理由をより詳しく紹介します。

入居希望者はカビ部屋で新生活を始めたくない

入居者の多くが新しく綺麗な環境で新生活を送りたいと考えており、カビが壁紙などに生えている賃貸は借りようとしません。そのため、入居者を募集しても入居者が決まる確率は極めて低く、家賃などを低くしないと難しいです。

カビが生えている状態を維持するよりも、素早くクリーニングなどをしてカビのない賃貸にしたほうが、大家さんと入居者にとってメリットになります。また、未然にトラブルを回避することにもつながります。

仲介担当者も案内したくない

カビの生えている賃貸は仲介業者の人も案内したくない気持ちがあります。仲介業者は直接入居者とコミュニケーションを取りながら物件を紹介しますが、魅力のある条件が整っていてもカビが生えているだけですべて台無しになってしまいます。

そのため、おすすめできるポイントが少ないです。また、仲介業者自身の信頼も失われてしまう危険性があり、紹介することを断るケースもあります。

対処法2:原状回復をめぐるトラブルとガイドライン確認

壁紙などにカビが生えている状態でも入居者を募集したい場合は、原状回復するガイドプランを作成しておくことをおすすめします。稀に、カビが生えている賃貸でも住みたいと考える入居者がいますが、しっかりガイドラインを作成していないとトラブルの原因になってしまいます。

ガイドラインを用意していれば、トラブルに発展した際に正しい対応方法で解決可能になるのでおすすめです。

結露を放置して拡大したカビは借主負担

カビが生えてしまう原因に結露がありますが、放置してしまうとよりカビの範囲が広がり、修復にかかる負担は入居者になります。このことを入居する前に伝えるおくことが大切であり、トラブルを未然に防ぐことができます。

結露でカビが拡大しているのかを判断するために、入居する前に写真を撮っておくことをおすすめします。カビが生えていることを承知で入居する場合は、現状よりもひどい状況にならないように注意しましょう。

カビ部屋の原状回復の工事費用

カビ部屋の原状回復に必要となる資金はオーナーでもある大家さんが支払うことが一般的です。入居者がカビの除去を要望する場合も、原則として大家さんが支払うことが一般的となっています。

カビの範囲によりますが、カビが生えている範囲が広く、壁紙にもカビが繁殖していると費用も高額になります。そのため、大家さんは賃貸部屋にカビが生えていないかを定期的に確認することが大切です。

賃貸のカビ対処法3:原状回復後に再募集

賃貸にカビが生えてしまっている場合の対応策の中に、クリーニングを完了させてから入居者を募集する方法があります。

クリーニングする費用が掛かったり、再募集するまでの期間が空いてしまったりすることもありますが、入居希望者からのトラブルや入居者が決まらない状況に陥りにくいメリットがあります。

次に、カビ部屋の原状回復方法のコツを紹介します。きっちりカビを除去してから入居者希望の再開をするようにしましょう。

ルームクリーニングは基本中の基本

賃貸にカビが生えてしまった場合はハウスクリーニングすることをおすすめします。

定期的に掃除をしていれば、カビが生えてしまうリスクも大幅に軽減することもできるため、カビが生えていなくてもこまめに掃除を行うことをおすすめします。

ハウスクリーニングは大家さん本人が行う場合もありますが、賃貸している量が多いのであれば業者に頼む方法もあります。

細部のカビ除去も忘れずに

カビは湿気がたまりやすい場所に発生しやすいですが、細部までカビが生えていないかを確認してから入居者希望の再開をするようにしましょう。カビは繁殖力が強い細菌であり、細部に小さなカビが残っていると短期間で繁殖してしまいます。

壁紙などにもカビが広がってしまい、再びハウスクリーニングをしなければなりません。壁紙など目立ちやすい部分ばかりに掃除するのではなく、カビが生えやすい部分に注目しましょう。

壁紙や床は張り替えや掃除を

壁紙や床にカビが生えている場合は張り替えるようにしましょう。壁紙に繁殖したカビを除去しても表面のカビしか除去できていない場合が多く、時間が経つと再び目立つようになってしまいます。

そのようなことが起こってしまうと入居者から苦情が来ることもあるため、壁紙を張り替えることをおすすめします。壁紙を張り替えることは大きな出費になりますが、再びカビが現れないようにするためには必要な方法です。

賃貸のカビ対処法4:仲介業者にも配慮

上記でも紹介したようにカビの生えている賃貸は仲介業者に避けられやすいため、仲介業者にも配慮してカビを除去しておくようにしておきましょう。オーナーは、仲介業者を利用して入居者を募る場合が一般的であり、仲介業者との信頼関係も築いておかなければなりません。

仲介業者が仲介してくれないと入居者が一気に集まらない場合も多く、カビが生えているなど仲介しにくい部屋はなくしておきましょう。

賃貸物件のカビ予防!空室で点検したいポイント5つ

賃貸物件にカビが生えてしまうことは上記でも紹介したようにデメリットになることが圧倒的に多くなります。そのため、カビの生えている物件をなくすことが大家さんには求められます。

入居者がいる物件であればカビが生えにくくなるだけではなく、万が一カビが発生しても入居者の責任であるため、あまり大家さんには影響が出ません。次に、賃貸物件にカビを生やさない予防方法を紹介します。

カビ点検ポイント1:壁紙や床

壁紙や床のカビを予防するためには定期的に換気をすることが大切です。壁紙や床にカビが生えてしまう場合は広範囲に広がってしまう可能性が高く、いち早く対処しなければなりません。

壁紙は表面だけではなく、内側にカビが生えている場合もありますが、視認することができないため、日々の掃除が必須となります。また、日が当たりにくい室内の壁紙を念入りに予防することが大切になってきます。

カビ点検ポイント2:巾木と床の間・部屋の角

巾木や壁や床の角にもカビが生えやすいため、注意しましょう。巾木とは、壁と床の間にある部分であり、壁よりも少し段差ができています。壁紙と床の間を埋めるためにある部分であり、傷などが壁紙についてしまうことを防ぐ役割があります。

しかし、窓などがある巾木は結露によるカビが生えてしまうリスクが高く、予防することが求められます。巾木や床の角にはカビだけではなく、ほこりやゴミも集まりやすいため、綺麗にしましょう。

カビ点検ポイント3:窓や浴室のコーキング

窓や浴槽のコーキング部分もカビが生えやすいため、予防が求められます。窓は雨などで湿気が侵入しやすい部分であり、結露もしやすいため、カビが生えやすいです。

浴槽のコーキング部分も隙間にカビが生えやすく、空き部屋でもカビが生えやすくなっています。コーキングにカビが生えてしまった場合はコーキング部分を取り除き、新しく施工すると手間がかかりません。換気することでカビ発生の予防ができます。

カビ点検ポイント4:キッチン周り

キッチン回りも水を多く使用する部分であるため、カビが発生しやすいです。空き部屋の期間が長いのであればカビが発生するリスクは低いですが、入居者が出て行って空き部屋になった場合はカビが生えやすいため、注意が必要です。

そのため、定期的に空き家の物件も換気することをおすすめします。キッチン回りでは壁紙にもカビができやすいので水回りは特に注意しましょう。

カビ点検ポイント5:下駄箱上の隅・出窓の窓枠木部

賃貸物件の空き家では、下駄箱の上の隅や出窓の木枠部分にもカビが生えやすくなっています。出窓部分は、おしゃれな賃貸物件に多く取り入れられている間取りであり、小物を置くこともできるメリットがあります。

しかし、出窓部分だけが大きく外側にせり出しているため、外気の影響を受けやすく、結露もしやすいです。窓ガラスに結露してしまうと垂れてしまい、木枠に垂れて水分を吸いカビが好む環境になります。

カビが生えやすい賃貸物件の特徴

賃貸物件の中にはカビが生えやすい物件とそうではない物件に分けることができます。カビが生えやすい賃貸物件は対策をしていないとカビが生えてしまうリスクが高いです。

次に、賃貸物件の中でカビが生えやすい特徴をいくつか紹介します。所持している賃貸物件にカビが生えやすく悩んでいる人やどのような特徴があればカビが生えやすくなってしまうのかを知りたい人は参考にしてみてください。

断熱材が入っていない

断熱材が入っていないと壁紙の表面に結露してしまう可能性が高く、カビも生えやすいです。一般的に断熱材は入れられて建築される場合が多いですが、昔に建てられた賃貸物件では断熱材が入れられていない場合も多くなっています。

壁紙にカビがよくできる場合は、断熱材が入れられているか確認しましょう。断熱材が入れられていることで外気との温度差を抑えることができ、同時に結露も抑えることが可能です。

防カビ処理をしていない

防カビ剤を使用していればカビの発生を抑制することができますが、使用されていないとカビが繁殖しやすくなってしまいます。防カビ処置は、新しい賃貸物件で施されている場合が多いですが、効き目には期限があるため、入居者が退去した際に再び行うことをおすすめします。

防カビ処理をしておくことでカビが生えにくくなり、手入れする際の手間も省くことができます。カビが生えやすい部分を重点的に行うことをおすすめします。

賃貸物件の壁紙や細部のカビには予防と対処を徹底しよう

賃貸物件の壁紙や細かい部分にはカビが生えやすいため、適した予防方法と対処方法を行うようにしましょう。カビが生えている賃貸物件はイメージが悪くなってしまうため、入居者も決まりにくいです。

カビが生えないようにする対策や生えた際の対処方法はオーナーが行うことであるため、賃貸物件を扱うのであればカビに対する正しい知識も身につけるようにしましょう。

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