住宅ローンで追加の融資を受けるには?追加の融資を受ける方法を紹介
2020 10.21この記事はPRを含みます
住宅ローンとは
住宅ローンとは、住宅を取得する際に金融機関から受ける融資のことを指します。一括で購入できる人であれば住宅ローンを利用する必要はありませんが、住宅の購入に十分な資金を用意できない人は住宅ローンを利用し、月々の返済をしていくことになるでしょう。
本記事では、住宅ローンで追加の融資を受ける為の条件や追加の融資を受ける方法を紹介していきます。追加融資について検討している方は是非参考にしてみてください。
住宅ローンを受ける条件
住宅ローンを受ける条件には、住宅ローン審査を受け、審査に通る必要があります。住宅ローン審査は、借り入れた人が返済できない際、その物件が担保として価値がある物件なのかも審査されます。
事前審査では、土地や建物の見積り、借用者の収入や職業、勤続年数、完済時年齢、団体信用生命保険の関係で健康状態の確認などが見られます。一般的には月収の30%程度が月々の支払として算出されるので、特に年収は大きく評価に関わるでしょう。
住宅ローンの追加融資を受けられる?
すでにローン返済中という状況で、住宅ローンの追加融資を受けることは可能なのでしょうか。家の改築、増築したいという方は追加融資を希望するケースもあるでしょう。
一般的には、追加の融資は難しいといわれていますが、リフォームローンの場合は無担保で借り入れられることがあります。ここでは、追加融資が難しい理由と、リフォームローンの場合について見ていきましょう。
追加の融資は難しい
住宅ローンの融資がおりたからといって、追加で新たな融資を受けることもできる、ということにはなりません。住宅ローンは、建物の購入を目的としている融資なので、物件を購入した後の追加融資は断られる場合がほとんどでしょう。
追加の融資を受ける場合は、住宅ローンと基準が違うため新たに金融機関と交渉が必要になります。金融機関では追加融資というものはないので、再度ローン審査を受ける必要があります。
リフォームローンは無担保で借りられることもある
住宅ローンは追加の融資は難しいところがありますが、リフォームローンであれば無担保で借り入れられることがあります。リフォームローンとは、家の増改築や修繕する際に利用できるローンです。
リフォームローンは、住宅のように借り入れのための担保を必要としないケースがあるので、担保を失うリスクがありませんが、担保がない分借入額が少なく、金利が高めで返済期間が短いことがあります。
住宅ローンを借りた人が増額する方法
住宅を購入した後、元々の予定よりも費用が発生してしまい、住宅ローンを借り増ししたいという事態が発生してしまう人もいるでしょう。住宅ローンを増額したい人は、途中で設計変更することがある注文住宅の人に多いといわれています。
次は、住宅ローンを借りた人が増額する方法について紹介していきます。住宅ローンを借りた人が増額する方法としては、自己資金で対応するか、無担保住宅ローンを利用するという方法があります。
1:増額はできない
最初に伝えた通り、住宅ローンの増額は基本的にできません。住宅ローンは、一度組んだ方ならわかると思いますが審査に手間や時間がかかるものです。
増額する場合も審査が必要で、審査をやり直すことを銀行側に断られることが多いでしょう。
2:自己資金で対応
工事で追加の費用が必要になってしまった場合は、自己資金で対応するしかありません。住宅ローンで家の購入を全て賄おうとはせず、自己資金にもあらかじめ余裕を持たせておくことが必要になるでしょう。
自己資金で支払う余裕がなければ、親に貸してもらうことが望ましいでしょう。銀行から借りれば利息がつくので、借りたお金よりも大きな金額を支払うことになりますが、身内であれば無利子で応じてもらえる可能性があります。
3:無担保住宅ローン
どうしても住宅ローンを増額したい場合、無担保住宅ローンを借りるという方法もあります。無担保住宅ローンとは、名前のとおり、担保なしで借りられる住宅ローンです。
審査と融資までのスピードの早いため利用しやすいメリットはありますが、金利が高く、借入期間が短いというデメリットがあります。借入できる上限の額は300~500万円程度で有担保ローンに比べて少なめですが、ちょっとした費用を追加するには良いでしょう。
同じ銀行で借りる
基本的には、住宅ローンの増加は銀行的に嫌がられる可能性が高いですが、どうしても費用を用意できない場合は、住宅ローンを組んだ銀行で、無担保ローンを借りられるか聞いてみましょう。
同じ銀行が良い理由としては、もしも返済できない事態に陥った時、債権者は一つにしておいたほうが良いためです。債権者が複数いた場合、返済の調整が難しくなってしまいます。
住宅ローンをこれから借りる人が増額する方法
はじめて住宅ローンを利用するという方は、どのくらいの金額を申請していいかわからないこともあるでしょう。次は、住宅ローンをこれから借りる人が増額する方法について紹介していきます。
住宅ローンをこれから借りる人が増額する方法には、住宅ローンを多めに申請する・余ったら減額申請する、という方法があります。これから住宅ローンを借りる人は参考にしてみてください。
1:住宅ローンを多めに申請する
住宅ローンをこれから借りる人が増額する方法として、住宅ローンを多めに申請しておくという手があります。
希望通りの住宅を建てたい注文住宅の場合や、中古住宅を購入したことでリフォームを前提としている場合は、ある程度多めに住宅ローンを借りておく必要があるでしょう。
5%上乗せした金額を申請
ある程度多めの金額で住宅ローンを申請する場合、請負契約の金額にプラス5%を目安として上乗せしてみましょう。
ただ、人によっては5%を上乗せした金額にしてしまうと審査に通らないことがあります。その場合はローン組み直しを検討する必要があるでしょう。
また、借りられるなら10%などさらに多く借りたいと考える人もいますが、借りれば借りるだけ返済期間が延び、利息で返す金額が膨れてしまう可能性も頭に入れておきましょう。
2:余ったら減額申請する
多めに住宅ローンを申請しても、予算内で収まりお金が余ることもあるでしょう。余った場合は、融資が下りる前であれば減額の申請ができます。増額希望であれば審査がやり直しとなるので難しいですが、減額融資に再審査は不要なため難しく考える必要はありません。
多めに借りた分で新生活の家具購入や引越代、車の購入などに充てる人もいますが、後々利息として支出を膨らませてまで借りた金額を使うのはやめたほうがいいでしょう。
離婚した人が住宅ローンを増額する方法
夫婦で住宅を共同購入していた場合、離婚後は家に住み続ける方へ家の権利を渡すことが必要になります。権利が一方に移ると今までのローンを全て一人で支払うことになるため、住宅ローンの増額を検討しなければいけないケースもあるでしょう。
ただ、増額には審査があり年収が落ちていたり、信用力が満たないと判断されれば審査が通らないこともあるでしょう。
場合によっても借り換えがおすすめ
新しくローンを借りることで返済中の住宅ローンを一括返済することを、住宅ローンの借り換えといいます。住宅ローンの借り換えの目的は、元々の支払いで元金にかかっていて金利を、低い金利のローンに切り替えることで下げ、総支払額を減らすことです。
住宅ローンの借り換えは、金利差が大きいこと、元金が多く残っていること、返済期間が長いことによって、より総支払額を縮小する効果が発揮されます。
中古住宅を購入してリフォームするときはどうする?
中古住宅を購入してリフォームするときは、住宅ローンかリフォームローンを利用することになるでしょう。二つのローンの差は担保を有無です。住宅ローンは担保を必要とし、リフォームローンは無担保ローンです。
住居の一部分だけなど、融資額が少なくて良い場合は、返済期間は短め、金利は高めですが、無担保のリフォームローンが良いでしょう。
住宅ローンとリフォームローンを一本化とは?
住宅ローンとリフォームローンを一本化する、「リフォーム一体型住宅ローン」と呼ばれる商品も存在しています。
これは、住宅ローンとリフォームローンをまとめる商品であり、後にリフォームローン単体を組むよりも金利が低くなり、借り入れ額も大きく、返済期間が長い、など返済しやすい内容のローンを組むことが可能です。
ただ、審査がより厳しくなり審査が下りるまで時間もかかるというデメリットがあるでしょう。
住宅ローンを追加融資する方法について知っておこう
住宅ローンの追加の融資を受けるにはどうすればよいのか、追加の融資を受ける方法について紹介しましたがいかがでしたでしょうか。住宅を人生で何度も買う経験は、一般的に早々ないことでしょう。そのためどの程度の融資額を希望するかは難しい問題になります。
住宅ローンの追加は一般的には難しいですが、無担保住宅ローンという手もあるので、金融機関に相談してみましょう。