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J-Debitはデビットカードとして支払いに利用できる!3つの特徴を解説

2020 10.21この記事はPRを含みます

J-Debitとは?

デビットカードは、預金口座と紐付けられた決済用カードのことで、J-Debit・VISAデビット・JCBデビットの3種類があります。J-Debitは、金融機関などが共同で設立した日本デビットカード推進協議会が運営し、日本独自で発展してきました。

J-Debitの特長・メリット・利用方法をくわしく解説します。「J-Debitロゴマークは見たことはあるが詳しくは知らない」という方は参考にしてください。

J-Debitの特徴3つ

デビットカードであるJ-Debitは、どのように利用するのでしょうか。また、手数料や金利はかかるのでしょうか。J-Debitの使い方、決済手数料、利用できるカードの種類について解説します。

J-Debitの特徴1:支払いにそのまま利用できる

J-Debitは、支払時に銀行のキャッシュカードを提示し、口座暗証番号4桁を入力するだけで支払が完了します。料金は銀行口座から即引落しになる決済スキームなので、残高を越えて利用できないため、使いすぎの心配がありません。

利用できる加盟店数は約45万カ所にものぼります。また、通帳に利用履歴が残るので、家計簿代わりにもなり便利です。

J-Debitの特徴2:手数料・金利がかからない

J-Debitは、クレジットカードと異なり、銀行の預金口座から直接支払うため、金利はかかりません。今まで、ATMで現金を引き出してからショッピングしていた方は、ATMへ行く必要がないので、手間が省け、手数料も節約できます。

また、キャッシュカードに付帯しているサービスですので、年会費もかかりません。さらに、現金を持ち歩く必要がなくなるので、安全ともいえるでしょう。

J-Debitの特徴3:利用できるカードの種類が多い

J-Debitは銀行などの金融機関のキャッシュカードに付帯しているので、お持ちのキャッシュカードに、J-Debitのロゴマークがついていれば、デビットカードとして使えます。

J-Debitは1300の金融機関から成るサービスで、ゆうちょ銀行・都市銀行・地方銀行・信用金庫・信用組合・ろうきん・JAバンク・漁業協同組合など、さまざまな金融機関のキャッシュカードで利用できます。

J-Debitを利用するメリット

カード決済というと、クレジットカード決済のイメージが強い方が多いと思いますが、J-Debitを利用するメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

利用に関わる諸費用面でのメリットや、キャッシュカードをATMで利用するときとの違いなど、J-Debitを利用することによるメリットをご紹介します。

余計な支払いが発生することがない

カードによる決済で気になるのが、余計な支払ではないでしょうか。J-Debitによる決済は、金利・手数料・年会費など、購入商品・サービス以外の支払が発生することがありません。

利用時に直接銀行口座から代金の引落しをするため、金利はかかりませんし、ATMで現金を引き出さないので、手数料も必要ありません。J-Debit機能は、金融機関のキャッシュカードについているので、入会費や年会費もかからないのです。

ATMを利用する必要性がない

現金で支払する場合、お財布の残額が不足していると、ATMを探して現金を引き出す必要があります。土日祝日や金融機関の営業時間外だと、引出し手数料がかかってしまうこともあるでしょう。

J-Debitは、銀行口座から直接支払を行なう仕組みですので、お財布の残高がたりなくても、ATMへ行く必要はなくなるでしょう。

J-Debitを利用するときに確認すること

手数料がかからず、ATMへ行く手間も省けるJ-Debitですが、利用する前に確認しておいた方がよいこともあるのでしょうか。

J-Debitは、どこででも利用できるのではなく、J-Debitのロゴークのあるお店のみで利用できます。また、利用しているキャッシュカードの金融機関によっては、利用可能時間に制限があります。

J-Debitを使える場所・使えるお店・利用時間について解説します。

J-Debitの加盟店を確認する

J-Debitの加盟店はJ-Debit公式HPから確認することが可能です。2020年7月現在では全国で約56万カ所以上の店舗で利用できるとされています。

また、J-Debitのロゴークがあると利用できるお店と判断できるでしょう。もし使えるか不安な場合には事前に店舗に問い合わせると良いでしょう。

利用できる主な店舗・施設

J-Debitを利用できる加盟店には、デパート・ショッピングモール・家電量販店など、毎日のショッピングに利用するお店があります。また、ホテル・飲食店・レジャー施設でも利用できます。

知っておくと便利なのは、飛行機のチケット・タクシーの支払・病院の診療費・通販の宅配の代引きです。ほかにも、美容院、生命保険・損害保険など身の回りのさまざまな支払に利用できます。

2020年7月現在では、海外やオンライン決済には利用できないとされています。

利用可能時間を確認する

J-Debitは、キャッシュカードを使って、直接口座から引き落とすため、サービス提供時間は金融機関がサービスを提供する時間ということになります。そのため、利用しているキャッシュカードの金融機関によって、利用可能時間は異なります。

ただし、必ずサービスを提供するよう義務づけられているコア時間帯があり、平日であれば8時~21時、休日は9時~19時は基本的に利用できます。

平日

J-Debitは平日8時から21時をコア時間帯としているので、この時間帯はどの金融機関でも利用できます。三菱UFJ・三井住友・みずほ銀行など都市銀行では、平日は24時間J-Debitでの決済を利用できます。

信用金庫・信用組合・農協・漁協は、平日でも利用可能時間が限られている場合もあるため、利用している金融機関のホームページなどで確認、問い合わせが必要です。

休日

J-Debitでは、J-Debitは休日は9時から19時をコア時間帯としているので、この時間帯であればどの金融機関でも利用できます。

金融機関は、日曜日の夜にシステムメンテナンスを行なうところが多いですが、システムメンテナンス時間帯はJ-Debitによる決済も利用できません。また、年末年始・ゴールデンウィークなどの休業日には利用できないこともあるため、各金融機関へ確認することをおすすめします。

J-Debitの使い方の手順

実際に、J-Debitによる支払を利用するときの手順について解説します。通常の支払をする場合と、支払と合わせて現金を引き出す「キャッシュアウト」を利用するときの手順の2つをご紹介します。

今後J-Debitによる決済を使ってみたいと思っている方や、使ったことはあるけど「キャッシュアウト」はまだ使ったことがないという方は、参考にしてください。

支払いをする場合

J-Debitで支払をする場合は、J-Debitのロゴマークのある加盟店で、会計のときに「支払はJ-Debitで」とお店の人に伝えて、キャッシュカードを提示してください。

お店の人がキャッシュレス端末で暗証番号を入力するよう求めてくるので、キャッシュカードの暗証番号4桁を入力すれば支払は完了です。

即時決済なので、この時点で既に口座から代金が引かれています。

キャッシュアウトをする場合

J-Debitでは、一部の加盟店とイオン銀行など一部の対応金融機関のキャッシュカードで、店頭のレジで現金を引き出す「キャッシュアウト」サービスを利用できます。

キャッシュアウトを利用する場合、会計のときに「支払はJ-Debitで、●●●●円引き出します」と伝え、キャッシュカードを提示します。

お店の人がキャッシュレス端末で暗証番号を入力するよう求めてくるので、キャッシュカードの暗証番号を入力すれば支払完了です。

イオン銀行

便利なJ-Debitサービスを使ってみよう

J-Debitは、お持ちのキャッシュカードで全国の加盟店で買い物ができる便利なサービスです。現金をATMで引き落とす手間なく直接口座から支払えるので、手数料がかからずお得といえます。

クレジットカードだとどうしても使いすぎてしまう方も、J-Debitなら口座残額の範囲内でしか使えないので、安心して利用できます。気になる方は、一度加盟店でJ-Debit決済をお試しください。

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