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冷房代を節約する7つのポイント|つけっぱなしが節約になるのは本当?

2020 10.21この記事はPRを含みます

冷房代の節約方法は?

暑い夏、熱中症予防のためにも冷房は欠かせません。電気代が高くなるからと冷房をつけずに過ごす方もいますが、猛暑日が続く近年の夏ですので、我慢せずに冷房を活用した方が良いでしょう。

この記事では冷房代を節約する7つのポイントをご紹介します。

上手に冷房代を節約して、暑い夏を快適に過ごしましょう。

夏の電気代の半分が冷房代

経済産業省資源エネルギー庁の調査結果によると、夏の午後14時くらいに在宅している家庭は照明器具、冷蔵庫、テレビ、エアコンの電気使用割合が8割にもなります。その中でも、エアコンの電気使用量は約58%を占めています。

電気代がかかると言っても暑い夏を冷房なしで過ごすのは難しいものです。これから冷房代を節約するポイントをご紹介します。

今夏やるべき節電 |経済産業省 資源エネルギー庁

冷房代を節約する7つのポイント

冷房代を節約するポイント1:設定温度をチェック

経済産業省資源エネルギー庁から、外の温度が31℃の時、エアコンの設定を27℃から28℃に設定しなおして1日9時間冷房をつけると、年間で約820円の節約になると発表されています。

2005年から提唱されたクールビスで、冷房の推奨温度が28℃と設定されてから、日本全国の家庭や会社でも28℃が1番いいと言われています。

2005年の気温とは違いますが、節約の面から見ると28℃という温度設定を参考にすると良いでしょう。

冷房代を節約するポイント2:フィルターを掃除する

エアコンフィルターが目詰まりしていると、涼しい風が部屋に入りづらくなります。

エアコンは2年に1度クリーニングすると良いと言われています。専門スタッフによるクリーニングは、エアコンを分解し、中の熱交換器やファンを徹底的に掃除します。残念ながら家庭では難しい作業です。

家庭で出来るエアコン掃除と言えばエアコンフィルターを掃除する事です。表面についている埃を取り除くだけで冷房効率が良くなり、節約になります。

冷房代を節約するポイント3:除湿ではなく冷房を使う

除湿にはドライと再熱除湿があります。ドライは部屋の温度を下げ、再熱除湿は除湿して熱交換器を通して冷たすぎない空気を部屋に戻します。

除湿は冷房よりも電気代がかかることがあります。

除湿は梅雨の時期などに、湿度を取る為に作られた機能です。ドライでは温度が下がるまでに時間がかかります。短時間で温度を下げることができる冷房を使うのが良いでしょう。

冷房代を節約するポイント4:サーキュレーターや扇風機との併用

冷房をつけている時にサーキュレーターや扇風機を一緒に使うと、エアコンから出た冷たい空気が循環されてより温度が下がります。節約の面でも効果があり、より空気を循環させるには設置する位置が大切です。

エアコンを設置している場所の反対側に置くと良いでしょう。サーキュレーターなら天井に向かって、扇風機なら上を向けて稼働させます。

エアコンから出た冷たい空気を循環させるならサーキュレーターがベストですが、扇風機でも十分効果があります。

冷房代を節約するポイント5:カーテンやすだれを活用

冷房を使っている時は、外からの日光で部屋の温度を上げないことが重要です。

部屋は暗くなりますが、窓から日光が直接当たらないように、ベランダや庭先にすだれなどで日陰を作ると良いでしょう。ベランダや庭がない場合は、遮光・遮熱カーテンを活用しましょう。

部屋に熱が入るとエアコンが温度を下げようとフル稼働する為、電気代がより多くかかります。

冷房代を節約するポイント6:室外機の回りを整理する

効率的に部屋の温度を下げる為には、室外機の周りに物を置かない事が大切です。

室外機はエアコンの心臓部と言っても過言ではないほど大切な役割を果たします。冷房をつけている時の室外機は、部屋の中の暖かい空気を部屋の外に出すということをしています。

室外機の周りに物を置いて吹き出し口を塞いでしまうと、放出した熱を再度吸い込んでしまい、冷却効果が著しく低下します。

冷房代を節約するポイント7:冷房の設定を「自動」にする

部屋が暑いと冷房の風量を強めにしたくなりますが、自動が1番効率的で節約になります。

冷房の設定を自動にすると、冷房を稼働させてから設定温度になるまでは、風量が強になっており、設定温度になると自動的に風量は弱になります。

最初から手動で弱にすれば1番の節約になりそうですが、ずっと弱だと設定温度になるまでに時間がかかり、ずっと暑いままで非効率です。

風向きも自動にしておくことでより効率的に部屋の温度を下げてくれます。

冷房はこまめにオンオフしないほうが節約になる?

部屋が快適な温度になったから冷房をオフにするという方法が節約につながると思いがちです。実際はそうではないことが多くあります。

これから何故こまめに消した方が経済的ではないのか、その理由をご説明します。

設定温度に到達するまでが1番電力を消費する

1番電力を消費するのは、冷房が部屋を冷やそうと頑張っている時です。冷房は設定温度に達すると、室温を保つために緩やかに冷却するようになるので、消費電力はピーク時よりも少なくなります。

電力を消費するという事は電気代がかかるということです。

つけっぱなしのほうが節約になるシーン

冷房が大きく稼働している時は設定温度の室温を下げている時です。つまり、設定温度と室温が離れている時が電気代がかかるという事になります。

電気代節約のために冷房はこまめに消した方がいいと思われがちですが、短時間外出する時など、少しの時間であればそのまま稼働させておく方が節約になることが多いそうです。

エアコン機種にもよりますが、最近の機種であれば、つけっぱなしにしておく方が節約になるケースが多いでしょう。

30分以下の外出時

冷房はつけたらすぐに設定温度にしようと沢山の電力を消費します。設定温度に達した後は、それを保つだけなので電力消費は小さいです。

1番電気代がかかるのは冷房をつけた時です。つまり設定温度に達した後の状態を保つ方が電気代はかからないのです。

節約の為には、室温が設定温度を大きく上回らないように短時間の外出の時は冷房をつけっぱなしにした方が良いでしょう。

外気温が高い場合

機種によって停止する温度は違いますが、エアコンは外気温があまりにも高く、室外機の温度が上がりすぎると、故障しないように自動的に冷房運転を停止させます。

その為、冷房をつけているから部屋の中の方が涼しいはずが、外の方が涼しいという事になります。

そのような場合は室外機が熱くなりすぎないように、植木や日よけで室外機を日陰にすると良いでしょう。

節約ポイント以外で冷房代を下げる2つの方法

ドライじゃなく冷房にしていて、さらにつけたり消したりを頻繁にしない、夜だけしか冷房をつけない、室外機の周りに物を置かないなどの節約術を試しても期待したほど電気代が下がらなくてガッカリする方もいるかもしれません。

もっと節約したいのであれば、これからご紹介する2つの方法を検討してみてください。

冷房代を下げる方法1:電力会社やプランを変更する

節約する為には電力会社や料金プランを変更することをおすすめします。

電力使用量に応じて電気料金が決まるアンペア制に変更する方法がありますが、集中して沢山の電力を使うとブレーカーが落ちるので注意が必要です。

電気を使う時間帯が夜や日中など固定されているのであれば、時間帯によって料金が変わる時間電灯制がオススメです。

冷房代を下げる方法2:新しいエアコンに買い換える

設定温度や料金プランなどを見直すほかにもっと節約したいなら、エアコンを新しく買い換えることを考えてみてください。

エアコンの省エネ性能は年々向上しています。以前のエアコンを使っているのであれば、新しいエアコンに買い換えることでより節約になるでしょう。

使い方を見直して冷房代を節約しよう

エアコンの冷房機能は設定温度を28℃に設定する事、短時間であればこまめにオンオフはしない事、エアコンの掃除をする事、室外機の周りには何も置かない事など気軽に出来るものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。

料金プランの変更やエアコンの買い替えなどは気軽には出来ませんが、長期的に見て節約になりますので検討してみることをおすすめします。

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