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アクティブファンドの選び方6つをご紹介|投資する際のポイント

2020 10.21この記事はPRを含みます

アクティブファンドとは?

アクティブファンドとは、銘柄選択や資産の配分により株価指数などベンチマークを上回る投資成果を目標とした運用方法です。

しかし、アクティブファンドとしての明確な定義はなく、実際は指数に完全に連動しないインデックス型以外の商品についてアクティブファンドと呼んでいます。

アクティブというと大きなリターンをとるためリスクが大きいと考えるでしょうが、実際は運用自由度があり、必ずしも高リスクを負うとは限りません。

インデックスファンドとの違い

インデックスファンドとは、日経平均株価のように株価指数や債券指数の指標と同じ動きをする運用ファンドで、アクティブファンドは株価指数に関係なくそれを上回るのを目標にした運用ファンドです。

アクティブファンドは高コストに対しインデックスファンドは低コストで平均的パフォーマンスを上げていきます。また、インデックスファンドは指数連動するものの商品種類は少ないのに対し、アクティブファンドは商品種類も豊富です。

アクティブファンドの特徴5つ

アクティブファンドとインデックスファンドの違いがわかりましたが、アクティブファンドには特徴がいくつかあります。ここではアクティブファンドの特徴を5つご紹介します。アクティブファンドには多くのメリットがあるため、以下の特徴をよく読み理解しましょう。

アクティブファンドの特徴1:銘柄の詳細な分析をしている

アクティブファンドの特徴に銘柄の詳細な分析をしているということがあります。アクティブファンドではファンド内のアナリストやマネージャーが膨大な情報から詳細な分析を行って銘柄の運用を行っています。

そのため、運用がアナリストの予想通りならばベンチマークを上回るリターンが期待できます。また、公的機関や中央銀行は合理性のない動きをするときがあり、そのときはアクティブファンドには収益チャンスとなります。

アクティブファンドの特徴2:相場の下落局面に対応できる

アクティブファンドの特徴に相場の下落局面に対応できることがあります。

日経平均株価のような指数と同じ動きをするインデックスファンドの場合は下落局面で一緒に下落しますが、アクティブファンドは下落相場においてもリスク回避するため、リターンを減少させる緩和を期待できます。

ファンドマネージャーの腕にかかっていますが、下落相場でも柔軟に対応可能な商品もあるため、ファンド選択時にはよく検討することが必要です。

アクティブファンドの特徴3:手数料が高めである

アクティブファンドの特徴に手数料が高いということがあります。インデックスファンドに比べアクティブファンドは手数料が高いです。

アクティブファンドは組み込むための銘柄調査費用がかかったり、運用中も収益を上げるために売買を繰り返すために運用コストがかかり、そのコストを運用管理費用や手数料に上乗せしているからです。

例えば、同じ日本株でもインデックスファンドより1%前後高い運用管理費用が設定されています。

アクティブファンドの特徴4:信託報酬が高い

アクティブファンドの特徴に信託報酬が高いことがあります。アクティブファンドはファンドマネージャーが膨大な資料をもとに銘柄選定し下落場面もできるだけリスク回避して、大きなリターンを狙いますので、信託報酬が高いです。

しかし、信託報酬は種類により異なり、リターンの大きさはファンドマネージャーの腕によります。中には大幅に高い信託報酬もあれば、銘柄選定を誤りインデックスファンドより報酬が低い場合もあります。

アクティブファンドの特徴5:様々なタイプのファンドがある

アクティブファンドの特徴に様々なタイプのファンドがある、ということがあります。

例えば、バリュー投資やグロース投資だったり、AIやフィンテック、不動産などのテーマによって銘柄を組合わせたもの、配当金の毎月分配型のものや再投資型というように、アクティブファンドには多くのバリエーションがあります。

アクティブファンドの選び方6つ

アクティブファンドはインデックスファンドに比べて大きなリターンを望めるファンドですが、その分リスクも高くなるということがわかりました。しかし、アクティブファンドをどう選べばいいかわからない人もいらっしゃるでしょう。

ここではアクティブファンドの選び方を6つご紹介します。アクティブファンドにはいろいろな種類のファンドがあり、1つだけの基準で選ぶのは危険ですので、以下の視点を参考にしてみましょう。

アクティブファンドの選び方1:日本株か海外株のどちらを選ぶか

アクティブファンドの選び方に日本株か海外株のどちらを選ぶかがあります。メリットとしては、日本株の場合はつねに日本国内で状態を確認することができる安心感があり、外国株の場合は今後の成長を望むことができます。

デメリットとしては日本株は成長がそれほど望めず、外国株の場合は為替リスクが発生することもあります。日本株でも外国株でも選ぶ場合は、メリットデメリットをよく確認してから購入するようにしましょう。

アクティブファンドの選び方2:産業として中長期で成長する見込みがあるか

アクティブファンドの選び方は、産業として中長期で成長する見込みがあるかをチェックする事も大切です。アクティブファンドの選び方は、割安株に投資する方法と成長株に投資する方法に大きく分かれます。

成長株への投資という場合には、中長期で成長する見込みがある銘柄を選択しているファンドかが重要になります。産業として中長期の成長を望めるかというのは今後将来的に有望な会社となるかということで、選択するときの重要な視点といえます。

アクティブファンドの選び方3:運用実績を確認する

アクティブファンドの選び方に運用実績を確認するという方法があります。アクティブファンドの投資をする場合は過去の運用成績を必ずチェックしましょう。

チェックの仕方としては、信託報酬などコストを差し引いたリターンがインデックスファンドに比べ高いのか低いのかをチェックします。インデックスファンドとは日本株式や日経平均などで、それよりもリターンが低い場合には投資はすべきではないということになります。

アクティブファンドの選び方4:情報開示に力を入れているか

アクティブファンドの選び方に情報開示に力を入れているかということがあります。

アクティブファンドを取り扱う会社では情報開示に力を入れているところも多く、運用担当者がどんな人か、ファンドの方針や実績などをホームページで紹介しているケースもあります。

情報開示しているということは、それだけしっかりとした運用哲学をもち、徹底した経営やパフォーマンスの良さが期待できます。

アクティブファンドの選び方5:投資方針や理念は明確であるか

アクティブファンドの選び方に、投資方針や理念が明確かがあります。優れたアクティブファンドには確固たる理念があるといえます。そのため、投資方針や理念が曖昧なアクティブファンドには注意が必要です。投資理念無しに長期繁栄は期待できません。

今後成長していくことが期待できるファンドを見つけるには投資方針や理念がしっかりとしたものを選びましょう。ただし、その方針に自分が共感できない場合は購入を見合わせましょう。

アクティブファンドの選び方6:避けたほうがよいファンド

アクティブファンドの選び方として避けたほうがよいファンドにも注意が必要です。避けたほうがよいアクティブファンドとは、上述にあてはまらないファンドということになりますが、さらに以下の内容に該当するファンドは選ばないようにしましょう。

ポートフォリオを頻繁に変えている

ポートフォリオを頻繁に変えるアクティブファンドは購入を避けたほうがいいです。ポートフォリオはどんな企業を取り入れ運用しているかを知るために有効で、ポートフォリオを見るとそのファンドがどういった理念でその企業を選定しているかを知ることができます。

しかし、ポートフォリオを頻繁に変えるということは、実際は運用がうまくいってないことが考えられます。ポートフォリオを頻繁に変えるファンドは購入を避けましょう。

アクティブファンドに投資する際のポイント

アクティブファンドの特徴と選び方をみてきましたが、ここまでみてきてアクティブファンドには失敗したときのリスクが大きいなどデメリットも多いことがわかっていただけたでしょう。そこで、ここではアクティブファンドを投資する際のポイントをご紹介します。

インデックスファンド投信と併用する

アクティブファンドに投資する際のポイントにアクティブファンドだけに投資するのではなくインデックスファンドと併用することがあります。インデックスファンドは指数に応じた値動きをするので、長期的運用ではパフォーマンスが高いです。

アクティブファンドは理念や方針が時代の流れに合致した場合は高パフォーマンスが期待できますが必ずしも利益にならずリスクも大きいため、2つを併用することでお互いの短所を補うことができます。

アクティブファンドへの投資を考えてみよう

アクティブファンドとは、投資理念などを持って銘柄選択したり資産配分することにより高いパフォーマンスが期待できる運用方法だということがわかりました。

しかし、アクティブファンドは高いパフォーマンスが期待できる分高いリスクも伴います。

初心者にはインデックスファンドもおすすめですが、積極的に利益を取りに行きたい場合はアクティブファンドを選択肢に入れてみましょう。

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