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海外投資について知っておくべきこと4つ|海外投資をする場合の注意点

2023 09.20この記事はPRを含みます

海外投資とは?

みなさんの中にも、日本国内で株式や債権などを購入している人もいるでしょう。しかし現在は、グローバル化が進み、世界各国が密接につながっていて、国内市場だけを見てその動きについていくことは難しくなりました。

 

また、銀行預金で日本円を持っていることがリスクになる時代にもなりました。そこで海外投資という選択肢が出てきます。海外投資とは、国内の金融商品だけでなく、海外の株式や債権、不動産などに投資することを言います。

 

昔は海外の銀行で外貨を保有することにいろいろな規制がありましたが、現在は、個人で外貨を保有し投資できるようになり便利になっています。

海外投資について知っておくべきこと4つ

みなさんは、この記事を読んでいる時点で、いずれは海外投資にチャレンジすることになるでしょう。

 

そんなみなさんが海外投資をするうえで知っておくべきことについて、1.海外投資の種類、2.購入方法、3.海外投資をするメリット、4.リスクとリターンのバランスの4つのポイントから解説していきます。

海外投資について知っておくべきこと1:海外投資の種類

海外投資を行っていくうえで、まず海外投資の種類を押さえておきましょう。現在では、債券から株式、不動産、コモディティとありとあらゆる金融商品が世界で販売されています。これだけあれば、きっと自分に合った投資商品が見つかるでしょう。

 

その中でも今回は、債券、投資信託、積立投資、不動産投資、FXの5種類について、それぞれ詳しく解説していきます。

債券

そもそも債券を購入するとは、投資家が債券の発行元(国や会社など)に対し、お金を貸しだすことです。その見返りとして、満期になるまで利子を受け取り、最後に元本が戻ってきます。

 

ここで海外債券の場合、債券の購入時、利子の受け取り時、元本の償還時はすべて外貨で行われます。要するに、日本円から外貨、外貨から日本円に両替するときに、為替変動の影響を受けます。ここがメリットともデメリットとも言えます。

 

海外債券のもう一つのメリットは、日本と比べて金利が高いことです。

投資信託

海外投資信託では、先進国企業を集めた投資信託や、新興国を集めた投資信託、ハイテク企業を集めた投資信託など、バリエーションに富んでいます。投資信託の選び方次第で、世界分散投資や1国集中投資、セクター投資など好みに合わせてカスタマイズが可能です。

 

また、アップルやグーグル、アマゾンなどの世界的大企業に投資信託を通じて投資できるので、世界の成長も享受できます。

 

一方デメリットは、海外の情報収集が難しい点です。基本、最新情報は英語になってしまいます。ただ、最近は翻訳ツールが発達しているので、そういったものを利用するのもいいでしょう。

積立て投資

海外積立て投資(オフショア投資)というものがあります。オフショア地域で資産運用するため、投資で得られたお金に対しては税金がかかりません。そのため、運用に対する手数料も安くなります。これを長期的に再投資して複利で運用することで、加速度的に資産が大きくなります。

 

日本に住んでいる場合、満期になり利益を確定すると、雑所得として確定申告して納税しなければいけません。ただし、運用益に対する非課税や手数料の安さがあるので、最後の納税を考慮してもメリットが大きいと言えます。

株式投資

海外株式投資のメリットは、世界で成長している国の株に投資できることです。

 

例えば、アメリカでは企業経営において株主還元が重視されているので日本より配当が高く魅力的です。

 

デメリットとしては、為替変動のリスクがあります。また、新興国株に投資すると急激な上昇も期待できますが、内戦やテロなどのカントリーリスクがあり、そういった情報を収集することが難しいと言えます。

不動産投資

海外不動産投資が注目されています。日本では地震や台風などの自然災害が多いため、不動産を分散して所有することが重要です。海外不動産の所有は、分散の観点はもちろん、価格や将来性の観点からも魅力的と言えるでしょう。

 

ただ、デメリットもあります。日本の金融機関でローンを組む場合、そもそも取り扱っている金融機関が少なく、ローンを組めたとしても、日本の不動産を担保に入れないと難しいことです。海外の金融機関を使う場合は、言語と金利の高さが問題になります。

 

また日本ではほとんどありませんが、新興国では竣工リスクがあります。物件の売上金を工事の資金に回すプロジェクトが多いため、工事が途中で中断することもあるでしょう。

FX

FXのメリットは、少ない資産にレバレッジをかけて取引できるので、大きなリターンを得る可能性があることです。外貨預金として使うのであれば、世界各国の通貨で保有できるためリスク分散になります。また銀行の外貨預金より、FXのほうが手数料が安いです。

 

ただしレバレッジをかけると、得られる利益が大きい分、反対に相場が動くと損失額も大きくなります。24時間動いているので、寝ている間に損失が膨らむこともあります。

海外投資について知っておくべきこと2:購入方法

海外投資5種類についてメリットとデメリットを解説してきました。日本国内だけでなく海外に目を向けると、投資対象は格段に広がります。視野が広がってきたところで、実際に海外資産を購入するとなるとどうすればいいのでしょうか。

 

ここからは、海外資産の購入方法について、国内金融機関と海外金融機関に分けて解説していきます。

国内の金融機関

海外債券、海外投資信託、海外株式、FXに投資するためには楽天証券や、SBI証券などのネット証券口座を開設するのが最適です。開設後、提携金融機関から証券口座に入金すれば購入可能です。

 

また、楽天証券の海外債券は19種類、海外株式は4,000種類以上あり、SBI証券の海外債券は12種類、海外株式は5000種類以上もあります。そのため、みなさんの目的に合った海外投資が可能でしょう。

海外の金融機関

海外投資のための海外口座開設でいうと、シンガポールと香港が候補に上がります。国際的に信用力の高いシンガポールでの口座開設ができればいいのですが、非居住者の場合は口座開設を制限しています。

 

そこでもう一つの候補である香港ですが、HSBC銀行であれば非居住者であっても口座開設できます。ただし、直接香港の支店に行く必要があります。パスポートと国際運転免許証を準備し、担当者による開設理由などの質問をいくつか受けて問題がなければ口座開設完了です。

 

しかし現在、香港は国家安全法が施行されて中国による統制が厳しくなっており、カントリーリスクがあることは理解しておきましょう。

海外投資について知っておくべきこと3:海外投資をするメリット

現在の日本に投資することと比較をすると、海外投資にはたくさんのメリットがあります。商品が充実していて利回りも高めで、海外の通貨で資産を持つことでリスクヘッジにもなります。

 

これらのメリットについてより詳しく解説していきます。

商品が充実している

海外には、日本にはない魅力的な投資商品がたくさんあります。日本では、金融商品に対する規制が厳しいため、国内では購入できないものがありますが、海外に口座を作ることで、そういった商品を購入することができます。

利回りが高め

海外の金融商品は、日本の金融商品と比べて利回りが高いです。新興国など、経済成長率の高い国では、利回りも高い傾向にあります。

 

また、新興国などでは債券、株式、不動産とも値上がりが期待できるため利回りも高くなります。

リスク分散ができる

日本円だけで資産を持っておくことは、リスク分散の観点からすると安全ではありません。もちろん日本円は海外からの信用度も高く、国家破産する可能性は低いですがゼロとは言い切れません。また、最近の中国の状態を見れば、地政学的リスクも高い国です。

 

海外通貨や資産を持っていることで、急激に円安になって円の価値が下がっても、海外の通貨や資産の価値が相対的に上がってリスクヘッジになります。

海外投資について知っておくべきこと4:リスク・リターンのバランス

海外投資で重要なことは、リスクとリターンのバランスに気をつけることです。確かに日本と比べて手数料も安いし、利回りも高く魅力的な商品が多いですが、リターンだけ見ていてはいけません。

 

もちろん為替リスクはありますし、不動産など資産の種類によっては特有のリスクが存在します。そういったリスクをしっかり理解してから海外投資を始めることが大切です。

海外投資をする場合の注意点4つ

ここまでは、さまざまな海外投資に共通的なメリットについて解説してきました。みなさんも、日本にはない高い配当や利息、成長性など、海外投資の魅力に気づいてきたのではないでしょうか。そして、もう海外投資をすることに決めた人もいるでしょう。

 

そんな人のために、ここからは海外投資を行う際の注意点について4つ解説していきます。

海外投資をする場合の注意点1:リスクがある可能性

海外投資をする場合の注意点1つ目は、リスクの可能性があることです。魅力的なリターンについては解説しましたが、投資するうえでリスクはつきものです。そこでどんなリスクがあるか、あらかじめ把握しておくことはとても重要です。

 

為替リスクとカントリーリスクについて解説します。

為替リスクの場合

海外投資においては、円を外貨に変えて資産を購入したり、逆に資産から得た利益を外貨から円に戻したりするときに為替リスクが発生します。

 

例えば、1ドル=100円のときに1万ドル(100万円)購入した資産が、1ドル=80円の円高になったら80万円になってしまいます。ただしその逆で、1ドル=120円になって120万円になることもあるので、必ずしもリスクだけというわけではありません。

カントリーリスクの場合

海外で資産を購入した場合、その国で戦争が起きたり、クーデターが起きて法律が変わったりすることがあります。そういった政治や経済で想定外の問題が起こると、資産が没収されたり、利益を国外に移動できなくなる可能性があります。

 

こういう国は、利回りが高い傾向にありますが、リスクもしっかり把握しバランスを考えて投資する必要があるでしょう。

海外投資をする場合の注意点2:情報不足

日本の株式や債券、不動産の情報は日本語であふれているので問題ありません。しかし、海外の情報となると話は変わります。もちろん海外投資について日本語に翻訳された情報もありますが、タイムラグがあります。南米やアフリカなどの新興国については、より情報を仕入れることが難しくなるでしょう。

 

より現地に近い情報を得るには、外国語の情報を積極的に収集することはもちろん、実際に現地に行くことも必要です。

海外投資をする場合の注意点3:手続き

海外投資をするうえでハードルになるのが手続きです。商品のパンフレットや契約書も英文になります。商品の内容やリターン、リスクを正確に把握しないと契約後に問題が発生してしまいます。

 

自分で直接契約する場合は、外国語で商品や契約内容を理解できること、外国語ができない場合は信頼できる仲介業者を選ぶこと、日本語でのサポートがしっかりしていることを確認しましょう。

海外投資をする場合の注意点4:為替手数料

海外投資する際は、海外資産の購入と売却時に円と外貨を交換する際、金融機関に手数料を支払う必要があります。そのため、利回りを計算する際は為替変動や金利だけでなく、為替手数料も考慮に入れなければなりません。

 

不動産投資のように外貨に両替する金額が大きい場合や、FXのように売買の回転率を上げて投資を行う場合は、両替手数料に注意する必要があります。

海外投資への理解を深めよう

海外投資について、その種類やメリット、デメリットについて解説してきました。いかがだったでしょうか。

 

現在の日本は、超高齢化社会に向かっていて人口も減少しています。自動車や家電など世界をリードしてきた日本の産業はIT化に乗り遅れ、世界から見れば古い産業になっています。このような状況で日本の株や不動産にだけ投資することはリスクが高いです。

 

一方、日本に住んでいながら海外に投資することは、昔と比べて簡単にそして種類も豊富になりました。これは考え方を変えればチャンスだと言えます。ぜひみなさんも、この環境を活かして海外投資にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

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