投資比率とは?投資比率を考える時のコツや投資額別の運用方法、運用する時のポイントを解説!
2024 09.23この記事はPRを含みます
投資比率を考える時のコツや投資額別の運用方法がよくわからないんだよね。
そうなんだ。投資比率を考える時のコツや投資額別の運用方法について教えるね。
ありがとう、先生!運用する時のポイントについても知りたいな。
なるほどね。運用する時のポイントもあわせて教えるね。
投資比率とは?
「投資比率」というのは、預貯金、株式、投資信託、債券などの金融資産、金や仮想通貨、不動産など、自分が持つ資産のうち投資対象と設定する資産の割合のことです。
「何割にすべき」というような明確な決まりはないので、自分の年収や資産、ライフスタイルを考慮しながら各自で設定しなくてはなりません。
ここでは「投資比率」を決める時の具体的なコツ6点と、投資額に合わせた運用方法の提案やポイント6点を解説します。
投資比率を考える時の6つのコツ
では、実際に投資を開始するとき、資産の何割程度を投資資金に回せばよいのでしょうか。金融資産をどういう割合で投資資金として分ければ良いのか、その方法とそれを決める際の考え方のポイントについて解説していきます。
投資比率を考える時のコツ1:目的を明確化する
投資するときは、投資目的を明確にしましょう。来年の結婚資金なのか、数年後の住宅購入費用の頭金を貯める目的なのか、海外旅行のための資金なのか、老後を豊かに過ごすための費用なのかで投資方法が変わってくるからです。
近い将来に必要な資金の場合、個人向け国債や定期預金などいつでも引き出せて元本割れしない商品のなかから選択することをお勧めします。その他の場合は、運用期間やリスクを考慮しながら決めましょう。
投資比率を考える時のコツ2:家計に必要な資産は分ける
毎月の収入や支出を管理する口座と貯蓄用口座を一つにまとめているのであれば、家計用と貯蓄用口座を別々にするほうが管理しやすいでしょう。
また投資資金とは別に当座の生活に必要な額と、病気や罹災などに備える緊急用としてある程度の資金を確保しておくことをお勧めします。それ以外の資金をどのような投資比率で運用するかを、考えていくことになります。
生活費
日常の生活費として使うお金は、その1.5ヶ月分程度の金額を生活費として分けて口座に入れておきます。生活費を設定するポイントは生活費を基本に設定するのであって、手取り収入=生活費ではない、ということです。
「毎月の収入では足りずにボーナスでなんとか収支を合わせている」というようなギリギリの家計状態なのであれば、手取り収入の1~2割程度を預貯金に回せるよう家計を見直すことをお勧めします。
緊急用資金
災害に遭ったり突然、事故や病気で入院するような不測の事態は、誰の人生に於いてもありえないことではありません。このような時の緊急用資金は、生活費以外に一定額を確保しておくことをお勧めします。
緊急時用の資金を確保する目安については、最低でも生活費の3ヶ月分を、できれば1年分程度を確保しておくと安心でしょう。病気や怪我の時に職場や国などから受けられる公的援助について、一度調べておいても良いでしょう。
投資比率を考える時のコツ3:貯蓄額を把握する
自分と、もし配偶者やパートナーがいれば双方の持っている金融資産を「棚卸し」して現状を把握しましょう。
「あちこちの金融機関に分散したまま放っておいた預金を集めたら実は結構あった」というようなこともあるでしょう。
全ての預貯金から生活費と緊急用資金を除いた分の資産から投資比率を考えてポートフォリオを作っていくことになります。
投資比率を考える時のコツ4:リスクの範囲を明確化する
リスクの設定は資産運用の最初に考える大切なポイントの一つです。基本的に20代、30代の若い世代は、リスクを多めに設定した株式主体の投資比率でポートフォリオを組むことを勧められるでしょう。
50代以降になってくると、老後資金を減らしてしまうリスクを考えて債券が占める割合の大きい投資比率で運用することが多いです。それぞれの属する世代だけでなく、投資目的によっても運用比率や投資方法が変化する場合があります。
投資比率を考える時のコツ5:積み立て金額を把握する
毎月の収入から生活費を分けた後、投資にあてられる金額を設定しましょう。2019年6月の楽天証券の調査では投資を始める人は30代が最も多く、月平均積み立て金額は2.8万円というアンケート結果があります。
毎月3万円を30歳から65歳まで年利3%で運用して積み立ててると2,230万円になりますが、運用せずに貯金したままだと、超低金利が継続するとすれば1,260万円にしかなりません。
投資比率を考える時のコツ6:年齢から資産配分比率を計算する
通常の場合、投資比率は投資する年代によって高リスク資産=株式と低リスク資産=債券や預貯金の比率を変えていきます。
なぜ年代によって投資比率を変えるのかというと、老後資金を安定的に運用したほうが良いとされているからです。若ければ一時的に損失を出しても時間をかけて運用して結果を平均化できますが、40代や50代になってくると時間な余裕がなくなってきます。
老後資金の安定のために、自分の年齢を念頭に置いて資産配分比率を計算するようにしましょう。
投資比率から投資額に合わせた運営方法4つ
投資比率は年代によって、高リスク商品=株式と低リスク商品=債券の割合を変えていうのが通常です。なぜ年代によって投資比率を変えていくのかというと、運用期間の差が取れるリスクに反映されるからです。
若いうちは株式など比較的高リスク商品を主体に確定拠出年金などで運用し、40代、50代と年齢が上がるにつれ低リスクな投資対象にシフトしていくのが一般的です。ここでは、投資可能予算別に具体的な投資方法を解説します。
投資額に合わせた運用方法1:30万円未満
生活費と緊急用資金を除いた後、現時点で資産運用に当てられる資金が30万円未満の場合は、少額から投資可能な投資信託での運用がお勧めです。
投資信託は投資家から集めたお金をプロが株や債権などで運用する仕組みの商品ですから、投資経験の浅い人でも比較的安心して運用できるメリットがあります。
投資信託を選ぶ際は「ハイリスクハイリターンの法則」を念頭に置き、今後運用可能な時間の長短を考えながら選びましょう。
投資額に合わせた運用方法2:100万円未満
100万円未満の資金があれば、選択可能な商品の幅は少し広がってきます。少額から投資可能で手数料が安いインデックス型をはじめとした投資信託に加え、ETFやJ-REIT、個別株式も視野に入ってくるでしょう。
ETFは投資信託に類似した性質ですが、株式と同様にリアルタイムで売買できます。どの商品を選ぶにも購入する商品が何に投資しているかを確認し、「分散投資」を忘れないようにします。
投資額に合わせた運用方法3:1,000万円未満
1,000万円未満あると投資可能な商品の幅はかなり広がります。長期保有できるインデックス型投信などをコアに置き、リスクを取りながら積極的に利益を狙う個別株などをサテライトとして運用する「コアサテライト戦略」は良い考えです。
通常はコアとサテライトの割合を8:2にしますが、配分を変える時はコア部分の投資比率が小さくなりすぎないよう設定し、効果的なリターンを目指しながらリスクを回避しましょう。
投資額に合わせた運用方法4:1,000万円以上
1,000万円以上の資金を最小分散ポートフォリオで運用し、その結果、商品ごとの投資額が大きくなっていた場合には万が一のリスクを考慮して分散するのがお勧めです。また、このくらいの資産だと、FPに客観的なアドバイスをもらうのも悪くないアイデアです。
証券会社銀行の紹介で FPを選ぶと通常、無料アドバイスを受けられ購入も任せられて手間は省けますが、独立系FPに相談する方が中立的なアドバイスを期待できます。
投資比率から投資や株を運用する時の4つのポイント
自分の年齢を考え、収入や貯蓄を計算して理想的な投資比率を求めてから投資を開始していきましょう。
ここでは、実際に投資を行う前に注意しておくべき点や節税制度の使い方について4点解説します。
投資比率から運用するポイント1:分散投資をする
期待収益率を高くすることを考えたポートフォリオを作成する際には、投資リスクを平均化させ収益を安定化するため、資産を分散投資する基本を忘れないようにしましょう。
この場合、投資する商品の種類だけでなく、投資対象そのものの分散も心がけることが大切です。金融商品には「ハイリターンとハイリスクの原則」があるというのを常に念頭におきましょう。
投資比率から運用するポイント2:お金をすべてつぎ込まない
生活費や緊急時費用のように生きるために必要な預貯金や生活防衛資金は投資対象にはしないようにしましょう。万が一、予期しない事態が起こった場合に大変なことになってしまいます。
また、数年以内に確実に使うことがわかっている預貯金は、元本が保証される可能性が高く換金しやすい個人向け国債や定期預金として保有しておくことをお勧めします。投資はあくまで、余裕資金で行うのが原則だというのを忘れないようにしましょう。
投資比率から運用するポイント3:非課税制度を利用する
投資の利益や配当金は一律で20%課税されてしまいますから、非課税で投資可能な制度は有効利用しましょう。
iDeCoを使って投資すれば掛金が所得税の控除対象になり、受け取り時に公的年金等控除・退職所得控除が適用されます。NISAを利用して投資する場合、運用益や売却益に課税されず確定申告する必要もありません。
投資比率から運用するポイント4:運用方法を決めておく
投資の運用方法には、国内外の個別株式、ETF、投資信託や外貨預金、FXや金、不動産や仮想通貨などいろいろな種類があります。
投資を開始する時には、その投資方法をよく調べ理解した上で購入することをお勧めします。最初は少額から始め、慣れてきたら投資額を増やしても良いでしょう。
元本が100%保証される預貯金とは異なり、投資は元本が保証されないというのを忘れずに適切な投資比率を考えて運用しましょう。
投資比率を考えて運用しよう!
老後2,000万円問題が話題に上がり個人レベルでの資産形成の必要性が高まってきた昨今の状況下で、資産形成を考えるのは必須事項になってきました。
年齢層や収入、資産額で投資比率は変化していきます。日常生活に支障を来たさない範囲内で投資を行うため、各自で自分やパートナーの資産や貯蓄を把握し、そこから投資可能な「投資比率」を導き出して効率的な資産形成を目指しましょう。
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