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アパートの外壁塗装にかかる費用や必要性とは|外壁塗装の注意点6つ

2020 10.21この記事はPRを含みます

アパートの外壁塗装の費用

アパートの外壁塗装の費用は、2階建てアパートであれば150~300万円、3階建てアパートであれば200~400万円という相場です。広さや大きさで費用は変わってきますが、建物の状況や塗装に使う塗料の違い、外壁塗装に伴う付帯工事などによっても変動します。

安ければ良いというわけではなく、安い分耐用年数の低い塗料を用いた外壁塗装が行われることもあるので、その他の条件と照らし合わせながらアパートの外壁塗装を検討しましょう。

外壁塗装地域安心なび

塗り直しが必要な理由

アパートの外壁塗装の目的は、外観を美しく保つことはもちろんですが、アパートの劣化や腐食を防ぐという意味でも大変重要な役割があります。

アパートを所有するにあたっては、できるだけ長い期間丈夫に、そして美しくアパートを保つことがオーナーの目指すところです。高い費用はかかってしまいますが、アパートの外壁塗装というのはアパートを管理するためには必要不可欠です。

アパートの外壁塗装の必要性5つ

では、アパートの外壁塗装の必要性を5つに分けて具体的に紹介していきます。

アパートをはじめとする建物はさまざまな原因で劣化していきますが、外壁塗装を定期的に行うことで劣化や資産価値の低下を食い止め、魅力的なアパートの姿を保つことができます。

必要性1:外観の見た目やイメージの保持

外壁塗装を行うことで最もわかりやすい変化であるのが外観やイメージの保持です。外壁は10年前後で光沢や鮮やかさを失い、塗り替えが必要になります。

入居希望者にとってアパートの外観は部屋探しにおける重要なポイントとなるので、築年数が長くなっても高い入居率を保つためには、できるだけ外観を美しく保ち、よいアパートのイメージを保持する必要があります。

必要性2:紫外線や雨風・湿気による劣化の予防

アパートの外壁塗装の劣化の主たる原因は紫外線と雨風・湿気です。太陽光や雨風は避けることができないので、外壁塗装は時間とともにこれらの影響を受けて必ず劣化してしまいます。

外壁塗装の劣化は外壁の耐久性を下げ、ひび割れ・雨漏りによる腐食にもつながることからも、紫外線や雨風・湿気による劣化を防ぐために外壁塗装の塗り直しは必要になります。

必要性3:外壁の耐久性の維持

アパートの外壁塗装を行うことで、紫外線や雨風よって劣化してしまう外壁の耐久性を維持することができます。

アパートの鉄筋が雨水によって酸化し、錆びてしまうことで腐食膨張して周囲のコンクリートが膨れてしまうことを「爆裂」と呼びます。

爆裂が原因でコンクリートの外壁がはがれ落ちてしまうこともあります。爆裂などの外壁の劣化は、外壁塗装によって予防でき、外壁の耐久性を維持することができます。

必要性4:ひび割れや雨漏りによる腐食の防止

アパートの劣化により、外壁のひび割れや雨漏りが起こることもあります。チョークの粉のようなものが外壁に付着している状態を「チョーキング」、外壁がひび割れていることを「クラック」といいます。

チョーキングは防水性の低下を示しており、クラックは雨漏りの原因となります。アパートの外壁塗装を行うことで、チョーキングやクラック、コケ・カビなどから起こる腐食を防止することができます。

必要性5:資産価値の維持・向上

アパートなどの不動産には資産価値があり、資産価値というは通常築年数とともに劣化や老朽化が原因で下がっていくものです。

しかし、アパートの外壁塗装を定期的に行い、アパートの外観や耐久性を保つことで、資産価値を維持、さらには向上させることができる可能性もあります。

アパートを長く、大切に所有していくためにも、外壁塗装は必要不可欠です。

アパートの外壁塗装の注意点6つ

次に、アパートの外壁塗装を行う上での注意点6つを紹介します。アパートの外壁塗装には、様々な側面で注意しなければならないことがあるので、一つずつ詳しく見ていきましょう。

アパートの外壁塗装には業者との話し合いや実際の工事を含めた多くの時間や多額の費用を必要とするので、失敗しないようにしっかりと下調べや準備を行った上で実際の工事に踏み切りましょう。

注意点1:カラーはシミュレーションではなく実際に見せてもらう

アパートの外壁塗装の色は実際に見せてもらうようにしましょう。外壁の色を決める際にはカラーシミュレーションというソフトを使うことで現地に行かずに外壁の色を決めることができます。

しかし、カラーシミュレーションには、色の見え方の違い、外壁や屋根の質感がわからない、街の景観を考慮しないという問題があります。外壁の色はアパートの外壁塗装において重要な問題なので色を決める際には実際に見せてもらって決めましょう。

注意点2:施工例を参考にする

アパートの外壁塗装は業者に委託するのが主流です。依頼する各業者のHPには施工例の写真が載っていることもあり、色のイメージや施工前後の変化や完成後の状態を実際の例から確認することができます。

外壁塗装は時間や費用が多くかかり、やり直しが利きづらいものなので、実際の例を必ず確認し、慎重に判断することが必要です。

注意点3:見積り内容の詳細を確認する

見積り内容の詳細は注意深く確認するようにしましょう。確認すべき項目としては、費用支払いのタイミング、見積書が詳細に記載してあるか、塗装箇所、塗装の種類や回数、塗装以外の項目の詳細などです。

外壁塗装業者の中には、詐欺まがいの手口で費用をだまし取ったり手抜き工事を行う業者も存在しています。見積内容をしっかり確認することでアパートの外壁塗装工事を失敗しないようにしましょう。

注意点4:工事中は防犯対策を行う

アパートの外壁塗装の工事中には盗難被害が起きることがあります。必ず防犯対策を行うようにしましょう。

防犯対策としては、足場からの侵入による空き巣被害が多く、対策としてはアパートの入居者に戸締りを徹底してもらう、足場の出入り口をふさぐ、防犯センサーを業者に取り付けてもらうなどが挙げられます。

防犯センサーは有料となる場合もあるので、事前に確認が必要です。

注意点5:塗装に適した四季と避けたい時期

アパートの外壁塗装には、塗装に適した季節や避けるべき時期があるので、時期にも注意しながら外壁塗装を検討しましょう。湿度の高い梅雨時期、部屋探しをする人が多い2~3月、9月は避けるべき時期です。

アパートの外壁塗装には乾燥時期の確保が必要であり、梅雨時期は湿度が高くなるので注意です。また、アパートの出入居が増える時期の外壁塗装は工事の影響で建物のデザインが分からなくなるので避けるべき時期です。

注意点6:外壁塗装の耐用年数

外壁塗装の耐用年数とは、その塗料の保証しうる使用限度のことを指します。塗料の違いによって耐用年数の目安にも違いがあり、耐用年数が4~7年の塗料もあれば、15~20年の塗料もあります。

塗料選びはアパートの外壁塗装を検討する中でも非常に重要なポイントの一つです。築年数や建物の劣化状況を考慮し、それぞれの塗料の特徴を理解した上で慎重に検討にすることが必要です。

アパートの外壁塗装をDIYするメリット3つ

ここまでは業者の施工によるアパートの外壁塗装について紹介してきましたが、DIYによるアパートの外壁塗装も可能です。ここからはDIYによるアパートの外壁塗装のメリットとデメリットをまとめます。

メリットですが、業者を挟まないことで自由に、かつ安くアパートの外壁塗装に取り組むことができます。3つに分けて順番に紹介します。

メリット1:費用が抑えられる

まずは費用を大きくカットすることができるのが1つ目のメリットです。業者への依頼の場合は人件費も含まれるため、少なくとも100~150万円という費用がかかりますが、DIYの場合は約30万円からの費用で抑えることができます。

もちろん自分で外壁塗装をするのは大変な作業ですが、費用面においては非常に大きなコストカットを実現することができます。

メリット2:自由にアレンジできる

DIYによる自分で行うアパートの外壁塗装はアレンジを自由に効かせることができるのが2つ目のメリットです。

業者を仲介してしまうと、自分の理想の外壁のイメージにズレが生じてしまう可能性があります。最初から最後まで自分で外壁塗装に取り組むことで、自分のイメージを自由に表現できる上に、途中での方針の変更も可能です。このような自由度の高さもDIYのメリットです。

メリット3:自分のペースでできる

自分のペースで作業を進めることができるのが3つ目のメリットです。もちろん作業には時間はかかってしまいますが、自分の空いている日に自分のペースで作業を進めることができます。

業者への委託の場合はいったん契約してしまうと業者のペースで作業が進んでいきます。DIYによるアパートの外壁塗装は自分の作業したい時に、自由に進めることができます。

アパートの外壁塗装をDIYするデメリット3つ

もちろんDIYによるアパートの外壁塗装にはメリットだけでなくデメリットもあります。業者を仲介しない自由さが逆に作業の負担や危険性を増加させてしまう可能性があります。

3つに分けてデメリットを紹介していきますが、DIYによるアパートの外壁塗装を検討する際にはメリットとデメリットの両方を加味した上で検討する必要があります。

デメリット1:時間がかる

アパートの外壁塗装には非常に時間を要します。本来業者に委託して施工してもらう作業を自分の空いている時間を縫ってすべて自分で行わなければいけません。また、作業効率の点でも業者には及ばないため、長期での作業を想定しなければいけません。

さらに、雨の日は作業を進めることができないことからも、業者に委託するよりもかなり長い時間がかかってしまいます。

デメリット2:色ムラができる

DIYはあくまでも素人が趣味の範囲内で行うものです。塗料の塗布には熟練した技術が必要になるため、塗布に慣れない素人の外壁塗装は色ムラができてしまうなど専門家の技術にはどうしても劣ってしまいます。

その色ムラを「味」やオリジナリティとして捉えることもできますが、美しく洗練されたデザインに仕上げたい場合は色ムラができてしまうのは大きなデメリットになります。

デメリット3:事故やケガをする恐れがある

アパートの外壁塗装は高所での作業が多く、さらに慣れない作業による注意力の低下が思わぬ事故やケガを招くことがあります。

しっかりと安全対策を行い、常に注意しながら作業を行ったとしても、事故の危険とは常に隣り合わせであることは注意しておかなければならない点です。

DIYでの外壁塗装を行う際には、周囲の安全確認はもちろん、体力や精神力も十分な状態であるかどうかを確認してから作業に臨まなければいけません。

アパートの外壁塗装をして建物の保全に努めよう

アパートの外壁塗装は、見た目を美しく保つだけではなく建物の耐久性や資産価値の維持のために必要で、アパートの管理においては必須の作業です。

費用や塗料の種類、タイミング、委託する業者などの検討すべき点は多くありますが、一つ一つを丁寧に検討してアパートの外壁塗装を行うことができれば、多くの入居者を受け入れながら建物を保全することができます。

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