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タワーマンションでの台風リスクと対策|台風前の確認ポイントと災害対策のポイント

2024 07.5この記事はPRを含みます

タワーマンションでの台風リスクと対策がよくわからないんだよね。

そうなんだ。タワーマンションでの台風リスクと対策について教えるね。

ありがとう、先生!台風前の確認ポイントと災害対策のポイントについても知りたいな。

なるほどね。台風前の確認ポイントと災害対策のポイントもあわせて教えるね。

目次

タワーマンションの構造特徴

ほとんどのタワーマンションには、耐震・制振・免震構造がされています。

耐震構造とは地震に耐えられるよう作られており、制振構造は地震の衝撃や振動を和らげる構造になっています。さらに、免震構造では揺れを吸収して建物に揺れが伝わりにくくします。

日本ではいつ地震がくるかわからず、常に備えておく必要があると言われています。以下でタワーマンションの構造について詳しく紹介します。

免震構造中心で地震に強い

タワーマンションの基礎部分には、薄いゴムシートと鋼板を何十層も重ねた積層ゴムというものがあります。

積層ゴムの内部には鉛プラグも含まれていて振動エネルギーを吸収する機能があるので、台風による強風や、地震による揺れを建物に伝えにくく、その効果は60年以上持つと言われています。

大きい地震が来れば揺れることも考えられますが、建物の基礎に振動エネルギーを吸収する機能があるので、家具が倒れて来ないよう最低限の対策を施していれば、家具の転倒や建物の倒壊はある程度防げるでしょう。

ライフライン管理施設が地下にあると水害に弱い理由

多くのタワーマンションのライフライン設備は地下にある事がわかっています。実際に一部のタワーマンションで台風によって地下3階の機械室が浸水し、全戸が断水・停電したことにより、トイレやお風呂も使用できなくなったことがありました。

このタワーマンションは水を最上階までポンプで汲み上げる構造だったために、このような事態になったといわれています。

さらに、停電でエレベーターも止まったことで移動することが大変になるからとホテルに宿泊したりゲスト用のマンションを行き来した方もいたそうです。

直下型地震や台風による浸水の電気供給設備停止で想定されること2つ

台風や巨大地震の影響で高層マンションの電気供給設備停止で想定できること、それはエレベーターの停止と水の供給停止と言われています。

水の供給については、高架水槽方式・ポンプ直送方式・直結増圧方式の3種類あるので、自宅がどのタイプか調べておくと良いでしょう。

電気供給設備停止の想定1:エレベーターの停止

被害にあったタワーマンションでは閉じ込めの被害はなかったようですが、台風による強風の影響で故障し非常用エレベーターも使用できなくなったそうだ。

一般的なエレベーターは、取付けられたセンサーが一定の揺れを検知すると、自動的に最寄階に停止し扉を開放、利用者の避難を促します。

閉じ込めにあっても、一定の時間は過ごせるようエレベーター内に非常用トイレや非常食、飲み水が用意されている場所もあると言われています。

電気供給設備停止の想定2:水の供給停止でトイレの水が流せない

一部のタワーマンションでは、台風で機械室に雨が入ってしまい、上・下水のポンプが故障しトイレやお風呂が使用できなくなっていたといわれています。

上、下水道の停止の原因は、終末処理場の損壊や建物や敷地内の排水管または道路内パイプの破損、液状化によるマンホールの浮き上がり、パイプのつまりなど、さまざまな原因が想定されました。

タワーマンションで災害が起こる前の確認ポイント3選

災害が起きる前の確認ポイントとして、防災マニュアルの有無・非常用の電源稼働時間・防災強化マンション有無を確認しておくと良いでしょう。

災害はいつおこるかわからず、特に台風に関しては来るとわかっていても想像以上の被害になってしまうことがあります。確認や準備を行い、しっかりと備えましょう。

災害が起こる前の確認ポイント1:防災マニュアルはあるか

防災マニュアルは各マンションや自治体によって策定されている場合があります。

地震があった場合の避難フローや風水害などの行動について詳しくまとめられています。また、災害への備えについてもチェックリストになっていて確認しやすくなっているものもあります。

現在住んでいるマンションや検討中のマンション、その地域に防災マニュアルがあるか確認しましょう。

災害が起こる前の確認ポイント2:非常用電源の稼働時間

タワーマンションは、災害に備え、72時間分の非常用電源が設置されている場合が多いです。

前述のように、タワーマンションは台風や地震によってライフラインが停止する可能性があります。さらにタワーマンションの上層階の住民は、エレベーターが使えなくなってしまうと避難に時間がかかり、逃げ遅れることも考えられます。

また、2011年の震災前後で一部マンションの非常用電源の稼働時間を延長するなどの工夫がされています。住んでいるマンションや検討中のマンションの非常用電源の稼働時間は確認しておきましょう。

災害が起こる前の確認ポイント3:防災強化マンション有無

防災強化マンションとは、耐震性や耐火性などに基準を設け、災害に強くなるよう整備されたマンションを呼びます。

一部の地域では防災力強化マンション認定制度というものが行われていて、ホームページなどで認定されたマンションを閲覧できます。

また、その基準は地域や団体によって変わる可能性はありますが、主に水や食料などの備蓄、避難経路の確保・安全性や建物自体の構造などができているものが認定されます。

タワーマンション台風接近時の対策ポイント5選

ここまで、台風や地震の被害に備えたマンションの構造などをご紹介しました。

ここからは、台風が接近している時にできる対策をご紹介します。

タワーマンション台風接近時の対策ポイント1:吸気口・換気のスイッチオフ

タワーマンションには、基本的に24時間自動換気システムが取り付けられています。

一般的に吸気口を塞ぐ方法で雨風の飛来を防げるのは、プロペラファンと言われていて塞ぐ場合は、戸建てや集合住宅で換気扇を塞ぐ場合は外側だと剥がれて落ちてしまうので内側のほうが望ましいと考えられています。

換気扇を塞がない場合は台風による強風でフィルターの埃が室内に入り込んでしまうので、事前に掃除しておくといいでしょう。

タワーマンション台風接近時の対策ポイント2:屋外に飛ばされやすい物置をかない

ベランダや玄関回りなどで強風などによって飛ばされる可能性のあるものは、運べる限り室内にしまうか、飛ばされないようにしっかり固定しましょう。

もし固定されていないと強風で飛ばされたり、自宅や近隣の窓ガラスに当たって割れてしまうリスクもあります。また落下した先に人がいる可能性もあり、怪我をする恐れがあるので注意しましょう。

タワーマンション台風接近時の対策ポイント3:停電・断水時のクーラーボックス

クーラーボックスがあれば、レジャーだけでなく災害にも有用で冷蔵庫のかわりとして使用できます。

時間に余裕があれば、食品や保冷剤などを冷蔵庫、冷凍庫に保管しましょう。もし生物がある場合は、災害時に調理できないことが多いので、前もって調理しておくことで長期保存が可能になるでしょう。

また、お茶やスポーツドリンクなど好みの飲み物を凍らせておくと保冷剤のかわりになるので、クーラーボックスに一緒に入れておくと、保冷剤がない時よりも長く保存が可能になります。

タワーマンション台風接近時の対策ポイント4:非常食

災害時には停電や断水が起こらないとは言い切れません。

1人が1日に必要な水分は3リットル、非常食は好みの味とそうでないものを普段から食べ比べておくといざ避難した時や停電・断水時にも、食べ物に困ることなく生活ができるでしょう。

タワーマンション台風接近時の対策ポイント5:情報機器の充電

台風がくると分かったときには、スマートフォンやパソコン、蓄電池はしっかりと充電しておくと、多少は心に余裕を持って連絡や被害状況を把握する事ができるでしょう。

さらに情報をあつめるためにラジオもあると安心できるでしょう。

タワーマンションでの災害注意点2つ

タワーマンションはその構造の特性などから、災害時の注意点が一般的な建物とは変わります。

タワーマンションに住んでいる方や検討している方は、よく確認しておきましょう。

災害注意点1:ライフラインの復旧に時間がかかる場合もある

一部のタワーマンションでは、台風後の復旧に2週間かかったそうです。一般的に病院などの施設の復旧作業が優先されるといわれています。

このマンションでは、地下に水が溜まっていたので、水抜き作業を行い、設備の状況を確認してから修理を行っていました。その間、このマンションに住んでいた人々は、いつも通りの生活ができなかったと考えられます。

このようにすぐに復旧できないという場合もあるので、十分な知識と食料や水の備えが必要になるでしょう。

災害注意点2:エレベーターは電源復旧してもすぐ動くとは限らない

多くのエレベーターは、自動復旧運転機能で約30分で仮復旧運転ができるといわれています。

自動復旧運転機能とは、エレベーターが自動診断運転を行い、エレベーターの運転に支障がないと判断した場合に仮復旧運転するといった高機能なシステムです。

古いエレベーターでは、まだこの機能が搭載されていないこともあり、二次災害の恐れがある場合や余震を感知した場合には復旧してもすぐに止まってしまう可能性があるので災害の状況が落ち着いたり、業者による使用許可が下りてから使用する事が望ましいとも考えられます。

タワーマンションに住むときは台風時期に注意しよう

日本は災害が多い国と考えられています。いつ、どの様な災害が起きるかわからず、タワーマンションもどのくらいの被害を被るか予想することは難しいでしょう。

今回ご紹介したタワーマンションでの防災や台風接近時の対策を参考に不測の事態に備えましょう。

罹災証明書について以下のリンク先にまとめていますので、興味がある方はご参照ください。

罹災証明書について知ろう!概要4つや発行時の注意点6つを解説

 

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