一人暮らしの家計を節約するために必要なこと3つ!家計簿の付け方も解説
2020 10.21この記事はPRを含みます
一人暮らしにかかる家計の平均額とは
これから一人暮らしを始めたいけれど、どのくらいお金がかかるのか、貯蓄できるのかといった疑問を抱く方もいるでしょう。一人暮らしが初めてで不安な気持ちになる方もいます。
そこで、まず一人暮らしにかかる家計の平均額について紹介します。主に通信費・水道光熱費・食費を取り上げていきますので、参考にしてシミュレーションしてみましょう。
通信費にかかる平均額
はじめに、通信費にかかる平均額について紹介します。通信費は公共料金ではありませんが、一人暮らしには不可欠でしょう。
総務省の公表している家計調査(2019年度)によると、一人暮らしで1ヶ月にかかる通信費の平均額は6,793円です。
大手キャリア、格安SIMなど、利用するものによって金額に差が生じ、さらにインターネット回線を引くかどうかによっても通信費は変わります。
水道光熱費にかかる平均額
次に、水道光熱費にかかる平均額について紹介します。水道光熱費とは、電気代・ガス代・水道代を合計した額です。
総務省の公表している家計調査(2019年度)によると、一人暮らしで1ヶ月にかかる水道光熱費の平均額は11,652円です。しかし、部屋の広さや数、自宅にいる時間によっても個人差があるでしょう。
食費にかかる平均額
最後に、食費にかかる平均額について紹介します。総務省の公表している家計調査(2019年度)によると、一人暮らしで1ヶ月にかかる食費の平均額は40,331円です。
外食する方が、自炊するより食費が高くなりやすいと言えるでしょう。また、外での付き合いが多い社会人の方が、大学生より食費が高くなる傾向にあります。
男女で比較すると食費は女性の方が低くなりやすいので、食費は個人差がとても大きいものです。
一人暮らしの家計を節約するために必要なこと3つ
次に、一人暮らしの家計を節約するために必要なこと3つについて紹介します。家計が苦しいという状況にならないよう、上手に節約して将来のために貯蓄しましょう。
家計を節約するために必要なことには、適切な家賃設定を行う・先取り貯蓄を設定する・目標とする貯金額を決める、などがあります。ぜひ参考にしてみてください。
家計を節約するために必要なこと1:適切な家賃設定を行う
1つ目は、適切な家賃設定を行うことです。なぜなら、家賃は生活費の中で、大きな割合を占める支出の1つだからです。
家賃の目安としては、手取り収入の3分の1以内とするのが一般的でしょう。さらに、貯金できる生活のためには、収入の25%以内が理想とされています。
この目安を参考にし、収入と生活費のバランスで家賃を検討しましょう。
家計を節約するために必要なこと2:先取り貯蓄を設定する
2つ目は、先取り貯蓄を設定することです。先取り貯蓄とは、毎月の給与から貯蓄する分を先に取り分ける方法です。
主に、財形・社内預金・自動積立定期預金・積立投資・積立保険・確定拠出年金などでできます。自分に合った方法で取り組んでみましょう。
先取り貯蓄をする際は、無理に多額の貯蓄を求めず、継続することが大切なので自分の収入にあった金額に設定しましょう。
家計を節約するために必要なこと3:目標とする貯金額を決めよう
3つ目は、目標とする貯金額を決めることです。なぜなら、目標を決めることで、貯金の重要性を意識できるからです。
また、目標は具体的に決めることが大切です。例えば「12月までに20万円貯める」「30万円貯まったら海外旅行に行く」などです。
金額や目的、期間を定めることで上手く貯金できるでしょう。
一人暮らしの家計の見直しする際の家計簿の付け方
家計簿を上手く活用すると、自分が何にどれだけのお金を使っているのか知ることができます。これは、無駄な出費を防ぐために大変重要と言えるでしょう。
ここでは、一人暮らしの家計を見直す際の家計簿の付け方について紹介します。具体的には、家計簿を付ける前の準備と、家計簿を付けるときのコツ5つについて述べていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
家計簿を付ける前の準備
家計簿を付けることの重要性は分かっていただけたでしょう。しかし、どのように始めれば良いのか疑問に思う方もいるでしょう。
そこでまずは、家計簿を付ける前の準備について紹介します。具体的には、家計簿を記録する開始日を決めることが大切です。
家計簿を記録する開始日を決めよう
なぜ家計簿を記録する開始日を決めるべきなのかというと、1ヶ月の収支が分かりやすいからです。これによって、月や年間の予算が立てやすくなります。
例えば、家計簿を1日始まりにするとシンプルで分かりやすいでしょう。他にも、給料日を始まりにするなど、自分の生活に合わせて設定してみてください。
家計簿を付けるときのコツ5つ
次に、家計簿を付けるときのコツ5つについて紹介します。しっかりコツを掴んで、上手に家計簿を付けましょう。
家計簿を付けるときのコツとして、初心者のうちは1週間単位に生活費を分ける・生活費と混ぜない方がいい項目を知る・家計簿アプリで各項目の比率を確認する・アプリの代わりにインターネットバンキングを使用する・締め日にはその月の各費目をチェックする、などがあります。
付けるときのコツ1:初心者のうちは1週間単位に生活費を分ける
1つ目のコツは、初心者のうちは1週間単位に生活費を分けることです。給料日までの残り日数や残金について把握しやすいため、おすすめの方法です。
やり方としては、仮に手取り15万円だったとします。1カ月を5週とすると、1週間に使える生活費は3万円です。
このように支出をコントロールして、上手に生活費をやりくりしましょう。
付けるときのコツ2:生活費と混ぜない方がいい項目
2つ目のコツは、生活費と混ぜない方がいい項目を知ることです。具体的には、美容費や帰省費、交通費や車検代など、毎月発生しない費用です。
これらの費用と生活費を分けて考えることで、無駄な出費を防ぎ、毎月の出費額に対する大きな変動を抑えられます。
そのため、これらの費用は「娯楽費」や「特別費」のように、複合的に計上できる項目にまとめましょう。
付けるときのコツ3:家計簿アプリで各項目の比率を確認する
3つ目のコツは、家計簿アプリで各項目の比率を確認することです。1ヶ月家計簿を付けた後に見直しましょう。
もちろん家計簿を付ける度にチェックするのも良いことです。しかし、1ヶ月というまとまった期間の比率を確認することで、より正確なデータに基づいて予算を微調整できるためおすすめです。
また、アプリを使用する以外にも、ノートやエクセルを利用すると、簡単に自分好みの家計簿を付けることもできるでしょう。
付けるときのコツ4:アプリの代わりにインターネットバンキングもあり!
4つ目のコツは、アプリの代わりにインターネットバンキングを使用することです。インターネットバンキングとは、インターネットを利用した銀行などの金融取引サービスです。
給料や奨学金などの支給額や、公共料金などの口座引き落とし額について、パソコンやスマートフォンから確認できます。銀行によっては、1ヶ月間の預け入れ額や引き出し額の合計を自動集計して通帳に記入してくれるため、簡単な家計簿として使用できるでしょう。
付けるときのコツ5:締め日にはその月の各費目をチェックする
5つ目のコツは、締め日にその月の各費目をチェックすることです。実際にどのような支出があるのか、支出を減らせる費目がないのか検討することが大切です。
チェックするときのコツとしては、予算を超えてしまった費目や予算に対して使わなかった費目について確認することが重要です。このように、上手に家計簿を振り返って、節約のためにしなければならないことを把握しておきましょう。
【3項目別】おすすめの節約方法
ここまで読んでいただいた方は、一人暮らしの家計を節約するために必要なことについてご理解いただけたことでしょう。
次の項目では、主に通信費や光熱費などの具体的な節約方法について解説をします。是非実践してみてください。
通信費の節約方法
まず、通信費のおすすめ節約方法について紹介します。今回は2つの方法について述べます。
1つ目は、大手キャリアから格安SIMに乗り換える方法です。大手キャリアが月額7,000円程度かかるのに比べ、格安SIMはその半分以下で使用できる場合が多いからです。
2つ目は、インターネット回線からWi-Fiルーターに切り替える方法です。Wi-Fiルーターの方が安く使用できる場合が多いので節約につながるでしょう。
水道光熱費の節約方法
次に、水道光熱費の節約方法について紹介します。洗濯に残り湯を使う、使用していない家電のコンセントを抜く、冷蔵庫に食材を詰め込み過ぎない、電子レンジを上手に使う、など日常生活の中のちょっとした意識がとても重要です。
また、自分の生活に合った料金プランに変更したり、契約アンペアの見直しをしたりすることで大幅に節約できるでしょう。一度料金プランなどを見直してみてください。
食費の節約方法
最後に、食費の節約方法について紹介します。2つの場面を想定して述べます。
買い物をするときは、事前に買い物リストを作成してまとめ買いしましょう。その際、キャッシュレスで支払ってポイントを貯め、現金の代わりに使用するのがオススメです。
調理をするときは多めに作って、作り置きしましょう。食材の無駄遣いを防ぐだけでなく、調理時間の節約にもなります。常に冷蔵庫を整理整頓して必要以上の買い物を防ぎましょう。
一人暮らしの家計は家賃設定から始めよう
一人暮らしの家計を節約するために必要なこと3つや、家計簿の付け方について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
計画的に一人暮らしを始めるのであれば、大きな割合を占める家賃設定から始めることがおすすめです。そして、その費用の残った金額で、生活していけるのか考えることが大切です。自分の収入や生活スタイルを考慮しながら、充実した一人暮らしをしましょう。