節約できる家計簿の付け方とは?つける目的とポイント4つをご紹介!
2020 10.21この記事はPRを含みます
節約できる家計簿のつけ方とは?
老後を考え、「今度こそは節約して老後資金を貯めよう」と決意した人も多いのではないでしょうか。
この記事では、節約のための上手な家計簿のつけ方を、目的、道具、ポイントから解説していきます。節約しているのになかなか成果を感じられない人は、ぜひこの後の記事を読み進めてみてはいかがでしょうか。
家計簿をつける目的3つ
「この作業、何のためにやっているんだろう」と思いながら、上司に言われたからとりあえずやる、といった経験はないでしょうか。会社ではそれでも給料はもらえます。
しかし、家計簿をつける時に目的を見失うと、ただ記録をつけているだけで、肝心の節約に結びつかないことがよくあります。
ここからは、家計簿をつける目的について3つ解説していきます。
家計簿をつける目的1:節約して貯蓄を増やす
急な病気や怪我、冠婚葬祭など、生活していると必ずと言っていいほど急な出費があります。
将来的には、子供の教育資金や、自分の老後資金、親の介護資金も発生します。
要するに、自分の趣味や嗜好品などに使うお金を貯める以前に、最低限、必要なお金は存在します。そのために準備が必要です。
ですから、少しずつでも節約して貯蓄する必要があるのです。
家計簿をつける目的2:お金の流れを知る
まず、毎月いくら収入があって、いくら支出があるのかを確認します。そして最優先は、収支が黒字なのか赤字なのかを知ることです。
その上で、稼いだお金がどの支出の項目へ流れていくのかを把握し、初めて対策がとれます。
収入はわかりやすいですが、支出は数が多いので把握が難しいです。
しかし、この支出を項目ごとに把握することがキーになります。
家計簿をつける目的3:支出の傾向を把握する
それぞれの家庭の支出には特有の傾向があります。例えば、夫が車にお金を使っていたり、子供の塾などの教育費に使っていたり、妻がブランド物に使っていたりと様々です。これらが、支出を項目に分けて記録することで見えてきます。
このように、支出の傾向を把握する事によって、ピンポイントで対策を打つことができて節約の効果が高まります。
家計簿の種類4つ
これまで、目的について解説してきました。では、実際に家計簿をつけてみようとしても、なにを使って家計簿をつけたらいいかわからない方も少なくないでしょう。
この章では、家計簿の種類にはどのようなものがあるか4つ解説していきます。
家計簿の種類1:家計簿アプリ
書くことが面倒という方には、家計簿アプリが便利です。現金購入のレシートを読み取れば、自動で入力されるものもあります。週に1度まとめてもいいですし、都度読み取っておけば、レシートの保管も不要です。
また、銀行やカード会社と連携すれば、給与の振込やカード、電子マネーでの支払いは自動入力されます。
家計簿の種類2:パソコンで管理
パソコンをさわるのが好きという方には、Excelを使った家計簿がおすすめです。
パソコンのメリットは、データの加工がスピーディーなことです。好きなグループごとに集計したり、集計したデータをグラフに表示したりできます。そのため、自分好みの分析が可能です。
また一覧性にも優れています。大きな画面で見られて、スクロールもできます。データの推移を見たり、将来のシミュレーションに最適です。
家計簿の種類3:市販のもの
パソコンやスマホの操作は苦手という方には、書店で売っている手書きの家計簿がおすすめです。
その中でも、項目が詳細なタイプと、大まかなタイプがあります。専業主婦などしっかり時間が取れる方は前者を、共働きなど家計簿にあまり時間を取れない方や初心者は、後者を選ぶと便利です。
また、日記や手帳と一体型の家計簿も出ていて、日々の出来事とリンクすることで、違った観点から家計簿を分析することもできます。
家計簿の種類4:手作りしたもの
学生の頃、授業をノートにまとめるのが得意だったという方には、手作り家計簿がおすすめです。
お気に入りの文房具を使い、電卓を叩きながら、カラフルに記入していくと愛着がわいてきます。愛着がわくとさらに家計簿をつけることが楽しくなります。確かに手間はかかりますが、手作りにもこういったメリットがあります。
また、自分の好きなグループを作って集計したり、イラストを書いてみたり、カスタマイズがとても自由です。
家計簿をつけるポイント4つ
家計簿に何を使うかは決まりました。「でも実際にどうやって記入するのか」「本当に続けられるのか」といった疑問が湧いてきたと思います。
この章では、実際に家計簿をつける時のポイントを4つ解説していきます。
家計簿をつけるポイント1:項目を細かく設定しない
家計簿に慣れている方は細かく項目を設定しても構いませんが、初心者にはおすすめしません。項目を細かくすると、どれに入れるか迷います。
例えば食費を、通常の食費、外食費、カフェ費などと分けたとしましょう。朝食を友人とカフェで食べた場合、どの項目にも入ります。そのような記録が重なると、選ぶのが億劫になり、家計簿をやめたくなってきます。
そうならないよう、項目は大まかにすることをおすすめします。
家計簿をつけるポイント2:振り返る習慣をつける
家計簿をつける目的は、収支を知ることでした。
黒字ならば貯蓄が積み上がっていくことが実感できます。この実感が、さらなる貯蓄へのやる気をアップさせます。また、赤字ならば危機感が膨らみ、この感覚が無駄遣いを抑制するでしょう。
項目の推移を眺めたら、異常な金額に気づくこともあります。その原因を追求することもできます。
振り返ることで、やる気のアップ、無駄遣いの抑制、異常値の気づきといった効果が現れます。
家計簿をつけるポイント3:収支を合わせようとしない
よく収支がピッタリ合わないと気が済まないという人がいます。確かに計算が合わないとなんとなく気持ちが悪いものです。
でも少し考えてみて下さい。1円計算が合わないことを何時間も追求して貯金は増えるでしょうか?結局増えるのはストレスだけです。
「先月よりこの項目の支出が増えてきているな」といった傾向を把握して、「今月は少し抑えよう」と対策を取ることがより重要です。
家計簿をつけるポイント4:継続しやすいやり方を選ぶ
家計簿で大切なことは、とにかく継続することです。継続することで初めて、推移が見えて傾向を把握でき、対策ができます。
そのため、継続しやすいやり方を選ぶことが非常に重要です。どの家計簿を使っても問題ありません。1,000円単位で記録するのも一つの手です。
どの方法を選ぶにしても、家計簿をつける人が面倒だと感じないことが一番重要です。
家計簿につけるべき項目
家計簿は、変動費を管理することを得意とします。食費のようなチリも積もれば的な項目や、交際費、娯楽費、被服費のような贅沢をするときに増える項目は設定しておきましょう。
また、水道光熱費は、電気、ガス、水道と分けておくと、それぞれの推移を把握できて無駄遣いに気づきやすいです。
家計簿につけなくてもいい項目
住居費、駐車場代、通信費、保険代などは毎月一定額なので、記録をシンプルにするため「固定費」としてまとめるのも手です。ただし、固定費を削ることが一番節約に対するインパクトが強いので、放置してはいけません。内訳は把握しておいて、見直しの対象には含めます。
また、車検代のように毎月発生しない項目は、特別費としてまとめます。2年に1回など、いつ発生するか把握しておけば問題ありません。
家計簿をつけて節約に役立てよう
ここまで、家計簿をつけてどうやって節約するかについてお話ししてきました。
お金の流れをつかみ支出を把握するという目的を理解し、自分にあった道具を使い、継続して振り返るということが、節約を成功させるために大切と言えるでしょう。