二人暮らしの電気代を節約する方法8選|二人暮らしの電気代の平均も紹介
2021 03.12この記事はPRを含みます
二人暮らしの電気代の平均を知ろう
総務省統計局が2018年度に行った家計調査によると、二人暮らし世帯の平均電気代は月10,000円前後です。各年代別の電気料金は下表を参考にしてください。
これはあくまでも総務省で出している統計データの平均数値のため、住んでいる地域や環境、ライフスタイルで金額は変動します。以下より、季節や地域によって二人暮らしの電気代がどれくらいかかるのかを解説します。
年代 | 電気料金 |
---|---|
2018年 | 10,765円 |
2017年 | 10,312円 |
2016年 | 10,100円 |
2015年 | 11,060円 |
季節によって電気代の平均も変わる
地域によって異なりますが、春と秋に比べて夏と冬は冷暖房を頻繁に使用するため料金は高くなる傾向にあります。春と秋は、気温が安定しているため冷暖房の使用頻度も少なく料金は安く抑えられます。
夏と冬は、室内外の気温差が大きく、強めに冷暖房を使用することで消費電力がかなり増え、料金は高くなる傾向があります。季節ごとの月別料金は下表のようになります。
季節 | 電気代の平均 |
---|---|
春(3月~5月) | 7000~8000円 |
夏(6月~8月) | 8000~9000円 |
秋(9月~11月) | 7000~8000円 |
冬(12月~2月) | 10000~11000円 |
地域によって電力会社も電気料金も異なる
平成28年4月1日以降は、電気の小売業への参入が全面自由化されたことで、電力会社や料金プランを自由に選択できるようになりました。
ライフスタイルや価値観に合わせて、電気の販売業者やサービスを自由に選べるようになったため事前に居住地の電力会社と料金プランを確認することをおすすめします。
各電力会社の料金については下表をご覧ください。
電力会社 | 基本料金(30A) | 電力量料金(~120kWh) | 電力量料金(121~300kWh) | 電力量料金(301kWh~) |
---|---|---|---|---|
北海道電力 | 1023円00銭 | 23円98銭 | 30円27銭(121~280kWhまで) | 33円99銭(281kWh~) |
東北電力 | 990円00銭 | 18円58銭 | 25円33銭 | 29円28銭 |
東京電力 | 858円00銭 | 19円88銭 | 26円48銭 | 30円57銭 |
中部電力 | 858円00銭 | 21円2銭 | 25円54銭 | 28円49銭 |
九州電力 | 891円00銭 | 17円46銭 | 23円6銭 | 26円6銭 |
二人暮らしの電気代を節約する方法8選
家電製品を買い替えるいには、どうしても費用がかかってしまいますが、節約にもなります。長年使い続けている家電製品の多くは新しい家電製品よりもエネルギー消費量も高い傾向にあり、性能も改善され続けているため新しい家電製品のほうが消費電力を抑えられます。
家電製品を買う時に注目するポイントは「エネルギー消費(kWh)」という表記で、数値が高いほど大量の電気を必要とします。
電気代を節約する方法1:省エネ機能が付いた電化製品を使用する
例えば、エコキュートなどの給湯システムは、空気中の熱を集めてお湯をつくるため省エネになります。省エネ機能がある家電を使用することで消費電力を抑え、電気代の節約になります。
家電の省エネ性能は年々向上していて、冷蔵庫やテレビの消費電力は10年前と比べて約半分になっています。古い家電を使っている場合は買い替えを検討することをおすすめします。
電気代を節約する方法2:照明器具はLEDのものを使用する
照明器具を白熱電球から電球型LEDランプに替えると、約85%もの省エネになります。製品価格としては白熱電球よりも高価な電球型LEDランプですが、年間の電気代や、長持ちする点を考えると利点が多いため替えることをおすすめします。
電気代を節約する方法3:タップ式のコンセントを使用する
電源を切った家電はコンセントに差したままにすると、待機電力として少量の電力が消費されます。タップ式のコンセントは、待機電力の調節が、スイッチの切り替えだけで簡単にできます。
とくに消費電力が多い家電製品(テレビ等)は、就寝時間だけでもオフにすることで節約になります。
電気代を節約する方法4:電力会社を変える
効果的な節約方法として、料金の安い電力会社に切り替える方法があります。
「電力自由化」とは、2016年に実施されたもので、電力会社を自由に選択できるようになりました。
「高圧一括受電契約」という特殊な契約になっている場合は対象外ですが、戸建て物件だけでなくマンションやアパートなどの賃貸物件でも電力会社は変更できます。
電気代を節約する方法5:電力会社の料金プランを見直す
電力会社によっては時間帯で電気代が異なるプランや、オール電化住宅向けのプラン、ガスも併せて契約すると安くなるプランなど様々なプランがあります。
契約しているアンペア数によっても基本料金が異なります。例えば、30aと40aでは約300円も違いがあります。この機会に使用する電気機器の容量や使い方に合わせてプランを見直してみるのも良いでしょう。
電気代を節約する方法6:暖房を付けずに電気毛布を活用する
電気毛布は、メーカーや設定温度にもよりますが、エアコンを使用して寝るよりも、電気代を抑えられます。電気毛布の設定温度を高くしすぎると低温やけどを起こす可能性もあるので、電気毛布の設定温度を低く設定し、毛布やかけ布団を増やすなどして調整するのがおすすめです。
電気代を節約する方法7:エアコンの温度を長時間同じ温度に
夏は28度、冬は20度とエアコンの温度設定を固定するだけで、電気代の節約になります。年間では、約15000円も節約につながるでしょう。
タイマー機能を使って何度も運転させるよりも、連続運転のほうが消費電力を抑えられてお得です。
電気代を節約する方法8:エアコンと扇風機を上手に活用する
扇風機の消費電力は、弱で1時間約0.5円、中で約0.8円、強で約1.1円の電気代なので、エアコンを使用するよりも電気代を抑えられます。
しかし、扇風機だけ使用しても部屋の空気は冷えないので、室内の空気を効率的に循環し、室温を下げるためにエアコンも併用することをおすすめします。
二人暮らしにかかる電気代以外の光熱費についても調べてみよう
光熱費には、電気料金だけでなく水道料金やガス料金も含まれています。水道料金は住む地域によっても変わり、ガス料金もガスの種類(都市ガス、プロパンガス)や料金プランによっても変動します。
ここでは、二人暮らしにかかる電気代以外の光熱費について解説します。
水道代の平均金額
二人暮らしの水道代は平均で約4000円かかります。夏の暑い時期などには、水の使用料が増えるため水道代が高くなる傾向にあります。
シャワーの使用時間を短縮、お風呂のお湯を洗濯に再び利用するなど、少しの意識が水道代の節約につながるでしょう。
ガス代の平均金額
二人暮らしのガス代が平均で約3000円かかります。また、ガス代は使用しているガスの種類によって変わります。公共料金で、基本料金が一律になっている都市ガスはプロパンガスよりガス代が約半分ほどまで抑えられます。
二人暮らしの光熱費はどっちが払うのが定番?
ある不動産会社が配偶者もしくはパートナーと二人暮らしをしている人を対象に2018年に行ったアンケートによると、「主に自分が払っている」と回答したのは男性の方が多く、女性で多かったのは「家計が一緒なので、どちらが払っているかわからない」という回答でした。
二人暮らしの光熱費の支払いは、一方が全額負担しているもしくは特に決めていないケースが多いようです。
二人暮らしの光熱費を節約する方法を伝授!
すぐにできることとして、2人で入浴すれば追い炊きの回数が減るため、ガス使用量を減らせます。また、浴槽のお湯を使って体や髪を洗い流すのも節水になり、浴槽に溜めたお湯は使用後に洗濯用水としても活用できます。
シャワーは、15分間で約180リットルの水を出したことになるので、使用しない時は止めると良いでしょう。
二人暮らしの電気代を見直して節約しましょう
電気代を節約するには、契約している電力会社の切り替えや契約プランの変更、省エネ家電への買い替えや、ライフスタイルを見直すことで改善できます。
この記事を読んで少しでも、電気代節約の一助となりましたら幸甚です。最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。