kinple金融(kinyu-)の世界をsimpleに

不動産投資に資格は必要?不動産投資に役立つ資格11選とそのメリット

2020 06.4この記事はPRを含みます

不動産投資とは

不動産投資というのは、その字のごとく「不動産で投資をする」ということです。

不動産というのは、つまり住宅などのことをいうわけですから、例えばアパートやマンションの大家になって、その賃料収入を得るという流れが不動産投資にあたります。

不動産には住宅などの物件のほかに、駐車場・倉庫・太陽光発電・コインランドリー・コインロッカー、また最近人気のある所有物件を民泊施設に提供することなどがあります。

不動産投資に資格は必要?

不動産投資を行うには、絶対に資格が必要とはいえません。

不動産投資は複雑な手続きが必要ですし、資格がなければ行えないようにも思えます。しかも、不動産投資に関する資格はたくさんあるため、どれからどんな風に始めたらいいのかもわかりません。

失敗することなく不動産投資を行うためには、数多くある資格のうちどの資格を取得するべきなのか、またどのような知識をもっておくのが有利なのかとても気になります。

不動産投資に役立つ資格11選

不動産投資をするために持っていると役に立つ資格を選んでみました。

不動産投資のためにわざわざ資格を取る必要はありませんが、その知識を得ておくことは不動産投資に役立ちます。

複雑な取引や民法の知識などがあれば、スムーズに不動産投資を行うことができますし、何をすればいいのかも明確になってくるので、むやみに恐れることもなくなります。

しかし資格はたくさんありますので、自分にとって必要なものを選びましょう。

不動産投資に役立つ資格1:宅地建物取引士

不動産投資をするためには、その投資物件である不動産を取得する必要があります。

宅地建物取引士、いわゆる宅建資格は、不動産取引に関する知識全般を網羅しており、「権利関係」「法令上の制限」「宅建業法」「税その他」の4つに分類されています。

勉強期間は3カ月から半年程度です。不動産売買を行う人にとっては必要な資格で、国家資格となっています。重要事項説明、不動産の売買、仲介なども行うことができる資格です。

不動産投資に役立つ資格2:不動産鑑定士

不動産投資に役立つ資格として不動産鑑定士があります。不動産鑑定士というのは、不動産の適正価格を導き出すことのできる資格を持った人のことです。

不動産の価格は、その時期や状況・社会経済の流れ・場所・環境など、さまざまな要因が複雑に絡み合って導きだされます。

素人ではなかなか難しいとされている能力なので、不動産投資家にとっては重宝される資格といえます。有効な土地活用の方法も学ぶことができます。

不動産投資に役立つ資格3:マンション管理士

マンション管理士というのは、マンションの管理組合をサポートするための国家資格です。

主な業務として、マンションの管理組合の運営などの相談や助言・指導・マンションの規約の策定や見直しなどがあります。

マンションの管理運営に関するすべてのことについてのコンサルタント業務といえます。不動産に関する複雑な知識が必要で、不動産投資を行うにあたってとても役に立つ資格であるでしょう。

不動産投資に役立つ資格4:2級FP技能士

これから不動産投資を行う人にとっては、お金に関する人生設計はとても重要であるといえます。

不動産を賢く利用するにはそれなりの知識が必要で、どの物件をどのように活用するのが一番お得か、また資金繰りを失敗せずに行うにはどうすればいいのか、トータル的なライフプランニングを可能にした資格が国家資格の2級FP技能士です。

不動産投資に役立つ資格5:賃貸不動産経営管理士

賃貸不動産経営管理士は、賃貸住宅管理業者登録制度に基づいており、賃貸借契約や賃貸物件の管理、また管理をする際の事務や、建物・設備の知識など、賃貸借契約を行うにあたって必要な知識を網羅している資格です。

アパートやマンションの賃貸経営で不動産投資を行うにあたって、持っているととても便利な資格です。賃貸経営で必要な借主の募集や契約を行う際もこの資格が役立つでしょう。

不動産投資に役立つ資格6:RIA不動産投資アドバイザー資格

RIA不動産投資アドバイザー資格は、平成26年にできたばかりのまだ新しい資格です。その名の通り、不動産投資を行うノウハウを学ぶための資格です。

不動産投資を行うにあたってのメリットやデメリット、不動産投資の指標について、不動産投資を行うための実務の内容、不動産投資にかかる税務の知識などをこの資格によって得ることができます。

この資格によって、ある程度の不動産投資の不安が解消されるでしょう。

不動産投資に役立つ資格7:投資信託3級

投資信託3級の資格は、銀行業務検定試験で投資信託の販売セールスを行う銀行員が最低限必要としている知識を学ぶための資格です。

投資信託3級の資格試験では、個人向け投資信託の基本的な知識やセールスの技能などを取得することができ、セールス側のプロフェッショナルな知識を得ることができます。

不動産投資に役立つ資格8:簿記2級

不動産投資で得た収入を管理するために必要な資格として、簿記2級はメジャーな資格です。経営を管理するために最低限必要な資格として、一般企業でも重宝される資格です。

簿記2級は高度な商業簿記や工業簿記を習得することができるため、複雑な経営内容も自分で把握しておくことができます。

不動産投資のトータル的なサポートを自ら行うことができれば理想の不動産投資家といえるでしょう。

不動産投資に役立つ資格9:証券外務員Ⅱ種

証券外務員Ⅱ種は、証券マンとしてプロフェッショナルな知識を得ることのできる資格です。

複雑な証券取引における実務や証券業界の規則・金融関係のさまざまな法律・金融商品・証券・投資の知識など、最低限の知識を身につけることができます。

学習期間は3カ月程度となっている資格です。投資の技術を学んで不動産投資に役立ててみてください。

不動産投資に役立つ資格10:ホームインスペクター(住宅診断士)

ホームインスペクターという資格は、いわゆる住宅を診断することのできる人を育てる資格です。

不動産投資をするにあたり、大事なのは目利きの力です。不動産投資をするための物件の強みを探るには、その物件自体の弱みを少しでも減らしておくことが大事です。

ホームインスペクターの資格は、住宅の劣化状態や欠陥の有無や改修すべき箇所を見つけだし、どのように改修するか、かかる費用はどの程度かなどを判断することができます。

不動産投資に役立つ資格11:地盤インスペクター

地盤インスペクターという資格は、地盤対策工事が、適正に行われているかを検査することのできる資格です。

日本はご存知の通り非常に地震の多い国です。住宅を建築する際には、耐震・免震・制震はとても重要なポイントとなりますが、地盤について知る人が少ないため、現状の問題点となっています。

地盤インスペクターの資格は養成講座を受講するだけで資格取得することができ、分かりにくい地盤のことについて学ぶことのできる資格です。

不動産投資関連の資格を取得するメリット

不動産投資をはじめるにあたって、さまざまな知識をつけておくことは今後の不動産投資家としての無駄や効率化を図るためにも、大きなメリットとなるのはいうまでもありません。

複雑で分かりにくいため、知らないでいると損をすることも多いですし、時期や物件を逃してしまうこともあります。

トータル的にいろんな知識があれば、有意義な不動産投資ライフを満喫することができるでしょう。

メリット1:資格を取得していると信頼される

不動産投資にはさまざまな知識は必要です。わからなくて当然だという知識もたくさんありますが、その知識が資格を取得しているという裏付けがなされていれば、誰からも信頼されることになります。

すべての資格を取得す必要はありませんが、必要だと思うものを取得しておくと便利です。

メリット2:お得な情報をすばやくキャッチ

資格を取得するために勉強した知識は、あらゆる面で役立ちます。

知識があるかないかというのは、大きな隔たりがあってもちろん知識がなくとも問題はないのですが、知識があれば、知りたい情報の入手なども簡単に手に入るようになります。

それは、何が自分にとって今必要であるかを、知識があることで自然とより分けて選ぶことができるようになっているからです。

必要な情報をすばやくキャッチするためにも資格を取得してみましょう。

メリット3:コスト削減

不動産投資を行うには、情報の取得や、さまざまな問題の解決、管理や、財務など、専門家にお願いして行ってもらう必要のあることが、意外と多いです。

しかし、それらを自分で全て行うことができれば、専門家に頼む必要はなくなり、コスト削減にも繋がります。つまり、自分で行えば必要な手数料がかからないということです。

自分で行うことで、納得もできますし、安心ですし、コストもおさえられるというのは、なかなか大きなメリットといえます。

不動産投資関連の資格を取得するデメリット

不動産投資を行うにあたり、資格を自分で取得してしまえばさまざまなメリットがあることをお伝えしましたが、逆にデメリットも存在するのは確かです。

もちろん、すべて自分でまかなわなくても、それぞれには専門家がいるわけですから、任せてしまえばいいのです。

自分で資格取得をしたとき、どのようなデメリットがあるのかも念のため見てみましょう。

デメリット1:学習コストがかかる

不動産投資のための資格を取得するためには、費用がかかります。どの資格をどのくらい取得するかにもよりますが、まず試験には必ず試験料が必要です。

しかし試験料だけではなく、勉強するための費用が必要であることを忘れてはいけません。

独学で学習を行えば、テキスト分の費用程度で済みますが、もし学校に通うとなると、結構な費用がかかってきます。それらも含めて算出する必要があります。

デメリット2:自分に合わせた資格を取得する必要がある

不動産投資を失敗させないための資格には、さまざまなものがあり、はじめて行うときに、いったいどの資格を取得するのがいいのか悩むところです。

自分がどのような不動産投資を行いたいかにもよりますし、自分に合った資格を取得しなければ、どんなに資格を持っていても役に立たたなければ意味がありません。

しっかりと何をしたいのかを明確にしてから選ぶようにしましょう。

不動産投資に資格は必要ないが知識を身につけることが大事

不動産投資を行うにはさまざまな専門知識が必要ではありますが、それぞれに専門家がいて、すべて自分が行わなくても問題はありません。

しかし自分に知識があれば、自分のイメージする不動産投資をスムーズに行うことができますし、またそもそも、知識があればその分世界が広がるわけですから、イメージ自体を膨らませることもできます。

不動産に関する資格の取得や知識を身に着けて、投資を成功させましょう。

\ お金の勉強をしよう/
ページの先頭へ