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家や部屋を貸すときに考えるポイント3つ|貸すときの必要な手順は?

2020 06.4この記事はPRを含みます

自分で部屋を貸すことはできるの?

自分の家や部屋を普通借家や定期借家とし、入居者と賃貸借契約を結べば部屋や家を貸すことができます。しかし、自分の家や部屋を貸し出す場合、部屋を貸した際に生じる固定資産税や保険料などの収支を把握し、どのような賃貸契約を結ぶか考えておく必要があります。

家や部屋を貸し出したい人は、賃貸借契約がどのような契約なのか調べておき、トラブルを避けるためにも入居者と原状回復の取り決めを確認しておきましょう。

賃貸借契約に関するルールの見直し

家や部屋を貸すときに考えるポイント3つ

家や部屋を貸すときに考えるべきポイントがあります。物件の状態を良くしておき、必要となる設備を整えておかないと入居者が集まりにくくなります。また、税金や管理にかかる収支を把握しておかないと利益を上げていくことができなくなります。

部屋を貸すことを検討している人は、貸し出す物件の状態を把握し、どれくらいの設備が必要となるか考え、収支全体を見ながら部屋の貸し出しをしましょう。

考えるポイント1:物件の状態・設備

家や部屋を貸し出す際に考えるべきポイントに物件の状態や設備があります。物件の状態が悪いと入居者が集まりにくくなるだけでなく、大きな事故につながったり、訴訟問題に発展したりするかもしれません。そのため物件を良い状態で維持し、貸し出す必要があります。

部屋や家を貸し出す人は、小さな子供やお年寄りが住みやすい改装やリフォームをするなど、入居者の立場に立って設備や環境を整えましょう。

考えるポイント2:管理業務の把握

家や部屋を貸し出す際に考えるポイントに管理業務の把握があります。個人の家を貸し出す場合も事業となるので帳簿をつけ、確定申告が必要となります。また、建物の修繕費を集め、定期的な掃除やメンテナンスをする必要があります。

家を貸し出す人は、可能な限り自分で管理業務をするようにし、部分的に管理会社に管理を委託することで負担を減らすようにしましょう。

賃料収入を得た際の確定申告について | 公益社団法人 全日本不動産協会

考えるポイント3:収支

家や部屋を貸す際の考えるべきポイントに収支があります。個人の家を貸す場合も賃貸業務となるので、家賃収入で支出を賄うように経営していく必要があります。そのため、管理業者の依託金や仲介手数料、地震や火災保険料にかかる金額を把握しておくことが大切です。

家を貸し出す人は、部屋を貸し出す際に設定した家賃で賃貸業務に必要な支出を賄えるのか計算し、収支のバランスを保つようにしましょう。

家や部屋を貸すときに必要な手順9個

家や部屋を貸す際に必要となる手順が9点ほどあります。実際に貸し出す前に、貸し出す際の条件を決めておき、どのように管理していくか検討し、賃貸契約を結ぶ必要があります。

家や部屋を貸し出す人は、不動産会社を介して家を貸し出す環境を整え、賃貸契約について学ぶようにして大きなトラブルを避けましょう。

必要な手順1:不動産会社を複数ピックアップ

不動産会社をピックアップしておくことも家や部屋を貸すときに必要となる手順の一つです。部屋を貸し出す場合は不動産会社を介して入居者を探すことがほとんどなので、評判が良く信頼できる業者に仲介をお願いする必要があります。

家や部屋を貸す人は、不動産経営に慣れた知人や友人に信頼できる業者を教えてもらったり、規模の大きな不動産会社を利用したりして賃貸経営を始めましょう。

必要な手順2:賃料査定を依頼する

賃料査定を依頼することも家や部屋を貸すときに必要となる手順です。賃貸借物件として部屋を貸し出す場合、不動産会社に賃料査定を依頼し、地域の家賃相場や部屋の状態などを確認してもらうことが一般的です。

賃料査定を依頼する人は、簡易査定もしくは詳細査定のどちらの査定を依頼する場合にも周辺の地図や登記記録などの必要な書類を集め、賃料査定を有利に進めましょう。

不動産会社に賃料査定を依頼しよう | 公益社団法人 全日本不動産協会

必要な手順3:不動産会社を絞り契約する

家や部屋を貸すときに必要となる手順に不動産会社を絞り、契約することが挙げられます。いくつかの不動産会社に賃料査定をしてもらい査定が終了した時点で信頼できる会社を選び、仲介業を依頼するか検討する必要があります。

部屋の貸し出しをする人は、複数の不動産会社に訪問し、どの不動産会社に仲介を依頼するか決めましょう。

必要な手順4:居住環境を整える準備

家や部屋を貸すときの手順に居住環境を整える準備があります。人が住まいとして利用する部屋や家となるので、修繕が必要となる箇所は直すようにするだけでなく、災害保険などに加入し、部屋や庭の清掃をしておく必要があります。

部屋を貸す人は、窓やドアが施錠できる状態か確認し、駐輪場や駐車場、ゴミ捨て場などを利用しやすいように整備しておきましょう。

必要な手順5:貸し出し条件の設定

家や部屋を貸すときの手順に貸し出し条件の設定が挙げられます。敷金や礼金、家賃の更新料や部屋を使うにあたって守ってもらいたい事柄などを、部屋を貸す条件に設定する必要があります。

他人に部屋を貸す人は、不動産投資に慣れている知人に、貸し出す際に必要なことを聞いておき、あとで困らないような貸し出し条件を設定するようにしましょう。

必要な手順6:入居者の募集や審査

家や部屋を貸すときの手順に入居者の募集や審査があります。不動産会社を通じた募集広告や、インターネットなど利用して入居者を募るようにしましょう。また、入居者となる人の収入や職業を審査し、入居してもらうか判断します。

入居者を募集する人は、入居者となる人の職業や収入以外にも、人柄やマナーなどが守れるか判断し、入居させるか判断しましょう。

必要な手順7:賃貸借契約を結ぶ

賃貸借契約を結ぶことも家や部屋を貸すときに必要な手順になります。不動産会社を介して入居者と賃貸借契約を結ばなければ、部屋を貸す契約とはならないので必要となる書類を入居者に集めさせ、大家として住むために必要なことを説明する必要があります。

入居者と賃貸借契約を結ぶ人は、普通借家もしくは定期借家として入居者に部屋を貸し出す賃貸借契約を結び、退去後の取り決めなどを確認しておきましょう。

賃貸借契約を結ぶ~不動産基礎知識:借りるときに知っておきたいこと 【不動産ジャパン】

必要な手順8:引き渡しを行う

引き渡しを行うことも家や部屋を貸すときに必要な手順となります。入居者と賃貸契約を交わし、住むために必要となることを説明し、鍵や書類などを入居者に引き渡すことで最終的な賃貸契約を結んだことになります。

引き渡し業務を行う人は、あらかじめ引き渡しの日時や場所、時間を決めておき、できるだけ入居者の質問を受けながら相手の不安を無くすよう対応するようにしましょう。

必要な手順9:管理と運営を決める

家や部屋を貸すときに必要となる手順に管理と運営をどのように進めていくか決めることが挙げられます。管理業者に管理業務を委託するのか、運営自体を不動産会社に任せてしまうのか決める必要があります。

管理と運営方法に迷っている人は、自身の本業の状況などを踏まえながら、管理業者や不動産会社が提供しているサポートサービスの料金や内容を確認し、管理と運営を任せるか考えましょう。

部屋を貸す際の注意点

部屋を貸す際の注意点があります。入居者に部屋や家を貸す際は賃貸借契約を結ぶ必要がありますが、普通借家として家を貸し出す場合、大家の側から契約の更新を止めることができません。また、退去後の原状回復についても入居者と取り決めを確認する必要があります。

部屋を貸すことを検討している人は、賃貸借契約という契約がどのような賃貸契約か調べ上げ、賃貸経営を成功させるためにも不動産投資の知識を高めておきましょう。

入居者を募集する~不動産基礎知識:貸すときに知っておきたいこと 【不動産ジャパン】

家や部屋を貸すときは手順を踏まえよう

家や部屋を貸すときは手順を踏まえるようにしましょう。家や部屋を貸し出す際の手順を踏まえないとトラブルに発展することや、入居者を長い期間募れなくなることがあります。そのようにならないためにも、賃貸契約に必要な手順を確認しておきましょう。

家や部屋を貸す人は、入居希望者を多く集めるためにもトラブルを起こさない賃貸契約を目指し、入居者の立場に立った賃貸経営を行うことで安定した家賃収入を得るようにしましょう。

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