売れない土地を売却しよう!原因4つや売却するための対策6つを紹介
2020 10.21この記事はPRを含みます
売れない土地はどうしたらいい?
売れない土地を持っている場合、どのようにすればよいでしょうか。
土地を相続したものの、活用できずに持て余しているという方もいるでしょう。また土地を売却に出しても、なかなか売れないといった悩みを抱えている方も多いです。
この記事では、売れない土地の売却方法などをご紹介しますので、土地の売却に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
売れない土地の原因4つ
売れない土地には4つの原因が挙げられます。
売れない土地を所有している場合、売れるようにするためには、まずは土地が売れない原因が何なのかを知っておく必要があります。
ここでは売れない土地の原因4つをご紹介しますので、所有している土地が原因に合致していないかどうか、チェックしてみてはいかがでしょうか。
売れない土地の原因1:売り出し価格が適切でない
売れない土地の原因としては、まずは売り出し価格が高すぎるといったケースがあります。
土地の売却で重要なポイントは、土地の価格が適正かどうかです。土地は周囲の土地相場などを参考に適正な価格を設定すれば、売れる可能性が高いです。
しかし売り出し価格が高すぎる場合、なかなか売れない土地になってしまいます。そのため、買い手が見つかる価格を設定することが重要です。
売れない土地の原因2:不動産会社に問題がある
売れない土地の原因としては、不動産会社のほうに問題があるケースもあります。
土地の販売戦略は不動産会社によってさまざまなので、不動産会社の売り方が適していない場合はなかなか売れない土地になってしまいます。
ここでは不動産会社に問題があるケースの2例をご紹介します。
販売戦略が悪い
不動産会社の販売戦略が悪い場合、売れない土地になってしまうことがあります。
土地の買い手を見つけるためには、不動産会社の販売戦略が大きくかかわってきます。土地を買いたい人がいても、そもそも買い手がその土地の存在を知らなければ、売れるはずがありません。
不動産会社によって土地の販売戦略は異なるため、土地が売れない場合は不動産会社を変えるのも1つの方法です。
契約形態が悪い
不動産会社との契約形態に問題がある場合、売れない土地になってしまうことがあります。
売却を依頼する不動産会社との契約形態には、大きく分けて3つの種類があります。もっともおすすめなのが「一般媒介契約」で、複数の不動産会社に依頼ができ、契約期間も無期限です。
他には不動産会社1社のみに依頼する「専属専任媒介契約」、「専任媒介契約」があります。土地が売れない場合は、契約形態を見直してみましょう。
売れない土地の原因3:土地に問題がある
売れない土地の原因としては、土地自体に問題があるケースもあります。
土地の価格が適切で不動産会社に問題がない場合でも、土地自体に問題があれば売れません。問題がある土地のパターンはさまざまですが、ここでは土地に問題があるケースを2パターンご紹介します。
土地の形状が悪い
土地の形状が悪すぎて活用できないような土地は売れにくいです。
土地の形状がいびつな場合、土地を購入しても建物が建てられないといったことになりかねません。そのため、形状が悪い土地は売れない原因になります。
土地面積が大きすぎる
面積が大きすぎる土地は売れにくいです。
広い土地は活用方法もいろいろ考えられますが、土地面積があまりにも広すぎると土地を探している人のニーズに合わず、なかなか売れないことがあります。また、狭すぎる土地も同様です。
売れない土地の原因4:立地があまり良くない
売れない土地の原因としては、立地が悪いケースもあります。
土地がどんなエリアにあるのかも重要です。需要がまったくないようなエリアにある場合は、なかなか買い手が現れないでしょう。また、周辺エリアにゴミ処理場や火葬場などの施設がある場合も、土地が売れない原因になりがちです。
売れない土地を売却するための対策6つ
売れない土地を売却するためには、いくつかの対策が考えられます。
普通の販売方法ではなかなか売れない土地であっても、本当に売れない土地は少ないです。たとえば、土壌汚染などが原因でまったく活用できないような土地であれば査定はマイナスになりますが、査定がプラスであれば売却することは可能です。
ここでは売れない土地を売却するための対策6つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
売却するための対策1:査定価格から20%程度安くする
売れない土地を売却するには、査定価格から20%程度価格を下げる方法があります。
土地は価格が高すぎても売れませんが、あまりに安くても「何かしらの問題があるのでは」と敬遠され、売れなくなってしまいます。そのため、売却する場合は査定価格から20%程度値下げするのがおすすめです。
また、複数の不動産会社に査定の依頼をして、適切な査定金額を付けてもらうことも大切です。
売却するための対策2:不動産会社との契約方法を変更する
売れない土地を売却するには、不動産会社との契約形態を変更する方法があります。
前述のとおり、不動産会社との契約形態に問題があるせいで土地が売れないことがあります。不動産会社に問題がある場合は、契約方法を変更するのも良いでしょう。
信頼できる不動産会社がある場合は専属専任契約、もしくは専任媒介契約で契約するのも良いですが、基本的にはさまざまな不動産会社に依頼できる一般媒介契約がおすすめです。
専属専任契約の場合
専属専任契約で土地が売れない場合は、専任媒介契約もしくは一般媒介契約を検討しましょう。
専属専任契約は、契約できる不動産会社は1社のみで、3カ月以内で契約を結びます。また、不動産会社には1週間に1回以上の業務状況の報告義務があります。
専属専任契約は自己発見取引も基本的に禁止のため、条件が厳しいです。そのため専属専任契約で売れない場合は、他の2つの契約形態への変更を検討しましょう。
専任媒介契約の場合
専任媒介契約で土地が売れない場合は、一般媒介契約を検討しましょう。
専任媒介契約は、契約できる不動産会社は1社のみで、3カ月以内で契約を結びます。また、不動産会社には2週間に1回以上の業務状況の報告義務があります。
専任媒介契約だと不動産会社は売却に力を入れてくれますが、担当者が経験不足などの理由からなかなか土地が売れないこともあります。そういった場合は、一般媒介契約への変更を検討しましょう。
売却するための対策3:境界を確定させる
売れない土地を売却するには、境界を確定させることでトラブルのない土地であることを証明する方法があります。
売れにくい土地の原因の1つに、境界線が曖昧なことによる隣地所有者とのトラブルがあります。トラブルになっているような土地はそのままでは売れません。
逆に言えば、隣地所有者の立ち合いのもと確定測量を行って境界を明確にしていれば、トラブルの心配がない土地だという証明になり、買い手に安心感を与えられます。
売却するための対策4:買い手が買いやすい面積に分筆する
売れない土地を売却するには、土地の面積を分筆するという方法があります。
広すぎる土地は買い手のニーズに合わないため、なかなか売れないことがあります。しかし広いと分けることができるので、買い手が求める面積に分筆して売却することも可能です。
ただし、分筆する場合は接道義務に気をつけ、建築基準法の規定に従う必要があるため注意が必要です。
売却するための対策5:隣地所有者と商談する
売れない土地を売却するには、隣地所有者に相談するという方法があります。
所有している土地の隣地所有者にしてみれば、土地の面積が広がれば土地の評価額が上昇したり、地形が良くなったりといったさまざまなメリットがあります。そのため、隣地所有者が土地を購入してくれればいうことはありません。
ただし買いたたかれる可能性もありますので、売れない土地を持ち続けるのとどちらが良いかしっかり検討しましょう。
売却するための対策6:不動産一括査定サイトを利用する
売れない土地を売却するには、不動産一括査定サイトを利用するという方法があります。
土地がなかなか売れない場合、不動産会社に問題があるケースもあります。そのため不動産一括査定サイトに登録して、改めてさまざまな不動産会社に査定してもらったり、土地の売却の相談をしてみるのも良いでしょう。
売れない土地を放置するリスク4つ
売れない土地を放置するのは避けましょう。
土地がなかなか売れないからといってそのまま放置しておくと、さまざまなデメリットやリスクが発生する可能性があります。ここでは、売れない土地を放置するリスクについてご紹介します。
放置するリスク1:管理費用がかかってしまう
土地を所有している限り、維持管理費用がかかります。
まったく活用していない土地であっても、そのまま放置していると害虫や動物、ごみの不法投棄などの問題が発生するリスクがあります。そのため土地の所有者は、土地の管理のために常に費用を支払い続けることになります。
放置するリスク2:税金がかかってしまう
土地は所有している限り、固定資産税を支払う義務が発生します。
売れない土地を活用も売却もせずにそのままにしていると、土地の固定資産税だけは常に支払わなくてはいけないため、無駄に税金を支払い続けることになります。
また、固定資産税は3年ごとに見直されて増減するため、周辺の土地開発なので急に固定資産税が増える可能性もあります。
放置するリスク3:値下がりのリスクを抱えてしまう
土地は値下がりのリスクを抱えています。
土地の価値は景気や相場などに左右されるため、活用もせずに放置していると、だんだんと土地の価値が下がっていくリスクを伴います。損をしないためにも、活用予定のない土地は売却して現金化しましょう。
放置するリスク4:隣地所有者とトラブルになる可能性がある
土地を放置していると、隣地所有者とのトラブルに発展するリスクがあります。
売れない土地を放置した場合、雑草が茂ったり害虫がわいたり、ごみの不法投棄の被害に遭うなどのさまざまな悪影響が考えられます。
さらに被害が隣地住民の敷地にまで及んでしまうと、最悪の場合トラブルに発展して、損害賠償請求をされることも考えられます。
売れない土地を上手に売却しよう!
売れない土地であっても放置せずに売却を目指しましょう。
売れない土地をそのままにしておけば、固定資産税を支払い続けることになるだけでなく、土地の値下がりや隣地所有者とのトラブルなどの、さまざまなリスクを抱えることになります。
売れない土地であっても、絶対に売れないケースは多くはありません。ぜひこの記事でご紹介した売れない土地の売却方法を参考に、土地をうまく売却するようにしましょう。