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家事動線の良い家で不動産投資!3つのポイントとおすすめ間取り4選

2020 10.21この記事はPRを含みます

家事動線とは?

家事動線という言葉を聞かれたことはありますか?家事動線とは、洗濯や料理など、家事をする時に移動する経路のことを言います。

例えば料理をするときに、冷蔵庫とシンク、ガスコンロが離れていたら、あちこち動き回らなくてはならず大変でしょう。

不動産の間取りによって、家事動線は大きく変わり、家事にかかる時間も変わってきます。ここでは、家事動線のポイントと、おすすめの間取りを紹介します。

1日の中で家事にかける時間は?

1日の中で家事にかける時間は、男性が19分、女性が2時間24分、平均で1時間23分(平成28年度・総務省統計)となっています。

男女差が大きいのはともかく、毎日かなりの時間をかけている家事がスムーズに進むと、時間に余裕が生まれるでしょう。

家事をスムーズに行うためには、動線を考えた間取りにする必要があります。家事動線に特化した間取りというのは、賃貸物件のアピールポイントになります。

平成 28 年社会生活基本調査 ― 生活時間に関する結果 ―

家事がしやすい間取り

家事のしやすい間取りには、いくつかのポイントがあります。

1つめは、1種類の家事を終えるまでの移動が少なくて済むという点、2つめは、2つ以上の家事を同時進行できるという点です。

他にも、一緒に住む人同士の動線が重ならない、来客がある時でも目を気にすることなく室内を移動できる、なども挙げられます。

不動産をリフォームする場合は、これらの点を考慮すると良いでしょう。

短期解約とならないように住みやすい家を目指す

不動産を賃貸物件として貸し出し、収入を得るためには、なるべく長期で契約してもらうことが、安定した収入への近道です。不動産の立地などは変更できませんが、間取りであればリフォームで変えられるでしょう。

不動産を賃貸にするのであれば、入居者が住みやすいと感じる、家事がしやすい間取りにリフォームするのが良いでしょう。

家事動線をよくする3つのポイント

一言で、家事動線の良い間取り、といってもピンとこない方もいるかもしれません。間取り図で見ていた時には問題ないように思っていても、実際に入居してみると使い勝手の悪さに気が付くこともあるでしょう。

ここでは洗濯・料理・掃除といった家事の3つの動線について、それぞれ分けて説明します。

間取りによって家事動線は変わりますが、大切なポイントは同じですので参考にしてみてください。

ポイント1:洗濯のしやすさ

1つめのポイントは、洗濯のしやすさです。洗濯では、洗濯機で洗った衣類を物干し竿にかけて干し、取り込んでたたんで片付ける、という流れが一般的です。最近では外干しせずに乾燥機を使うという方も多いでしょう。

洗濯機と洗濯物を干す場所が離れていると、移動するのが大変です。

戸建てで物干し場所が2階以上だと、階段での移動も加わります。また取り込んだものをその場で片付けられる家事室があると、時間がぐっと短縮できます。

ポイント2:動きやすいキッチン

料理においては、パントリーや冷蔵庫から食材を取り出し、シンクで洗ってからコンロやレンジで調理する、という流れが一般的です。例えば、冷蔵庫がシンクの近くではなく、コンロの向こう側にあったとしたらどうでしょう。何度も移動しなくてはならないと考えられます。

動線が行ったり来たりせず、一ヶ所で作り終えられる方が、効率よく料理できます。

また、複数人で料理を作る場合は、ある程度の広さの通路があるとスムーズに動けるでしょう。

ポイント3:掃除のしやすさ

3つめのポイントは、掃除のしやすさです。例えば部屋の出入り口が1つしかない場合は、そこから入って掃除をし、また出てきて他の部屋を掃除しなければなりません。

出入り口が2つ以上ある部屋なら、最初の部屋を掃除して、そのまま次の部屋へと移動できます。この様に、部屋から部屋へと順番に移動できる方が、掃除はしやすくなります。

家事動線の良い間取り4選

賃貸物件では家事動線の良さが重要です。しかし実際にはどのような間取りが、家事が楽な間取りとして人気があるのでしょうか。

ここではマンションや平屋など、1フロアでの4つの間取りを紹介します。具体的なポイントも挙げますので、参考にしてみてください。

間取り1:回遊動線

1つめは、部屋から部屋へぐるぐると移動できる間取りで、これを「回遊動線」と言います。

間取りが回遊動線になっていると、掃除がしやすかったり、来客があった時にもリビングを通らずに出入りできたり、などの利点があります。

それぞれの部屋に複数の出入り口があるので、家事や生活するうえで使いやすいですが、扉が多く家具を置くスペースが少ない、というデメリットもあります。生活スタイルに合わせて取り入れると良いでしょう。

間取り2:キッチンと洗面脱衣室の出入り口が2つ

2つめは、キッチンと洗面脱衣室の出入り口が2つある間取りです。料理と洗濯を同時進行する方は多いと考えられます。その場合、キッチンと洗面脱衣室が隣にあり、仕切りはあるけれども繋がっていると便利でしょう。

さらにキッチンと洗面脱衣室、どちらへも通り抜けができると、使いやすさも格段に上がります。この様な動線を「2WAY動線」と呼ぶこともあります。

間取り3:キッチンにバルコニーの出入り口

3つ目は、キッチンにバルコニーの出入り口がある間取りです。料理をするとゴミが出ますが、生ゴミを室内に置きたくない方も多いと思います。キッチンからバルコニーへの出入り口があれば、生ゴミを他の部屋を通らずに外へ持って出ることができます。

また料理をしながら洗濯物を取り込むなど、複数の家事もやりやすく、外気も通りやすくなるので、使いやすい間取りになるでしょう。

間取り4:子供の様子を見ながら家事ができる

小さいお子さんがいる場合、長時間目を離すことはできないでしょう。家事をしている時も頻繁に様子を見る必要があります。

この時に、それぞれの部屋が独立している間取りよりも、キッチンから洗面台や風呂場が見える方が、お子さんに気を配りながら家事ができて効率的です。

家事は毎日のことなので、少しでもストレスなくできるような間取りを選ぶことが大切です。

家事動線以外にも考慮したいこと

間取りを決める時に、家事動線だけを考えれば良いわけではありません。生活するうえでは、生活動線や、来客動線という事も考えておく必要があります。

また、横長の間取りなのか縦型なのか、南玄関か北玄関か、なども考慮するのが良いでしょう。ここでは生活動線と来客動線について、どのような点を注意すればよいのかを説明します。

生活動線

生活動線とは、家事以外の室内での動線のことです。家事動線と生活動線が重なる間取りだと、混乱することは想像しやすいです。最初に家事動線プランを立ててから、他の動線を考えると良いでしょう。

また、家事や生活動線は、2階建て以上の戸建てよりも平屋のほうがスッキリします。平屋では住む人数にもよりますが、30坪ぐらいの広さが必要で、ゆとりがある間取りは35坪~40坪以上と感じる方が多いでしょう。

来客動線

来客動線とは、玄関からリビングまで、来客が移動する動線のことです。例えば来客動線の途中でキッチンを通る間取りでは、来客の度に片付ける必要があるでしょう。

またリビングからしか風呂場やトイレに行けない間取りでは、来客中は使いづらくなってしまいます。回遊動線の間取りなら、客のいるリビングを通らずに移動できます。間取りを決める際には、このような事も考えておく必要があるでしょう。

家事動線の良い家で長く住んでもらうことを目指そう

不動産に投資するなら、短期間で住人が入れ替わるのではなく、長く住んでもらうことが安定した収入につながります。そのためには、住む人が使いやすい、家事動線のいい間取りであることが重要です。

家事のしやすい物件は、アピールポイントが高く好印象です。これから不動産を賃貸物件としてリフォームする方は、家事動線のいい間取りにして、安定した収入を目指すことを考えてみてください。

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