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トイレのパッキンを交換する方法3つ|トイレの水漏れの原因とは?

2020 10.21この記事はPRを含みます

パッキンとは

パッキンは配管や部品の接続部分に使用されるゴム製の部品です。

トイレにもパッキンが使用されている部分がありますが、部位によって形や厚みが異なります。パッキンは劣化することで水漏れなどの被害をもたらす可能性があるので、パッキンについてしっかりと確認しておきましょう。

パッキンの役割

パッキンとはシールの一種であり、配管などの静止している場所の接続部分に使用されるものです。

ボルトなどの部品で接続部の間に固定し、接続部の隙間を塞ぐことにより、中に流れる物の流出を防ぐ役割があります。

流出や劣化の防止、また交換の際には、その部位や使用環境に合ったパッキンを選ぶ必要があります。

トイレの水漏れのほとんどはパッキンが原因

水漏れは、トイレや水周りで起こるトラブルの中で特に起こりやすいものと言えるでしょう。特に長年使用しているトイレの水漏れは、原因のほとんどがパッキンの劣化によるもので、水漏れが続くと、水道代が余計にかかってしまいますので、早めの対処が必要です。

配管等にもトラブルが起きている場合は修理業者に頼るしかありませんが、原因がパッキンの劣化のみの場合は、自分で修理することも可能です。

トイレのパッキンを交換するときに準備するもの

トイレのパッキンを交換するために必要な道具は、「パッキン」、「マイナスドライバー」、「ウォーターポンプフライヤー」、「モンキーレンチ」の4つです。

いずれもホームセンターで購入できますので、パッキンを交換する際には準備するとよいでしょう。止水栓パッキンを交換する場合には、加えて新品の「水栓ケレップ」の用意も必要になります。

また、パッキンはトイレによって使用されているサイズが異なるため注意が必要です。

トイレのパッキンを交換する方法3つ

トイレのパッキンは初心者でも交換することが可能ですが、部位によって手順が異なるので注意しなければなりません。

パッキンの交換方法は以下の3通りです。修理したい箇所を確認し、適切な方法で修理を行うようにしましょう。

パッキンの交換方法1:止水栓側のパッキンを交換

止水栓側のパッキンを交換するための手順は3つです。

最初にモンキーレンチを使用しナットを外します。うまく緩められない場合は、ウォーターポンプフライヤーを使用するとよいでしょう。

次にパッキンを交換します。ナットを外すことで給水管を分解できます。その際に端にパッキンが付いていますので、これを新品のものと交換します。

最後に、元の状態に戻します。ここでナットがしっかり締まっていることを確認してください。

パッキンの交換方法2:給水管のパッキンを交換

必要な手順は4つです。

最初にモンキーレンチを使用しナットを外します。次に、ナットを外すと中にストレーナーと呼ばれるフィルターがあるので、取り外します。

ストレーナーが取り外せたら、その両端にパッキンが付いているので、新品のものと交換します。

そして最後に元の状態に戻します。この際、パッキンと給水管の間に隙間があると水漏れしてしまうため、しっかりと締めるようにしてください。

パッキンの交換方法3:止水栓のパッキンを交換

必要な手順は5つです。

まず、ナットを外します。ナットを外すとコマスピンドルというジョイントがありますので、これを取り出します。

次に水栓ケレップを交換します。コマのような形をしたパッキンですが、これを新しいものに交換します。

水栓ケレップが交換できたら、コマパッキンを交換します。ナットを外した際に最初に見えるパッキンです。

最後に元の状態に戻します。水漏れがないか確認をするようにしてください。

トイレのパッキンを交換する場所4つ

パッキンの交換をする場所は、トイレタンク内にある「フロートバルブ」、トイレタンクと便器の間の「密結パッキン」、タンクを固定する「密結ボルト」、タンクに水を送る「タンク・給水管」の4か所です。

水漏れの症状によって、水漏れしている部位を特定することが可能です。それぞれの部位の役割や、トラブルの内容について解説していきます。

パッキンを交換する場所1:フロートバルブ

トイレのタンクの中にある部品です。レバーの先にある鎖に繋がれたゴムの部分のことを指します。水を出したり止めたりする調整の役割を担っています。

フロートバルブが壊れてしまうと、水を流した後止まらないというトラブルや、逆に水が出なくなるというトラブルが起きます。

ゴム製のため、経年劣化により故障することもあります。大体7年~10年程度で劣化し、交換が必要になります。

パッキンを交換する場所2:密結パッキン

密結パッキンとは、トイレのタンクと便器の間にあるパッキンのことです。隙間からの水漏れを防ぎ、タンクを支える役割を担っています。

タンクを支えているため劣化しやすく、劣化により隙間ができることで水漏れが起こります。水を流した時に水漏れが起こる場合はこの密結パッキンが劣化している可能性が高く、交換を検討した方がよいでしょう。

パッキンを交換する場所3:密結ボルト

密結ボルトは、タンクを固定するボルトのことで、2本取り付けられています。

このボルトにもゴム製のパッキンがついているため、密結ボルトが緩んでいたり、パッキンが劣化していたりするとボルトの周りに隙間ができてしまうため、水漏れが発生します。

交換するためには一度タンクを取り外し、密結ボルトごと交換する必要があります。

パッキンを交換する場所4:タンク・給水管

タンクには水を送る「給水管」という配管があります。部品や配管が破損していない場合、給水管のパッキンの劣化がトラブルの原因として考えられます。

給水管も自分で修理、取り換えをすることが可能ですが、給水管には全部で3ヶ所にパッキンが取り付けられているため注意が必要です。まずはどこから水漏れが起こっているのかを確認し、その部位に合った適切なパッキンを購入、交換するようにするとよいでしょう。

トイレのパッキンを交換するときに注意することは?

パッキンの交換場所、交換方法を解説してきましたが、水回りの修理にはリスクがつきものです。

トイレのパッキンの交換を行う際には、以下のようなことに注意をしてください。

水漏れをしているトイレのパイプ

トイレが水漏れをしている時、原因がパッキンの劣化やボルトの緩み等ではなく、パッキンを交換するなどの対処をしてもトラブルが改善されない場合、配管そのものや、部品の故障に原因がある可能性があります。

こちらの交換、修理は簡単には行えない作業のため、原因がパッキンではない場合は、業者に相談して修理してもらうとよいでしょう。

【場所別】トイレの水漏れの原因4つ

トイレの水漏れの原因には、パッキンの劣化以外にもパイプ類、トイレタンク、床下の配管等による床のトラブル、ウォシュレット等の温水洗浄便座の4ヶ所があげられます。

自分で修理できる部位もあれば、初心者には難しく、業者に依頼する必要がある部位もあります。

では、それらの水漏れはどのようにして起こるのでしょうか。4つの原因別に、詳しい原因の内容を解説します。

トイレの水漏れの原因1:パイプ類の水漏れ

パイプからの水漏れの原因のほとんどは、止水栓や給水管のナットの緩みやパッキンの劣化です。これらのナットを締め直す作業やパッキンの交換は、工具を使用して自分で修理することも可能です。

パイプそのものが損傷している場合は自分で修理することは難しいので、水漏れしている箇所を確認し、状態によっては業者に相談する必要があります。

修理費用は、業者に依頼した場合、10,000円以内〜15,000円程度といわれています。

トイレの水漏れの原因2:トイレタンク内の水漏れ

トイレタンク内の水漏れは、「ボールタップ」または「フロートバルブ」という部品が原因となることが多いです。ゴム製の部分の劣化によるトラブルが起きることがあります。

ボールタップの交換は初心者でも可能ですが、型によって難易度が異なります。フロートバルブも交換は容易ですがメーカー内でも品番などによってサイズが異なることがあるため、使用しているタンクに合った適切な部品を購入することが難しく、注意が必要です。

トイレの水漏れの原因3:トイレの床が水漏れ

トイレの床が水漏れしている際に考えられる原因は主に5つです。

床下の排水管の劣化、トイレの設置不良、シャワートイレやウォシュレットなどの温水便座の接続部分のトラブル、給水管やトイレタンクの接続部分の故障や緩み、そして結露です。

結露に関してはトイレの故障ではなく便器の温度や便器内の水の温度による、環境の問題と言えるでしょう。

トイレの水漏れの原因4:温水洗浄便座の水漏れ

温水洗浄便座の水漏れの原因となる部位は5ヶ所です。

1つは止水栓で、トイレに使う水を引いている根元にある部分です。2つ目は給水管や分岐金具の緩みやパッキンの劣化、3つ目は給水フィルター付水抜栓の劣化、4つ目はウォシュレットノズルの劣化、そして5つ目は電子回路の故障や温水タンクの劣化によるウォシュレット本体からの水漏れです。

修理を行う場合は、必ず止水栓がしっかり締まっていることを確認して行ってください。

トイレのパイプの水漏れをパッキン交換で修理する方法

水漏れの原因がパッキンの劣化によるものである場合は、パッキンの交換での自己修理が可能です。

必要なものは、「マイナスドライバー」、「モンキーレンチ」、「ウォーターポンプフライヤー」そして各部位にあった新品のパッキンです。

正しい手順で部品を取り外し、劣化した古いパッキンと新しいパッキンを交換することで修理ができます。自己修理を行う前には、必ずトイレの止水栓を閉めるようにしてください。

トイレのパッキンを交換しよう!

トイレの水漏れの原因の多くはパッキンの劣化によるものです。水回りの修理は一見難しそうですが、道具と正しい新品のパッキンを準備し、手順を理解すれば初心者でも自分で修理することが可能です。

業者に依頼することもできますが、10,000円以上かかる場合もあります。

道具や部品はホームセンターで揃うものが多いため、トイレの水漏れがパッキンの劣化によるものである場合は、一度自己修理に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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