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ネット銀行による住宅ローンのメリット・デメリット6つ|金利が低いポイント3つ

2020 10.21この記事はPRを含みます

ネット銀行の住宅ローンとは?

近年多くのネット銀行が出現し、住宅ローンの取り扱いも増えてきました。ネット銀行の住宅ローンは一般的な銀行に比べ低金利の設定で特典も多く魅力的な内容となっており、またネットによる取引で完結できるので忙しい人にも人気です。

一方ネット銀行の住宅ローンは審査が厳しく自分ですべて進めなくてはならないデメリットもあります。ここではネット銀行とは何か、ネット銀行の住宅ローンのメリット、デメリットをみていきます。

そもそもネット銀行とは

ネット銀行はスマホやPCで窓口に行くことなく取引可能な便利な銀行です。

一般の銀行は入出金や取引履歴照会などを窓口やATMで行う必要があり取扱時間も限られていますが、ネット銀行は入出金はコンビニなどで24時間行うことができ、照会はスマホやPCで24時間いつでもどこでも行うことができます。

また振込も一般の銀行では印鑑や本人確認が必要なのに対して、ネット銀行ではPCやスマホから簡単にいつでも行えます。

ネット銀行による住宅ローンのメリット6つ

ネット銀行は来店の必要なく、銀行取引をPCやスマホで行うことができる便利な銀行です。

またネット銀行では住宅ローンも取り扱っており、自宅にいながら住宅ローンの手続きを進めることができるため、忙しい人にも人気で、金利が低いことも含め多くのメリットがあります。

ここではネット銀行による住宅ローンのメリットを6つご紹介します。この記事を見てぜひ参考にしてみてください。

住宅ローンのメリット1:低金利である

ネット銀行の住宅ローンのメリットに低金利であるということがあります。住宅ローンを提供しているネット銀行では一般的な銀行よりも低金利の住宅ローンを提供しています。

住宅ローンでは金利がわずかの差であっても、長期間の返済となるため返済総額にするとかなりの金額差が出てきます。住宅ローンが低金利であるというのは、とても重要なメリットだといえます。

住宅ローンのメリット2:サービスが豊富

ネット銀行の住宅ローンのメリットにサービスが豊富ということがあります。ネット銀行の住宅ローンでは基本コースの団体信用生命保険(団信)が無料でついているといわれているので、契約者が亡くなると残債がゼロになります。

がん保障や全疾病特約などは有料のケースも多いですが、ネット銀行によっては無料で付帯もあります。一般的な銀行よりも低価格または無料で団信に加入できるメリットは大きいでしょう。

住宅ローンのメリット3:来店の必要がない

ネット銀行の住宅ローンのメリットに、来店の必要がないということがあります。ネット銀行の住宅ローンは、すべての取引をネットや電話・郵送で進めることができます。そのため、仕事で忙しい方でも自分のペースで手続きを進められます。

また、ネット銀行によってはローンの本契約時にローン契約書の捺印や署名も不要にして、ネット経由で行うことができるようにしているところもあります。

住宅ローンのメリット4:保証料がかからない

ネット銀行の住宅ローンのメリットに保証料がかからないということがあります。一般的な銀行(メガバンクや地方銀行)の住宅ローンでは、保証会社に入ることを義務付けているところも多く、その際に保証会社に保証料を支払う必要があります。

しかし、ネット銀行の場合は保証会社の利用をしなくていいので、保証料がかかりません。またフラット35を契約した場合でも、ネット銀行では保証料を支払う必要がないといわれています。

住宅ローンのメリット5:繰り上げ返済手数料がかからないところがある

ネット銀行の住宅ローンのメリットに繰り上げ返済手数料が無料だということがあります。一般的な銀行の場合は、一部繰り上げ返済や全額一括返済の場合に繰り上げ返済手数料が徴収されます。

しかし、ネット銀行では一部繰り上げ返済の手数料は無料で、一括返済もソニー銀行や楽天銀行では無料で行うことができ、その他のネット銀行では10,000~50,000円前後で行うことができます。

どこのネット銀行ならば手数料がかからないか、事前に調べておくとよいでしょう。

住宅ローンのメリット6:時間を選ばずやり取りができる

ネット銀行のメリットに、時間を選ばずにやり取りできることが挙げられます。

住宅ローンを組みたい場合、通常は銀行などの店舗に行く必要があります。しかし、ネット銀行を使えば契約書などのやり取りを、メールなどを使って行うので、その手間と時間がかからず便利です。

忙しくてなかなか時間を作れない人には、空いた時間で手続きできるのでおすすめです。

ネット銀行による住宅ローンのデメリット6つ

ネット銀行の住宅ローンに多くのメリットがあるということがわかりましたが、ネット銀行の住宅ローンにはデメリットも存在します。

ここでは、ネットぎんこうによる住宅ローンのデメリットを6つご紹介します。これからネット銀行の住宅ローンを考えているという人は、メリットとデメリットをよく確認してから検討してみましょう。

住宅ローンのデメリット1:手数料がかかる

ネット銀行の住宅ローンのデメリットに手数料がかかるということがあります。ネット銀行の住宅ローンは保証料が無料ですが、その代わりに事務手数料を高く設定しているところが多いといわれています。

現在多くのネット銀行では、住宅ローン借入金に対し約2.2%の金額を事務手数料として徴収しています。一方、一般的な銀行の場合は事務手数料を3~5万円前後に設定しているところが多いです。

住宅ローンのデメリット2:審査期間が長くなる可能性がある

ネット銀行の住宅ローンのデメリットに審査期間が長くなる可能性があるということがあります。ネット銀行の住宅ローンはすべての手続きをネットや電話や書類のやり取りで行い、対面による面談がありません。

その分、ネット銀行の住宅ローンは審査が厳しめで、審査期間が長くなる可能性があります。また、ネット銀行の住宅ローンは借り入れ可能な年収の下限が厳しい設定となっているので年収が届かない人は借り入れが難しいでしょう。

住宅ローンのデメリット3:書類の不備が起きやすい

ネット銀行の住宅ローンのデメリットに書類の不備が起きやすいということがあります。ネット銀行では住宅ローンに関する書類や資料を自分で揃えなくてはならず、また管理していく必要があります。

調べたり資料を調達することが不得意という人の場合は苦労する場面もあるでしょう。また、書類不備があった場合には何度も提出しなおさなくてはならず、人によってはストレスに感じてしまう場合もあります。

住宅ローンのデメリット4:対応できない物件もある

ネット銀行の住宅ローンのデメリットに、対応できない物件があるということがあります。多くのネット銀行の住宅ローンでは、借地権の対応ができず住宅ローンを契約できません。

また、多くのネット銀行の住宅ローンの場合、規定の築年数までには完済しなければならず、築古の建物に対する住宅ローンはネット銀行では契約できないことが多いです。

借地権とはー国税庁ー

住宅ローンのデメリット5:事前審査の精査が低いことがある

ネット銀行の住宅ローンのデメリットに事前審査の精度が低い場合があるということが挙げられます。住宅ローンを契約する場合は事前審査を通過した場合に本審査に進みますが、一般的な銀行では事前審査でもある程度のところまで調べた上で審査の結果を伝えます。

しかし、ネット銀行の場合は簡単なチェックのみという事前審査も多いです。そのため、事前審査を通過したからといって本審査が必ずしも通過できるとは限りません。

住宅ローンのデメリット6:つなぎ融資に対応していないネット銀行もある

ネット銀行の住宅ローンのデメリットにつなぎ融資に対応していないところもあるということがあります。つなぎ融資とは物件完成前に手付金や中間金を支払うケースで、物件完成後支払う住宅ローンと間をつなぐ融資です。

一般的な銀行ではつなぎ融資も対応している銀行が多いですが、ネット銀行の場合はつなぎ融資を認めていないところが多いです。注文住宅などではつなぎ融資が必要な場合も多いため、その場合は事前確認が必要です。

ネット銀行による住宅ローン金利が低いポイント3つ

ネット銀行の住宅ローンは一般的な銀行の住宅ローンに比べて金利が低く設定されています。なぜネット銀行による住宅ローン金利は低くできるのでしょうか。

ここではネット銀行による住宅ローン金利が低いポイント3つをご紹介します。

住宅ローン金利が低いポイント1:地方銀行である

ネット銀行の住宅ローン金利は地方銀行に比べて低金利であることがほとんどです。地方銀行の場合、住宅ローンの契約は対面によって進行し、個人的な収入や労働条件に合わせて審査に通るような提案をしたり、イレギュラーな案件についても柔軟な対応が可能です。

対して、ネット銀行の住宅ローンは柔軟な対応は不可で、定められた条件に合致する人のみが住宅ローンの審査に合格しますので、イレギュラーな対応が不要となります。

住宅ローン金利が低いポイント2:店舗を持たない

ネット銀行の住宅ローンが低金利の理由として、ネット銀行が店舗を持たないということがあります。ネット銀行は一般的な銀行のように店舗がないため維持費や対面による対応、人件費などが節約できます。

そのため、ネット銀行の住宅ローンは一般的なメガバンクや地方銀行に比べて低金利が実現できるといわれています。

住宅ローン金利が低いポイント3:コストがかからない

ネット銀行の住宅ローンが低金利である理由にコストがかからないということがあります。ネット銀行の住宅ローンは最低年収の設定を決め、それ以下なら事前審査で却下され、申込プラン以外のイレギュラーは不可としています。

一般の銀行であればイレギュラーな案件も対応し、その場合に確認すべき資料も申込者ごとに違いますが、ネット銀行の場合は審査時に確認するものを絞って一律にして、コストがかからないようにしています。

ネット銀行の住宅ローンを活用しましょう

ネット銀行の住宅ローンは審査こそ厳しいものの、契約できれば一般的な銀行よりも低金利で借り入れができたり、団信契約で特約が無料でついてくるなど特典も多数あり魅力的です。

ただし、ネット銀行の住宅ローンにはメリットだけでなくデメリットも存在します。ネット銀行の住宅ローンの内容をよく確認しメリットやデメリットをよく知った上で、ネット銀行の住宅ローンを活用しましょう。

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