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ネットバンク3つのメリット|気になるデメリットや有名ネットバンク8選

2021 03.12この記事はPRを含みます

ネットバンクとは

ネットバンクに明確な定義はなく、ネット専業の銀行、通常の銀行のインターネット支店といったように、インターネットバンキングという言葉が指す銀行はさまざまもあります。

 

いずれにも共通するのは、口座開設から明細照会、さらに振込みなどの取り引きを、店舗には行かずパソコンやスマートフォンで行なえることです。

 

実際に、現金を入出金する際は、コンビニATMを利用します。インターネットバンキングを取り巻くセキュリティー機能は日進月歩で進化しているため、安心して利用できます。

ネットバンクのメリット3つ

ネットバンクを利用してそのメリットを知ると、ネットバンクを使っていなかったときの生活がいかに不便なものであったかを知る人も多いです。

 

ネットバンクを利用することで得られるメリットのなかから、とくにメリットの大きい3つについてご紹介します。

ネットバンクのメリット1:インターネット上で取引が完結する

銀行で振込みをする場合、窓口であれば営業時間の平日9時~15時までに、整理券をとって順番待ちをし、高い振込手数料を支払う必要があります。

 

さらにATMでの振り込みとなると、時間帯によっては手数料が発生します。

 

一方、ネットバンクであれば、スマートフォンやパソコンがあれば、時間や場所を問わず、いつでもどこでも振込みができます。人手を介さないため、振込手数料も安く設定されているのでお得です。

 

ネットバンクは、移動時間・移動コスト・手数料などさまざまな面でメリットがあるといえます。

24時間365日操作が可能

ネットバンクは一部のシステムメンテナンス時間を除き、24時間365日銀行サービスを利用できます。

 

24時間いつでも残高の照会や振込み手続きができるので、銀行の営業時間を気にする必要がなく利便性が高いです。

 

さらに、2018年からは銀行間をつなぐ全銀システムが24時間365日接続可能となったので、同システムの対象である銀行であれば、銀行営業時間外に振込みをしても即時入金されるようになりました。

ネットバンクのメリット2:定期預金など金利が比較的高め

ネット銀行は人件費などの経費がかからないため、金利が高い傾向にあります。日頃の取り引きは近所の銀行を利用するけれど、定期預金はネットバンクを利用するという人もいます。

 

2020年9月現在、都市銀行のスーパー定期1年の金利は0.002%程度ですが、ネット銀行は0.02%程度と10倍もの金利です。

 

ネット銀行では、サービスの利用状況に応じて金利の上乗せもあるので、さらに高い金利で預け入れできる可能性もあるのです。

ネットバンクのメリット3:提携ATMで簡単に出金できる

ネットバンクの利用者が現金の入出金を行なう場合、提携のATMを利用します。

 

多くのネットバンクは、コンビニのATM・都市銀行・地方銀行・ゆうちょ銀行などと提携しているので、24時間いつでもどこでも引出し可能で、不便に感じることはないでしょう。

ネットバンクのデメリット3つ

24時間365日いつでも場所を選ばずに利用できる便利なネットバンクですが、利用する前に知っていた方がよいデメリットもあります。

 

ネットバンクにはどのようなデメリットがあるのか、また、どのような点に気をつけた方がよいのか解説します。

ネットバンクのデメリット1:リアル店舗がない

ネットバンクはもともとのコンセプトが、店舗を持たず、人件費などの経費を抑えることで、預金金利や貸出金利の魅力を高めることにあります。よって、ネットバンクには基本的に店舗はありません。

 

銀行のサービス内容はWEBサイトのFAQで調べ、わからないことがあればメールやチャットで問い合わせをすることになります。そのため、普段からネットを利用していない人の中には、ハードルが高いと感じることもあるでしょう。

パスワードの管理が重要

ネットバンクでは不正利用を防ぐため、パスワードの管理は厳格に行なわれています。ログイン時に必要なID・パスワードだけでなく、資金移動時の取り引き暗証番号やワンタイムパスワードが必要です。

 

ID・パスワード・取り引き暗証番号などを忘れてしまった場合、再発行するまで利用できません。銀行によっては、郵送で再通知され、再利用まで1週間かかる可能性もあるため、パスワード管理は重要です。

ネットバンクのデメリット2:ATM利用時に手数料がかかる

ネットバンクは基本的に店舗やATMがなく、現金引き出し時には提携ATMを利用するため、ATM利用手数料がかかる場合が多いです。

 

中には残高や取り引き内容などによって、毎月一定回数までATM利用手数料が無料になるネットバンクもあります。頻繁にATMを利用する方は、ATM手数料が高くついてしまう可能性があるので、ネットバンクを選ぶ際は、ATM手数料の優遇についてチェックすることをおすすめします。

ネットバンクのデメリット3:通帳がない

ネットバンクでは、インターネット上で入出金明細を照会できるため、基本的に通帳の発行はありません。そのため、記帳の手間は発生しませんが、ネット上で照会できる期間には制限があり、過去の明細が照会できなくなってしまう可能性があります。

 

PDF形式やCSV形式のファイルをダウンロードしてパソコンに保存したり、自分で印刷して明細を保管したりすることで、通帳の代わりにします。

ネットバンクの種類3種

ネットバンクには、さまざまなタイプの銀行があります。個別のネットバンクをご紹介する前に、ネット銀行を3つの種類に分け、タイプ別の特徴をご紹介します。

 

ネットバンク選びを検討する際、3つのうちのどのタイプのネットバンクが自分にあっているかという視点で検討してみてはいかがでしょうか。

ネットバンクの種類1:実店舗がある銀行のネット支店

都市銀行や地方銀行の多くにはインターネット専業支店があります。ネット支店では、店舗がなく通帳が発行されないため、取り引きや手続きは各銀行のインターネットバンキングを使って行なうことになります。

 

取り引きはインターネットバンキングを使いますが、入出金は取り引き銀行のATMを利用できるので、いいとこ取りができるともいえます。

ネットバンクの種類2:銀行のネットサービス

都市銀行・地方銀行・信用金庫・信用組合など、現在ではほとんどの金融機関でインターネットバンキングサービスが提供されています。

 

あえてネットバンクを選ばなくても、実店舗のある金融機関でインターネットバンキングを利用すれば、24時間365日いつでも銀行サービスを利用できるともいえます。ただし、ネット専業の銀行と比較すると、機能は限られることになります。

ネットバンクの種類3:ネット専業銀行

ネット専業銀行には、文字通り店舗を持たずインターネットのみですべてのサービスを提供している銀行と、商業施設などにATMを展開している銀行があります。

 

前者には、楽天銀行・ジャパンネット銀行・ソニー銀行などがあり、後者には、セブン銀行やイオン銀行などがあります。それぞれの銀行で独自のサービスが提供されているので、自分にあった銀行を見つければ、お得に利用できる可能性もあります。

有名なネットバンク8選

ネットバンクには3種類あることをお伝えしましたが、ここではネット専業銀行の中から有名な銀行を8選ご紹介します。

 

それぞれの銀行の特徴や、おすすめポイントもご紹介するので、ネットバンク選びをしている方はぜひ参考にしてください。

有名なネットバンク1:楽天銀行

楽天銀行は店舗やATMを一切持たないネット専業の銀行です。取り引き内容によっては、ATM利用手数料や他行あて振込手数料が一定回数無料になるので、コストをかけずに利用できます。

 

楽天銀行のメリットは、給与の受取・振込・口座振替でも楽天ポイントがたまることです。たまったポイントは振込手数料に充てられます。

 

楽天のさまざまなサービスを使い、楽天ポイントを集めている方におすすめのネットバンクです。

楽天銀行

有名なネットバンク2:セブン銀行

セブンイレブンというと独自のATMがあるので、ATMのイメージをお持ちの方が多いようですが、セブン銀行として口座の開設を受け付けています。

 

セブン銀行のメリットは、給与振込みやデビットカードの利用で、nanacoポイントがもらえることです。また、スマートフォンアプリの「Myセブン銀行」を利用すると、キャッシュカードではなくQRコードでATM取り引きができるサービスもあります。

セブン銀行

有名なネットバンク3:イオン銀行

イオン銀行は、イオングループの各店舗にATMがありますが、イオン銀行に口座を開設することができます。

 

イオン銀行のメリットは、24時間365日手数料無料でイオン銀行ATMを利用できることです。また、基本的にはネットバンクですが、イオンモールなどに店舗があり、資産運用や住宅ローンなどの相談も行なっています。

 

イオングループのお店をよく使う方におすすめといえます。

イオン銀行

有名なネットバンク4:住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスを出資会社とするインターネット専業の銀行です。

 

住信SBIネット銀行のメリットは、コンビニやゆうちょ銀行のATMであれば、月15回までなら無料で引出しなどができることです。

 

また、スマートフォンアプリをつかった「スマート認証NEO」という生体認証サービスがあるので、ネットバンクのセキュリティーに不安を感じている方も安心して利用できます。

住信SBIネット銀行

有名なネットバンク5:ジャパンネット銀行

ジャパンネット銀行は、Zホールディングス・三井住友銀行のグループ会社で、最新のネットワークを活かしたサービスが強みの銀行です。

 

ジャパンネット銀行のメリットは、ATM手数料が毎月1回無料、2回目以降も3万円以上なら何度でも無料になるところです。また、数多くのキャッシュレス決済の引落し口座として利用できるので、キャッシュレス決済を利用している方におすすめです。

ジャパンネット銀行

有名なネットバンク6:ソニー銀行

ソニー銀行は、外貨預金・住宅ローン・投資信託・FX・投資型クラウドファンディングなど、豊富な金融商品を魅力的な金利・手数料で提供している銀行です。

 

ソニー銀行のメリットは、月4回までATM引出し手数料が無料になることです。また、Visaデビット付きキャッシュカードのSony Bank WALLETは、年会費無料なうえに、世界200以上の国と地域でショッピングが可能です。さらに現地通貨でATMから引き出すこともできます。

ソニー銀行

有名なネットバンク7:auじぶん銀行

auじぶん銀行は、スマートフォンだけで銀行のすべてのサービスが使える銀行で、スマートフォンひとつで利用できる使い勝手の良さに定評があります。

 

auじぶん銀行のメリットは、au回線をご利用は、チャージや口座開設でPontaポイントがたまることです。また、カードローンの金利もお得になります。

 

auのスマートフォンを使っている方におすすめの銀行といえます。

auじぶん銀行

有名なネットバンク8:あおぞら銀行BANK支店

あおぞら銀行は、国内外に拠点のある銀行ですが、ネット支店としてBANK支店があります。

 

あおぞら銀行BANK支店のメリットは、2020年9月時点の普通預金金利が0.20%と、国内最高レベルの高さであることです。また、ゆうちょ銀行ATMであれば、回数制限なく24時間365日無料で入出金できます。

 

さらに、利用状況に応じて他行あて振込手数料も無料となるため、手数料の面でも非常にお得な銀行です。

あおぞら銀行BANK支店

メリットを理解してネットバンクを活用してみよう

ネットバンクは店舗のある銀行と比べて、手数料が安く預金金利が高いなどのメリットがある魅力的な銀行です。

 

銀行の取り引き内容に応じて、グループ会社のポイントが加算されるなど、お得なサービスがあり、WEB画面やスマートフォンのアプリの機能も充実しているところが多いです。

 

ネット銀行のメリットを理解して、気に入った銀行があればぜひ口座開設をしてみてください。

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