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1人暮らしでも簡単に貯金できる方法7つ|1人暮らしの平均貯金額はいくら?

2020 10.21この記事はPRを含みます

1人暮らしの貯金平均額は?

誰にも邪魔されず自由に暮らせる1人暮らしですが、家賃や光熱費など毎月かかる費用があり
費用負担は大きいです。そんな1人暮らしの方の貯金平均額ですが、2019年の全世代平均は285万円となっています。

しかし、預貯金は年代によって年収や貯蓄率も異なるため年代による貯金平均額も違ってきます。ここでは、1人暮らしの貯金平均額を年代ごとにみていきます。また、1人暮らしでも簡単に貯金できる方法もご紹介します。

「家計の金融行動に関する世論調査」単身世帯調査

【年代別】1人暮らしの貯金平均額5つ

1人暮らしには、家賃や光熱費、食費、娯楽費など多くの費用が必要になります。そのため、何も考えずに1人暮らしをしていると、ついついお金を使いすぎて貯金がなかなかできないという人も多いでしょう。

しかし、1人暮らしだからといって、そのような人ばかりではありません。ここでは、令和元年の世の中の1人暮らしの人の貯金平均額がどの程度なのかを年代別にご紹介します。

1人暮らしの貯金平均額1:20代

20代の1人暮らしの貯金平均額は106万円です。(「家計の金融行動に関する世論調査『単身世帯調査』」)一方、この調査では20代で貯金がない人も45.2%ほどおり、貯金平均額といっても全体ではもっと少ない貯金額の人が多いことがうかがえます。

20代といえば、趣味や娯楽や交際費などでお金を使うことも多いため、他の年代に比べて貯金額はそれほど多くないということがわかります。

「家計の金融行動に関する世論調査」単身世帯調査

1人暮らしの貯金平均額2:30代

30代の1人暮らしの貯金平均額は、359万円です。30代になると、20代のころの貯金額より金額が大きく跳ね上がります。しかし、30代でも全く貯金がない人は36.5%います。

30代は、20代の頃より年収が高くなったり、また年齢が進むほど老後のことを考えたりしますし、1人暮らし歴も長くなって家計管理が上手になるなどにより、どんどん貯金平均額は高くなっていきます。

1人暮らしの貯金平均額3:40代

40代の1人暮らしの貯金平均額は564万円です。40代というと出世する人もいて収入も上がり始める人が多い世代です。収入も上がりますが老後のことを考え始めるのもこの世代ですので、貯金額が一気に増えていく傾向にあります。

しかし、40代といっても貯金が全くないという人が40.5%もいます。この結果から、貯金額が一気に伸びる人と全く貯金がない人の2極化が進み始めるときともいえるでしょう。

1人暮らしの貯金平均額4:50代

50代の1人暮らしの貯金平均額は926万円です。50代というと、定年も見える位置に来る年齢といえます。

現在は老後のために1人2000万円といわれている時代ですので、50代は老後のことをリアルに考え始める世代であり、貯金が一気に増えていく世代といえるでしょう。しかし、一方で50代でも貯金のない人は37.2%もいます。

若い時から貯金を意識した人と散財し続けた人の差が顕著に表れる年代ともいえるでしょう。

1人暮らしの貯金平均額5:60代

60代の1人暮らしの貯金平均額は1335万円です。50代の貯金平均額から一気に金額が跳ね上がりますが、定年を迎えて退職金が入ることも原因でしょう。

また退職後も再雇用で65歳まで延長して働く人も多く、老後に向けて最後の貯金を頑張っている年代でもあります。しかし一方で60代でも貯金がない人は29.8%もいます。もし、ここで老後資金を貯めないで働くこともなくなれば、あとは年金のみでの生活になります。

1人暮らしでも簡単に貯金できる方法7つ

1人暮らしは自由に生活できることが魅力である反面、自分以外にお金の使い道を止める人はいないため貯金するのが難しいともいわれています。そのため、同じ収入であっても何百万も貯める人もいれば貯蓄ゼロという人もいます。

ここでは、1人暮らしでも簡単に貯金ができる方法を7つご紹介します。1人暮らしでも貯金したいという方は、ぜひご参照ください。

1人暮らしでも簡単に貯金できる方法1:少額貯金

1人暮らしでも簡単に貯金できる方法に少額貯金があります。少額貯金とは積立型投資信託のように毎月少しずつコツコツと積み立てていく貯蓄方法です。一気にお金を貯めようとしても、思わぬ出費があると生活が苦しくなって挫折しがちです。

生活に影響のない範囲で毎月少額積み立てをするのは、苦もなくできて続けやすいです。また少額貯金として積立型投資信託をすれば、一気に投資信託を購入するよりリスクを少なくすることもできます。

1人暮らしでも簡単に貯金できる方法2:先取り貯金

1人暮らしでも簡単に貯金できる方法に先取り貯金があります。先取り貯金とは給与振込と同時に強制的に貯金される仕組みを作ることです。先取りにより、手元に残ったお金で生活をするため自然とお金が貯まります。

ただし、先取り貯金は大きな金額でなく少額設定にしましょう。生活が成り立たなくなって途中で下ろしては元も子もないからです。先取り貯金は生活に支障のない金額で始めましょう。以下に先取り貯金方法を紹介します。

財形貯蓄を活用する

先取り貯金には、会社の天引き預金制度である財形貯蓄がおすすめです。財形貯蓄は、給与から財形分を天引きして口座に振り込まれますので、自然とお金が貯まります。

給与口座にあるお金を使っているだけで、無意識に貯まるので続けやすく、確実に貯まる方法といえます。ただし、財形貯蓄制度はどの会社でも採用しているものではないため、会社規約などをよく確認しましょう。

財形貯蓄制度

貯金専用口座を設ける

勤務先に財形貯蓄制度がない方は、貯金専用口座を設けるのもおすすめです。貯金専用口座とは、自分で貯金専用の口座を開設して給与振り込みと同時に自動送金設定をして貯金専用口座へ一定額を毎月貯金するという方法です。

ただし、貯金専用口座といっても自分で開設するので、意志が弱いとつい使ってしまう可能性があります。なかなか引き出せないように通帳発行のないインターネット専用口座などを利用するのもいいでしょう。

1人暮らしでも簡単に貯金できる方法3:予備費用

1人暮らしでも簡単に貯金できる方法に予備費用を設けることがあります。予備費用とは毎月一定の予備費用を貯めておくことで、冠婚葬祭や帰省といった突然の大きな支出をその予備費で賄うということです。

せっかく貯金を始めても、いざというときに使わなくてはならず、結局貯まらないということがあるでしょう。しかし、予備費用を設けておけばその際にはこの費用を使うことで貯金には手をつけずに済みます。

1人暮らしでも簡単に貯金できる方法4:家計簿

1人暮らしでも簡単に貯金できる方法に家計簿があります。家計簿をつける理由は、自分がどんな項目にお金を使っているか把握することで、貯金できるようになるからです。

自分の支出内容を把握すれば、その中から特に必要がない項目を洗い出すことができ、また無駄遣いをしっかりと確認して次に気をつけることができます。また、収入と支出を把握できれば、どこを改善すればお金が貯まるかを客観的に判断できるようになります。

1人暮らしでも簡単に貯金できる方法5:貯金の計画

1人暮らしでも簡単に貯金できる方法に貯金の計画を立てることがあります。どんな目的をもって貯めるか、どのくらいの期間でいくら貯めるのかという目標をもつことで、モチベーションが上がり貯金しやすい状況になるからです。

逆にいえば無目的に貯金をしても途中で目的が感じられないことから挫折しやすいといえます。1人暮らしで貯金するには、貯金の計画をしっかりと立てて、また目標をしっかりもって貯金をしましょう。

1人暮らしでも簡単に貯金できる方法6:固定費

1人暮らしでも簡単に貯金できる方法に固定費を見直すことがあります。固定費とは家賃やスマホ代、インターネット代、保険代など毎月決まってかかる費用です。

固定費については、保険やスマホ代などは契約内容や商品内容を見直すことで、また家賃はより安く住めるところへ引っ越すことで費用を抑えられます。

固定費は1人暮らしの費用の中でも占める割合が大きく、これらを見直すことで余裕ができて貯金しやすくなるでしょう。

1人暮らしでも簡単に貯金できる方法7:変動費

1人暮らしでも簡単に貯金できる方法に変動費の上限を決める方法があります。変動費とは、食費や光熱費、交際費、美容代、娯楽代、被服費といった内容で使い方によって大きく金額が変わる項目になります。

1人暮らしだと、誰も止める人がいないため、これらの変動費が大きくなりがちです。しかし、自分で変動費の上限を設けておけば、それを超えないように努めるでしょうから、貯金をする余裕が生まれる可能性が高いです。

1人暮らしの貯金額を増やす時の注意点

1人暮らしで貯金をする方法をいくつか紹介しました。しかし、1人暮らしでは自分1人でお金を管理しなければならず、どうしてもお金を使いすぎたりして思うようにお金が貯まらないと悩む方も多いです。

そこで、ここでは1人暮らしの貯金額を増やす時の注意点をみていきます。客観的にみれば当たり前のことですが、いざ自分がその立場になるとつい使いすぎてしまうことも多いため、改めて以下の注意ポイントをよく確認しましょう。

クレジットカード払いをやめる

1人暮らしで貯金額を増やすためにはクレジットカード払いをやめましょう。クレジットカードを頻繁に使用すると、せっかく家計簿をつけてもクレジットカードで使用した分を「クレジットカード払い」の1項目として処理し、詳細な使い道を意識しなくなりがちです。

また、日用品や外食費、交際費などいろいろなものを値段もあまり意識せずに使うようになりますし、支払い時期も使用時より後になるため管理しにくくなります。

貯金の仕組みを理解する

1人暮らしで貯金額を増やすためには貯金の仕組みを理解することも必要です。貯金は収入から支出を引いたものですが、貯金する場合は自分の収入がいくらあり、支出として何にいくら使ったのかを把握することが必要です。

もし収入から支出を引いた額がマイナスになっている場合には、支出内容を見直す必要があります。また、時間がかかりますが、貯金額を増やすには収入を上げる努力をするのも長い目でみれば有効でしょう。

1人暮らしの貯金平均額について知ろう

1人暮らしには多くの費用がかかりますし、誰も自分を止める人がいないためなかなか貯金を増やすのが難しいということがわかりました。しかし、毎月の支出内容をしっかりと把握していれば、無駄を省いて貯金を増やすことも可能です。

1人暮らしといえども突然の病気やリストラなど何が起こるかわかりませんので貯金は大切です。まずは、1人暮らしの貯金平均額を知り、それを参考にして貯金を始めましょう。

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