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【初心者必見】NISAってなに?メリット4つや銘柄を選ぶ際のポイント、注意点を詳しく解説

2023 10.17この記事はPRを含みます

目次

NISAとは?

株式や投資信託などを購入し、その後売却して得た利益や受け取った配当に対しては税金がかかります(税率約20%)。

 

NISAは毎年一定の金額の範囲内で購入した株式や投資証券などから得られる利益に税金がかからない制度です。

 

これはイギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)をモデルとした制度です。ISAの日本版ということで、頭にNipponのNを付けた「NISA」という愛称がついています。

NISAとは?

つみたてNISAとの違い

一般的なNISAは18歳以上の人が利用できる制度で、NISA口座内で株式や投資信託など購入・売却して得た利益を非課税にできます。

 

利用上限額は1年間で120万円、非課税期間は投資開始から最大5年間です。NISAは2023年まで利用できます。

 

つみたてNISAは一般的なNISAと同様に18歳以上の人が利用できる制度ですが、一般的なNISAと違って運用できるものは国が定めた基準を満たしている金融商品に限られています。

 

また、利用上限額は1年間で40万円まで、非課税期間は投資開始から最大20年間です。つみたてNISAは2042年まで利用できます。

つみたてNISAとNISAの比較

iDeCoとの違い

iDeCoは老後資金家形成のための資産運用の1つで、年金制度の中の1つでもあります。NISAと同じくiDeCoも運用益が非課税になる制度です。

 

NISAとiDeCoの大きな違いは運用する掛金は全額所得控除の対象となること、そしてiDeCoで運用する掛金および利益は原則60歳まで引き出すことはできないことです。

比較2 「1年間にいくらまで投資できる?」

【初心者必見】NISAを利用する4つのメリット

NISAで年間運用できる金額には上限があります。

 

ですが、NISAで運用する金融商品の1つである投資信託は初心者でもリスク分散が自然とできるため長期運用向けで将来への備えになることなど多くのメリットがありますので、いくつか紹介していきます。

NISAを利用するメリット1:将来への備えになる

NISAは投資なので利益が出ることがあれば損失がでるリスクもありますが、現在定期貯金の資産運用は多額を預けても利益は少ししか受け取れない場合があります。多くの利益を取りたいならばリスクをとる必要があります。

 

しかし、投資信託では商品購入後の運用はプロがしてくれるので、初心者が投資先を選ぶよりも利益が出る確率が高いです。また商品も「日本の株式を中心に投資」や「海外の債券を中心に投資」など投資分野や傾向で選ぶことができるので、初心者でも選びやすくなっています。

 

特に長期で運用すればするほどマイナスになる確率は低くなるので、NISAは将来への備えなどを目的とした長期運用向きの資産運用と言えるでしょう。

NISAを利用するメリット2:リスク分散がしやすい

1つの投資先に掛金を集中することは、その投資先がマイナスに傾いてきたときに自分の資産もマイナスに傾いてしまうため、とてもリスクが高いです。

 

資産運用の基本はリスク分散ですが、初心者が銘柄から判断してリスクを分散するのは難しいです。

 

NISAの中でも投資信託は株やFXに比べて十分なリスク対策ができています。もともと投資信託はいろいろな投資商品を組み合わせているため、掛金を少額ずつ分散投資する形となるためリスクが分散されやすいからです。

NISAを利用するメリット3:ロールオーバーできる

NISAのロールオーバーとは、NISAで保有している株や投資信託については、所定の申請をすれば非課税期間を最大5年間延長させることです。

 

配当金目当てで長期保有する商品の場合は配当金が非課税になる期間を延ばせるためロールオーバーさせるメリットがあります。

 

しかし、ロールオーバーにはデメリットもあり、ロールオーバーするとその分だけ翌年のNISA枠が減るので、他に運用したい商品がある場合や、すでに利益が出ている商品の場合はロールオーバーしない方が良いこともあります。

 

尚、NISAロールオーバー制度(非課税期間延長)の制度は2022年度で終了しました。2023年以降に非課税期間が終了する商品は課税口座へ払い出しとなります。

NISAロールオーバー(非課税期間延長)

NISAを利用するメリット4:配当金や分配金が非課税である

NISA口座で発生した利益は非課税にできます。非課税の対象は購入と売却で発生した利益だけでなく、配当金や分配金も対象となります。

 

但し、非課税期間は投資開始から最大5年間です。

一般NISAとつみたてNISAのちがい

【初心者でも分かる】NISAの銘柄を選ぶ際のポイント7つ

NISA口座で得る利益には買値と売値の差による売却益と配当益です。NISAではどちらの利益も非課税ですが、初心者が意識すべきは配当益です。

 

NISAの利用期間は5年間のため、短期で利益を出すならば売却益を狙うべきと思いがちですが、初心者は長期保有出来て配当や株主優待のある銘柄で地道に配当益を得る方が良いです。

 

NISAの銘柄を選ぶときの7つのポイントを紹介します。

NISAの銘柄を選ぶ際のポイント1:株式投資をするかどうか

NISAの銘柄を選ぶときは株式投資をするかどうかを決めます。

 

株式投資の場合、投資する企業を選ばなくてはいけませんが、業績の良し悪しや今後の社会情勢などからどのような影響を受けるかなどは初心者向けではありません。株式投資をする場合は、初めは国内株式の配当金を重視すると良いでしょう。

 

NISA口座で買付けした国内株式の配当金には税金がかかりません(通常は約2割の税金がかかります)。ただし、配当金受け取り方法を「株式比例配分方式」に設定することを忘れないようにしましょう。

配当を重視

NISAの銘柄を選ぶ際のポイント2:手数料がやすいかどうか

NISAで銘柄を選ぶとき手数料に注意します。NISAの場合は、販売手数料、信託報酬、信託報酬留保額の3つの手数料が発生します。

 

比較的ネット証券の方が手数料が安い傾向にあるので、利益等から手数料を気にしがちな初心者にはネット証券のいずれかでNISA口座を開設することをおすすめします。

NISAの銘柄を選ぶ際のポイント3:引っ越ししても続けられるか

NISAは引っ越ししても続けられますが、日本国内への引っ越しに限ります。

 

引っ越し先が海外の場合、日本を出国して居住者でなくなるとNISAを続けられなくなり、NISA口座は廃止されることになります。NISA開設条件に基づいているので、どこの金融機関でも変わりありません。

NISAの銘柄を選ぶ際のポイント4:取扱商品が豊富かどうか

取扱商品はネット証券の方が比較的豊富で、数多くの銘柄から選ぶことができます。

 

取扱商品が豊富な証券会社の方が資産運用のリスクが分散しやすくなるでしょう。

NISAの銘柄を選ぶ際のポイント5:株主優待があるかどうか

株主優待とは企業が株主のために自社の製品やサービスなどを無料または割引で提供するというシステムです。最近では多くの企業が株主優待制度を導入しています。

 

NISAで購入した株式も条件が満たされれば株主優待の実施対象となります。但し、株主優待はそもそも非課税対象なのでNISAで運用するメリットは株主優待に対してはあまりありません。

NISAの銘柄を選ぶ際のポイント6:利回りが高いかどうか

資産運用の利回りとは、掛金に対して返ってきたお金の割合です。過去の利回りについては、その傾向などが銘柄を選ぶときの分析用データとして公開されています。

 

資産運用では利回りが高いほど商品を購入すれば短期間で自分の資産が増えていくことになります。そのため利回りが高いかどうかは銘柄を選ぶときのポイントになるでしょう。

NISAの銘柄を選ぶ際のポイント7:割安かどうか

NISAには毎年掛金の上限があるため、長期間保有できる銘柄で株主優待と現金配当がある株式が割安です。

 

割安なものか選ぶには業績見通しや財務内容を騒動的に判断する必要がありますが、初心者には難しいです。

 

そのため、初心者向けのセミナーやプロの投資家のブログなどで公開されているおすすめの銘柄を購入するやり方は割安銘柄を購入でき、資産運用のリスクの可能性を低くできます。

NISAを利用する際の注意点3つ

NISA口座には利益が非課税などの税制上のメリットがありますが注意点もいくつか存在しています。

 

そのいくつかの注意点を紹介していきますので、ご参考にしてください。

一般NISA(ニーサ)/つみたてNISA(積立ニーサ)のご注意点

NISAを利用する際の注意点1:他所有の株式などと合算できない

NISA口座と他の口座の利益(損失)を合算することはできません。

 

例えば、NISA口座で100万円の利益が発生したものの他の口座(特定/一般)で所有している株式などで50万円の損失が生じた場合、2つの利益と損失をまとめNISA口座の利益を50万円に減らすことはできません。

 

逆に、NISA口座で50万円の損失が発生したものの他の口座(特定/一般)で所有している株式などで100万円の利益が生じた場合、他の口座の利益を50万円に減らして申告することも認められていませんので注意しましょう。

NISAを利用する際の注意点2:1人1つしか口座を開設できない

NISA口座は1人1つしか開設できません。証券会社の口座は特定や一般にかかわらず一人で複数持つことはできます。

 

NISA口座の開設には税務署で非課税適用確認書を提出する必要があるので、複数の金融機関で申し込んでも開設は1口座だけです。複数で申請した場合、税務署に一番最初に申請をして受付金融機関で開設されます。

NISAを利用する際の注意点3:損益通算ができない

特定口座同士ならば、一方で利益が出ても、もう損失が出ていれば損益通算して利益を減らすことができます。NISA口座と特定口座間では損益通算できません。

 

また、特定口座の場合は損失を最長3年間繰り越して利益と相殺することができます(=損失の繰越控除)。しかし、NISA口座の場合は損失を翌年以降に繰り越すことはできません。

NISAとつみたてNISAに共通点

NISAとつみたてNISAはどちらも18歳以上の人が1人1つだけ開設できる点が同じです。

 

取扱い銘柄や手数料などから金融機関を変えたい場合、年に1回ならばNISAもつみたてNISAも変更できます。

 

また、60歳以上にならないと原則引き出せないiDeCoとは異なり、NISAもつみたてNISAも排出制限はありません。

NISAとつみたてNISAの相違点

NISAとつみたてNISAでは年間非課税投資枠、非課税期間、ポジションの乗り換え、そして投資対象商品の4つが異なります。

 

NISAの年間非課税投資枠と非課税期間は120万円/年で5年間ですが、つみたてNISAは40年間/年で20年間です。NISAではポジションの乗り換えができますが、つみたてNISAではポジションの乗り換えができません。

 

NISAの投資対象商品は上場株式や投資信託などですが、つみたてNISAの場合は長期の積み立てに適して分散投資に適した一定の投資信託のみです。NISAに比べてつみたてNISAは投資対象商品がかなり少なくなります。

NISAは投資初心者も手軽に始められる!

NISAはNISA口座で運用して得た利益や配当益に対し、一定期間税金がかからない制度です。発生した利益全額が手取りとなるので初心者にもわかりやすく、手軽に始められます。

 

また、投資商品の中には投資信託もあるので株取引のようにまとまった資金が必要なく少額投資とリスク分散が容易です。銘柄を購入後はプロが運用してくれるので初心者でも運用しやすいです。

 

尚、2024年以降、NISAが見直され、非課税対象および非課税投資枠が変わる予定です。

新しいNISA

 

NISAについて以下のリンク先にまとめていますので、興味がある方はご参照ください。

NISAでおすすめの投資信託14選|投資信託を選ぶ基準も解説

 

NISA口座をお持ちでない方は、まずは開設してみてはいかがでしょうか。

主要なネット証券(口座数上位5社)としては以下の5社があります。

楽天証券

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松井証券

松井証券【日本株】

SBI証券

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マネックス証券

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auカブコム証券

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