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フリーターがiDeCoを活用するメリット4つ|注意点やおすすめな人の特徴

2024 08.8この記事はPRを含みます

フリーターがiDeCoを活用するメリットがよくわからないんだよね。

そうなんだ。フリーターがiDeCoを活用するメリットについて教えるね。

ありがとう、先生!注意点やおすすめな人の特徴についても知りたいな。

なるほどね。注意点やおすすめな人の特徴もあわせて教えるね。

iDeCoとは?

iDeCoは個人型確定拠出年金の愛称で「イデコ」と読みます。

 

iDeCoは20歳以上60歳未満の人が対象で、ご自分で申し込みし、掛金を拠出し、運用方法を選んで掛金を運用します。そして、60歳以降に掛金とその運用益の合計額を老齢給付金として受け取るものです。

尚、2022年5月からは60歳以上65歳未満の会社員や公務員、国民年金被保険者も個人型に加入可能となりました。

 

「人生100年時代」といわれますので、ご自身の公的年金に加え、もう一つの年金として注目されている私的年金制度なのです。

フリーターはiDeCoを活用できる?

iDeCoは20歳以上60歳未満の全ての人が加入できますので、もちろんフリーターの方も対象となります。ただし、国民年金保険料の免除・猶予を受けている方は原則加入できないため注意が必要です。

 

加入するには、iDeCoを取り扱っている約160の金融機関の中から1社を選び、その金融機関を通して加入の申出を行います。金融機関によって取扱商品やサービス内容が違うので、自分にあった金融機関を選んでください。

フリーターがiDeCoを活用するメリット4つ

企業年金や退職金のないフリーターの方は、老後の生活資金を自分で計画的に準備する必要があります。

 

iDeCoは税制上の優遇措置がありますので、フリーターの方にとってもメリットが大きいです。iDeCoの税制上の優遇措置は、将来受け取るときだけでなく、現時点での税額控除の優遇措置もあるので、ぜひ知っておいていただきたいです。

 

ここでは、フリーターの方がiDeCoを活用する4つのメリットをご紹介します。

iDeCoを活用するメリット1:運用中の利益が非課税

iDeCoでは投資信託などの運用商品を自分で選びます。通常、金融商品を運用する場合、運用益に源泉分離課税で20.315%課税されますが、iDeCoは非課税で再投資されます。

 

通常の証券口座で運用した場合や、定期預金として預けた場合に差し引かれる課税分が、全額再投資されるので、60歳まで運用を続けると、大きな利益につながります。

運用益も非課税で再投資

iDeCoを活用するメリット2:掛け金が全額所得控除の対象

iDeCoで拠出した掛け金は、全額が所得控除の対象となります。

 

例えば毎月1万円拠出すると年間の拠出額が12万円となります。毎月1万円拠出して、仮に所得税10%、住民税10%とすると、年間2万4000円分の税金を軽減させることができます。

 

毎月の拠出額を増やすと、さらに節税効果を高めることも可能なのです。

掛金が全額所得控除

iDeCoを活用するメリット3:受け取るときも控除の対象

iDeCoで積み立てた年金は、将来、年金か一時金で受け取ることになります。iDeCoを年金として受け取る場合は、公的年金控除の対象に、一時金で受け取る場合は退職所得控除の対象となります。

 

フリーターの方はサラリーマンのように退職金がありませんので、iDeCoを一時金で受け取ることで、退職金の代わりにすることもできるのです。

iDeCoを活用するメリット4:拠出限度額が高め

iDeCoの掛け金は、月5,000円以上1,000円単位で、加入資格に応じた上限額の範囲で設定します。

 

第1号被保険者である自営業者・フリーターの上限額は6万8,000円です。会社員・公務員の1万2,000円~2万3,000円、専業主婦の2万3,000円と比べ、拠出限度額が高く設定されています。

 

限度額が高いということは、より多く所得控除を受けられるので、フリーターの方が iDeCoへ加入するメリットは高いのです。

掛金を決める

フリーターがiDeCoを活用する際の注意点3つ

様々な税制上のメリットを受けられるiDeCoですが、給付額の決まっている公的年金と異なり、自己責任で運用を行う制度ということは忘れないでください。

 

そこで、フリーターの方がiDeCoを利用する際に知っておいてもらいたい注意点を3つご紹介します。

iDeCoを活用する注意点1:元本割れの可能性

iDeCoは確定拠出年金ですので、将来受け取る年金額は運用成績により変動します。資産の運用はご自身の責任で行われますので、定期預金などの元本保証型商品以外の商品で運用した場合は、元本割れの可能性があります。

 

運用商品を選ぶ際には、ご自身のリスク許容度に応じた商品選びをすることが大切です。投資が初めての方は、商品選びについては、iDeCo口座を開設する金融機関に相談すると良いでしょう。

iDeCoを活用する注意点2:積み立てたお金を引き出せない

iDeCoは老後の資産形成を目的とした年金制度の位置づけのため、さまざまな税制上の優遇がなされています。そのため、原則として60歳になるまでは、拠出した掛け金とその運用益を引き出すことはできません。

 

人生何が起こるかわかりませんので、緊急時に使える余裕資金は確保したうえで、余剰資金をiDeCoに回すことをおすすめします。

iDeCoを活用する注意点3:手数料が発生する

iDeCoの拠出中には手数料がかかります。

 

国民年金基金連合会の事務費用で、加入時と移換時に手数料2,829円、そして加入者手数料で、掛け金納付の都度105円と手数料がかかります。

 

それに口座を開設する金融機関に支払う口座管理手数料で、金融機関ごとに設定されていて、毎月171円〜629円と幅がありますし、投資信託で運用する場合に発生する信託報酬で、商品ごとに設定されています。

国民年金基金連合会の手数料について

フリーターが転職をした際のiDeCoへの影響とは?

「将来的には転職して正社員として働くことも考えている」という方は、転職した際にiDeCoで拠出した年金がどうなるか気になっているのではないでしょうか。

 

iDeCoでは年金制度間でのポータビリティ制度があるので、転職・離職した際に移換手続きをとることで、年金資産を持ち運びできます。

 

転職先の会社の企業年金制度の有無で異なりますので、それぞれについてご説明します。

企業年金制度がある場合

転職先に企業型確定拠出年金がある場合、資産の移換の手続きが可能です。また、企業型確定拠出年金規約でiDeCoとの両方の加入が認められている場合は、引き続きiDeCoに加入ができます。

 

転職先に確定給付企業年金がある際は移換が可能な場合があります。移換の可否は、転職先企業の担当部署へ確認すると良いでしょう。

就職(転職)先に、確定給付企業年金がある方

企業年金制度がない場合

転職先に企業型確定拠出年金制度がない場合、引き続きiDeCoに加入ができます。ただし、国民年金の種別が第1号被保険者から第2号被保険者に変わりますので、拠出の限度額が変わることになります。

 

「加入者被保険者種別変更届」に、転職先が記入した「事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書」を添付して、運営管理機関に提出する必要があります。

就職(転職)先で、企業型確定拠出年金に加入されない方

iDeCoがおすすめな人の特徴3つ

iDeCoはフリーターの方におすすめの任意の年金制度であることをご説明してきました。続いては、iDeCoがフリーターの方の中でも特にどのような方におすすめかご紹介します。

iDeCoがおすすめな人の特徴1:収入が安定している人

iDeCoは毎月一定額を拠出しますが、拠出した年金は基本的に60歳になるまで引き出すことができません。

 

拠出額は年1回変更可能で、掛け金を止めることはいつでもできるので、収入の増減に応じて対応することはできます。しかし、掛け金を止めている間も手数料がかかります。

 

収入が安定していない方には、あまりおすすめできません。

iDeCoがおすすめな人の特徴2:自営業の人

iDeCoは自営業の方におすすめしますが、自営業の方がiDeCoに加入するメリットは所得控除による節税効果です。

 

自営業者は、国民年金保険料の納付種別が第1号被保険者に該当するため、毎月6万8,000円を上限に拠出できます。年間だと81万6,000円も所得控除できるので、仮に税率を20%とすると、年間16万円程度の節税につながるのです。

 

特に、収入に余裕がある方は、税金対策としてもお勧めできます。

同じ課税所得でも、サラリーマンと自営業者ではこれだけ違う

iDeCoがおすすめな人の特徴3:貯金がある人

iDeCoのデメリットに、60歳まで引き出すことができないことを挙げましたが、万が一の備えとしての貯金がある程度ある方には、老後資金の準備としてiDeCoをおすすめします。

 

銀行に預けていても利息はわずかで、税金も差し引かれますが、iDeCoは運用益が非課税となり、お得に運用できるためおすすめです。さらに、投資信託で運用すれば、より多くの運用益を得られる可能性もあるのです。

フリーターはiDeCoを活用してみよう

iDeCoは老後資金の準備を目的とした、私的年金制度ですが、税制上の優遇措置があるため、フリーターの方が加入するメリットは大きいです。

 

20代・30代の方は、老後資金の準備というと何十年も先のことでイメージしづらい方も多いでしょうが、現時点での所得控除や運用益が非課税になる点は大きな魅力となるはずです。

 

iDeCoのメリット・デメリットを理解したうえで、iDeCoへの加入を検討してみてはいかがでしょうか。

また、iDeCoに関連する記事を以下のリンク先にまとめていますので、興味がある方はご参照ください。

iDeCoを運用するメリット8つ紹介|iDeCoを始める手順とは

iDeCoはいつから始めれば良い?判断する方法4選やメリットを解説

iDeCoの利益確定するタイミングは?利益確定方法2つと注意点をご紹介!

 

iDeCoの口座開設について

iDeCoへの加入を検討している方は、まず口座開設してみてください。
楽天証券SBI証券マネックス証券などで口座開設をすることが可能です。

 

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