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確定拠出年金の運用方法7つ|確定拠出年金を投資信託で運用するポイント5つ

2023 08.23この記事はPRを含みます

確定拠出年金の運用方法とは

確定拠出年金で老後の資産形成を始める時、まず心配になるのが「投資したお金を減らしたくない」「毎月、積み立てた資金を増やすためには、どの商品を選ぶべきか?」ということでしょう。これらは、いかなる投資をはじめる時でも必ずと言って良いほど頭に浮かぶ懸念です。

 

ここでは、元本確保型の商品と元本変動型の商品について、それぞれの運用方法、メリットとリスクを説明します。

元本確保型

確定拠出年金で資産形成するにあたり、絶対に損失を出したくないと思うのであれば、定期預金などの預金か積み立て年金保険が投資対象になります。

 

当面の間、日本をはじめ世界中で低金利状況が継続する見込みですが、元本確保型の運用方法から選べば元本は保証されます。ただし、どの金融機関を選択してもiDeCoにかかる最低限の手数料がひかれますから、実際に受け取る額は拠出時からマイナスになる可能性が大きいでしょう。

元本変動型

元本連動型商品とは、投資信託を指します。

 

投資信託の投資先は、国内、先進国、新興国、株式、債券、リート、それらを適宜組み合わせたバランス型、セゾン投信やひふみ投信のような独立系投資信託、金積み立てなど、さまざまな運用方法の商品があります。

 

金融機関によって選べる商品や手数料が異なりますから、iDecoを開始する際は、金融機関同士を比較しながら選びましょう。

iDeCoへの加入を検討している方は、まず口座開設してみてください。
楽天証券SBI証券マネックス証券などで口座開設をすることが可能です。

 

確定拠出年金の運用方法7つ

個人型確定拠出年金の購入や運用を始める前に、最低限知っておいた方が良い知識や商品選定、運用のコツがあります。ここでは、運用方法のポイント7つを解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

確定拠出年金の運用方法1:掛金額の決定

基本的に20~60歳で国民年金を納めている人が確定拠出年金に加入できますが、毎月の掛金の額は、国民年金の何号に属すのか、勤務先が個人型確定拠出年金に加入を認めているかで上限が違ってきます。

 

また、上限額までの間であれば掛金は各自の自由に設定でき、途中で変更可能ですから、無理のない範囲で将来の資産形成を継続することをお勧めします。iDeco公式サイトでは、収入と節税額をシミュレーションできます。

iDeCo公式サイト 簡単節税シミュレーション

確定拠出年金の運用方法2:FPへの相談

確定拠出年金を始めるにあたり、投資や資産運用に慣れていなかったり投資自体を経験したことがない場合、運用方法をFPに相談するのも良いでしょう。

 

FPにも専門がありますから、確定拠出年金やライフプラニングに詳しい人を選ぶようにします。日本FP協会のHPなどで詳しいFPを探したり、各金融機関のiDeCo専用ダイヤルや店頭で相談可能な金融機関などで相談したりするのもお勧めです。

確定拠出年金の運用方法3:運用方針の決定

資産形成は運用目的を明確にすることが肝要ですが、確定拠出年金の場合は「老後の資産形成」ですから、運用期間の長短で運用方針が左右されます。

 

20〜30代の若い世代であれば、ある程度リスクをとった運用方法を勧められる場合が多いでしょう。一方、退職年齢が近づいてきた世代の場合、運用方法を徐々に変更し、高リスク商品から低リスク商品にスイッチングしてリスク資産を減らしていく運用方法にするのが一般的です。

確定拠出年金の運用方法4:ポートフォリオの作成

投資信託などの金融商品は、通常「ハイリターンハイリスクの原則」があるとされています。

 

この先数十年の運用期間が見込める若い世代の場合、少々のリスクを背負っても時間の経過で運用成績の回復が見込める可能性を考慮して、株式主体の高成長型投資信託を選択する場合が多いでしょう。

 

リスクを取りたくない場合は、定期預金や債券型の投資信託から選びます。異なる複数の投資先、運用方法から選ぶ分散投資を心がけましょう。

確定拠出年金の運用方法5:運用状況のモニタリング

確定拠出年金で資産形成する場合は、デイトレーダーのように刻々と変化する株価を頻繁にモニタリングする必要はありません。投資信託で長期運用する場合、毎日の価格に一喜一憂する必要がないからです。

 

自分の確定拠出年金の運用状況は、1年に1~2回、誕生日や記念日、年末などに時期を決め、たとえば「半年ごと」のように、一定の間隔を空けながら運用状況を確認すると良いでしょう。

確定拠出年金の運用方法6:リバランス

「リバランス」というのは、積み立てた資金の運用状況が設定時と比較して変化した時、設定のやり直しを行うことです。投資商品を売却して買い替えたり、以後の積み立て商品を変更したりします。

 

長期分散投資する上で投資先の分散は欠かせませんが、積み立てを開始して一定期間が経過すると、資産に偏りが生じる場合があります。投資割合の増えた資産の一部を売却し、減少した資産を購入してバランスを調整します。

確定拠出年金の運用方法7:運用方針の見直し

長期分散投資している場合、年数回、定期的に運用方針を見直すのは資産運用の基本です。時間の経過や世界情勢の変化で国内外の株式や債券に分散した投資対象の成長具合に差が生じますから、適宜メンテナンスするのです。

 

私たちの年金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)も同様に運用方法の見直しをして、成果に結びつけています。ここではリバランス方法、売却や買い替え方を具体的に解説します。

配分変更

「配分変更」つまり運用方針の変更は、年齢や収入、環境の変化などで資産運用方針が変わり、今後、投資する商品の種類や割合を変更したい時に行います。確定拠出年金による資産形成は長期運用になりますから、通常の場合、運用方法を変更するのは数年に1度で充分でしょう。

 

近年、新しく出た「ターゲットイヤー型」の商品は、年齢に応じて高リスクから低リスク商品の割合が多くなるよう、あらかじめ設定されている投資信託です。

スイッチング

「スイッチング」とは、今まで積み立ててきた資産内容を変更することで、利益確定させたい時やリバランスしたい時に行います。持っている商品を売却し新たな商品に買い換えることです。

 

リバランスする時は、株価が上昇した資産を売却し下がった資産を新たに購入します。下がった商品を安く追加購入し、将来、より大きな値上がり益を確保するためには定期的なリバランスが有効で、投資の基本的な考え方のひとつでもあります。

確定拠出年金を投資信託で運用するポイント5つ

確定拠出年金は公的年金や厚生年金に上乗せして給付される私的年金ですから、所得税控除や受取時の控除など多くの減税措置が配慮されていますが、金融機関選びや商品の選択は自己責任で行わなくてはなりません。

 

この章では、運用する際の商品選びや投資信託の内容の見方について解説していきます。実際に投資する金融機関や投資信託を選ぶ時、ぜひ役立ててください。

投資信託で運用するポイント1:投資対象資産の確認

確定拠出年金用の投資信託の対象資産は、国内外の株式、債券やリート、金積み立てなど多くの種類があります。

 

「同じカゴに全ての卵を盛らない」という言葉がありますが、運用リスクを分散させて得られる利益を確保できるよう、異なる値動きをする投資対象に投資するよう心がけましょう。

 

投資信託の目論見書を読めばどの資産に投資する商品なのかがわかりますので、購入を設定する前には確認するようにしましょう。

投資信託で運用するポイント2:運用方針の確認

指標に合わせた値動きをする設定のインデックスファンド、指標を上回る値動きを目指すアクティブファンド、管理運用者が配分を考えて運用するバランス型ファンドなど、投資信託にはさまざまな運用方針があります。

 

それぞれのメリット/デメリットを考慮して、購入を判断してください。

 

全世界を投資対象にしたオールイン型を選ぶのも、初心者にはお勧めです。投資への理解が深まってきたら、順次、内容を組み替えても良いでしょう。

投資信託で運用するポイント3:運用実績の信頼度

購入を設定する前に投資信託の運用実績を確認します。証券会社のHPでも可能ですが、全ての投資信託のデータをみて比較可能な、確定拠出年金のサイトや投資信託協会のサイトは有用です。

 

購入を検討する際は、資産残高や毎月の流入金額、成長度合いを比較して検討します。可能であれば3年以上の運用実績がある商品の方が、新規設定されたばかりで運用実績を確認できないものより安心して購入を継続できるでしょう。

投資信託協会 投信総合検索ライブラリー
iDeCoナビ 確定拠出年金ナビ リターンで比較

投資信託で運用するポイント4:信託報酬

「信託報酬」というのは、投資信託の運用にかかる経費のことで、年間の割合で表示されます。インデックス型は年間経費が0.5%以下の商品も多く、アクティブ型は1%以上の高額な信託報酬がかかるものもあります。

 

確定拠出年金は長期間運用しますから、同じ投資対象であれば、信託報酬が低い投資信託を選んだ方が受け取れる金額も大きくなります。購入前には確認するようにしましょう。

投資信託で運用するポイント5:運用コスト

確定拠出年金には、所定の運用費用がかかります。確定拠出年金加入時に2,829円、月額手数料は171円を国民年金基金連合会に支払いますが、それに加えて支払う各金融機関の手数料は、無料のところもあれば有料のところもあります。

手数料について

確定拠出年金の運用方法をマスターして賢く運用しよう

これからの時代、将来設計を考える上で自力での資産形成は避けて通れない道になっています。投資して得た利益には一律で20%課税されますから、運用益が非課税で所得控除も適用される確定拠出年金は、若い世代にとって有効に活用したい制度です。

 

投資経験の浅い人でも、確定拠出年金用に選定された投資信託の中から商品を選んで投資経験を積みながら学んだ事を、今後の資産運用、資産形成に生かしていきましょう。

申告分離課税制度

投資信託に関する記事を以下のリンク先にまとめていますので、興味がある方はご参照ください。

投資信託とは|投資信託はいくらから始められるのか?4つのポイントなどを紹介

投資信託とは?メリット6つや知っておきたい知識をわかりやすく解説

 

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