木造3階建ての共同住宅に投資するメリット6つ|木造3階建ての共同住宅の特徴
2020 10.21この記事はPRを含みます
木造3階建ての共同住宅はなぜ収益になるの?
木造3階建ての共同住宅への投資はメリットが多いといえるでしょう。
木造3階建ての共同住宅に投資をする人は、2階建てに比べて少ないのですが、木造3階建ての共同住宅には法律上の緩和規定があるため、建築費を抑えた建築が可能です。そのため、初期投資を限りなく抑えつつ、安定した高い収入を得ることも可能になります。
この記事では、木造3階建ての共同住宅に投資するメリットをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
木造3階建ての共同住宅の特徴5つ
木造3階建ての共同住宅には、大きく分けて5つの特徴があります。
木造3階建ての共同住宅は、木造2階建てやその他の構造の建築物と異なる特徴があります。そのため、木造3階建ての特徴を活かすことで、多くのメリットを持つ投資が可能になります。
ここでは木造3階建て共同住宅の特徴5つをご紹介します。
共同住宅の特徴1:法定耐用年数が短い
木造3階建て共同住宅は法定耐用年数が短いという特徴があります。
木造の法定耐用年数は22年、鉄骨造は34年、鉄筋コンクリート造は47年とされているため、木造で建てられた建築物は法定耐用年数がほかの建築物と比較して短いといえるでしょう。
耐用年数が短いということは、毎年の減価償却費が多くなるということです。また、耐用年数を超えれば立て直しやすいというのも、投資の運用方法次第ではメリットになるのではないでしょうか。
共同住宅の特徴2:他の構造よりも建築費が安い
木造の住宅は、他の構造よりも建築費が安いという特徴があります。
2018年に国土交通省が発表した建築着工統計によると、共同家宅の坪単価の全国平均は、木造が約56万円、鉄骨造は約76万円、鉄筋コンクリート造は約75万円となるため、木造は鉄骨造や鉄筋コンクリート造よりも建築費が安く済むといえるでしょう。
そのため、初期投資を抑えられ、短い期間で回収が可能になります。さらに、工事の費用も抑えることができ、地盤の緩い土地であっても木造なら地盤改良も不要でしょう。
共同住宅の特徴3:外壁素材効果で高級感が出る
木造3階建ての共同住宅は外壁素材効果により、マンションのような高級感も演出できるという特徴があります。
木造3階建ての共同住宅は耐火建築物ではなく、準耐火建築物として建築できるため、耐火性の高い厚みのある外壁素材を使うことが可能です。また、3階建てなら2階建てよりも外観が立派な建物を建てられるかもしれません。
そのため、木造3階建て共同住宅であれば建築費を抑えながらも、マンションのような高級感のある建物を建築できるのではないでしょうか。
共同住宅の特徴4:狭小地や変形地に建てられる
木造3階建ての共同住宅は、狭小地や変形地でも建てられるという特徴があります。
木造3階建ての共同住宅は、設計上の自由度が高いため、鉄骨造や鉄筋コンクリート造などでは建築できないような、狭い土地やいびつな形の土地、細長い土地であっても建てることが可能です。
また、地形に合わせた設計を行っても鉄骨造や鉄筋コンクリート造よりも建築費が抑えられるため、狭小地や変形地での建築に適しているといえるでしょう。
共同住宅の特徴5:構造計算が適用される
木造3階建ての共同住宅は、構造計算が義務として適用されるという特徴があります。
構造計算とは、設計時の建物の安全性を確認するための手続きです。2階建て以下のアパートの場合、構造計算は義務にあたらないため、一般的に省略されることが多いです。
一方、3階建て以上の場合は、法律で構造計算が義務付けられているため、構造計算を適用しなければ建築することができません。そのため、より安全性が担保できるのではないでしょうか。
木造3階建て共同住宅に投資するメリット6つ
木造3階建ての共同住宅への投資には6つのメリットがあります。
木造3階建ての共同住宅に投資をする場合は、木造3階建て共同住宅のメリットやデメリットを考慮して、検討する必要があります。
ここでは、木造3階建て共同住宅に投資するメリット6つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
投資するメリット1:初期投資を短い期間で回収できる
木造3階建ての共同住宅は、他の構造よりも初期投資を短い期間で回収できるというメリットがあります。
前述のとおり、木造建築の坪単価は約56万円となっているため、鉄骨造や鉄筋コンクリート造よりも建築費用を大幅に抑えることが可能です。
そのため、単純に初期投資を抑えられるたけでなく、もともとの建築費の安さと早期の減価償却により、短い期間で初期投資を回収できる可能性があるというメリットがあります。
投資するメリット2:基礎・地盤改良工事の費用を抑えられる
木造3階建ての共同住宅は、他の構造よりも基礎・地盤改良工事の費用を抑えられるというメリットがあります。
木造建築は、建築費を抑えることができるのも大きなメリットですが、構造が軽いため、基礎工事や地盤改良工事の費用も抑えることが可能です。
たとえば地盤が強くない土地の場合、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の場合は地盤改良を行う必要があるかもしれず、費用がかさむケースもあります。
投資するメリット3:容積率を最大限に活かせる
木造3階建ての共同住宅は、2階建てよりも容積率を活かせるというメリットがあります。
土地にはそれぞれ建てられる建物の高さの上限として、容積率という規制がありますが、2階建てでは容積率を使いきれずに余らせてしまうこともあります。一方、3階建ての共同住宅なら、2階建てよりも床面積を増やすことができるでしょう。
3階建てであれば容積率を余らせることなく活用することも可能なので、容積率を最大限に活用できるというメリットがあります。
投資するメリット4:「木3共」仕様の特例を利用できる
木造3階建て共同住宅は、「木3共」と呼ばれる特例を利用できるメリットがあります。
木造3階建ての共同住宅には「木3共」仕様という法律上の特例が使えることがあります。
3階建ての共同住宅は、原則火災に対する防火機能を高めた耐火建築物で建築する必要がありますが、木造であれば、一定の条件をクリアすれば準耐火建築物で建てられるという緩和規制です。
そのため、木造3階建ての共同住宅なら、建築費を抑えて建築できる可能性があるというメリットがあります。
投資するメリット5:課税を減らすことができる
木造3階建ての共同住宅は、節税対策になるというメリットがあります。
前述のとおり、木造の建築物の法定耐用年数は22年となっており、鉄骨造の34年、鉄筋コンクリート造の47年と比較しても短いです。耐用年数が短ければ、毎年の減価償却費が多くなり、経費に多く計上できるため、課税を減らすことが可能です。
そのため、木造3階建ての共同住宅は、鉄骨造や鉄筋コンクリート造などの構造よりも、税金対策としてもメリットがあるのではないでしょうか。
投資するメリット6:耐震性がある
木造3階建ての共同住宅は、構造計算により耐震性が担保できるというメリットがあります。
前述のとおり、3階建て以上の建物の場合は、法律で構造計算が義務付けられているため、構造計算を適用しなければ建築することができません。
もちろん2階建てでも最低限の耐震性をクリアしていることが条件になりますが、3階建てであれば、安全性を確認する構造計算の手続きをクリアしているため、耐震性についてもより安心感があるでしょう。
木造3階建ての共同住宅に投資するデメリット
木造3階建ての共同住宅への投資には、デメリットもあります。
木造3階建ての共同住宅に投資をする場合は、メリットだけでなくデメリットも考慮して検討するようにしましょう。
ここでは木造3階建ての共同住宅に投資するデメリットを紹介しますので、参考にしてみてください。
投資するデメリット:施工の期間が長くなる
木造3階建ての共同住宅は、一般的に2階建てよりも施工期間が長くなります。
3階建ては2階建てよりも床面積が増えるため、建築費が上がります。また、建築できる建設会社も限られるでしょう。さらに、木造3階建ての共同住宅になると、構造計算の手続きにも時間がかかるため、施工期間も1~2ヶ月ほど長くなるのが一般的でしょう。
ただし、土地活用のための建築に、1ヶ月や2ヶ月施工期間が延びたとしても、大きなデメリットとはいわないのではないでしょうか。
木造3階建て共同住宅に投資する際のポイント2つ
木造3階建ての共同住宅に投資する場合、2つのポイントを押さえるようにしましょう。
木造3階建ての共同住宅は、2階建ての共同住宅と比較して投資をする人は少数派ではないでしょうか。そのため、どのような点を押さえて投資をすればいいのかわからないという方も多いかもしれません。
ここでは木造3階建ての共同住宅に投資する際のポイント2つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
投資する際のポイント1:建築費と収益性のバランスを検討する
木造3階建ての共同住宅は、2階建てよりも建築費がかかるため、収益性とのバランスをよく考えるようにしましょう。
木造は、鉄骨造や鉄筋コンクリート造よりも建築費を抑えることができるとはいえ、3階建ての建築物は床面積が増えるため、2階建てよりも費用はかさみます。また、構造計算や耐火性の高い外壁塗装の利用により建築費は上がることが予想されます。
そのため、2階建てよりも高くなる建築費と、収益性とのバランスをよく考えることが大切です。
投資する際のポイント2:実績のある建築会社を選ぶ
木造3階建ての共同住宅を建てるには、実績のある建築会社を選ぶ必要があります。
木造3階建ての共同住宅の建築を行うには、構造計算や木3共仕様について詳しい必要があります。しかし、建築会社の中には2階建ての施工をメインで行っており、木造3階建ての実績が少ない会社もあるでしょう。
また、木造3階建ての共同住宅の実績が少ない会社の場合は、建築費もかさんでしまうケースもあるため、実績のある会社を選ぶようにしましょう。
投資のために木造3階建てを建築する際の注意点
木造3階建てを建築する場合、注意しなければいけない点もあります。
木造3階建ての共同住宅は多くのメリットがある投資方法ですが、建築する際には注意するポイントもあります。ここでは投資のために木造3階建てを建築する際の注意点をご紹介します。
建築する際の注意点:防火地域では準耐火建築物として建てられない
防火地域では、木造3階建ての共同住宅であっても耐火建築物として建築する必要があります。
市街地や商業地域には、火災の危険を防ぐ「防火地域」に指定されているエリアがあります。防火地域において準耐火建築物は建てられないため、木造3階建ての共同住宅であっても耐火建築物として建設する必要があります。
しかし建築費もそのぶん上がるため、防火地域では建築費が安いというメリットが得られなくなるため注意が必要です。
木造3階建ての共同住宅に投資してみよう
木造3階建ての共同住宅は、メリットを活かして投資するようにしましょう。
木造3階建ての共同住宅は、その特徴から建築費を抑えることができ、高い収益が得られる投資方法だといえるでしょう。ただし2階建てよりも建築費がかさむなどのデメリットもあります。
ぜひこの記事で紹介した、木造3階建ての共同住宅の特徴やメリット、デメリットなどを参考に、木造3階建ての共同住宅の特徴が活かせるような投資を目指しましょう。